夫の収入が500万円ダウン!それでも住宅ローンを完済した方法とは!?家計を大公開
2022/04/23
500万円もの夫の年収ダウン!このまま住宅ローンは返せる?そんな激変や不安にも、ローンの借り換えや生活費の見直しで乗り切り、現在は月10万円も貯まるようになった家計の秘訣を教えてもらいました。
<教えてくれた人>
『サンキュ!』読者 Aさん(東京都 52歳)
夫(60歳)、長男(23歳)、長女(20歳)の4人家族。現在は親から相続した一戸建てに住み、ローン完済したマンションは賃貸に。個人事業主として在宅で仕事。
◎MONEY DATA◎
●世帯月収(手取り) 約23万円
●ボーナス(年間・手取り) なし
●世帯年収(手取り) 276万円
●月貯蓄額 0~約10万円
●年貯蓄額 約100万円
●総貯蓄額 3150万円
◎HOUSE DATA◎
●マンション(3LDK/74平米)
●築年数 27年
●物件価格 5200万円
●諸費用など 約100万円
◎住宅ローンDATA◎
●頭金 500万円
●借入金 4700万円
●借入時の金利 (固定)3%
●返済方式 元利均等
●返済期間 30年
●月々の返済額(ローン開始時) 13万円
●ボーナス時の返済額 30万円
夫の年収が500万円ダウン!返済を最優先して小さく暮らして16年で完済
高収入時代に購入したマンションは高額&高金利。当初は年収800万円だったけど、夫が会社を突然辞め家計が激変したAさん。「生活費の削減を余儀なくされ、ローンも合計4回借り換え。ローンが払えずマンションを出ていく人を見て怖くなり、とにかく完済を急ごうと、借り換え後も返済額の減額はしませんでした。苦しくても、保険料や通信費などの固定費を見直して小さく生活し、“少し貯めては繰り上げ”を、こまめに頑張りました」。
【早め完済!のためにやったこと】マネーの勉強
収入が下がったとき、無知では老後破綻すると、図書館や無料のマネー講座で、お金について猛勉強。いかに高い金利を払っているかに気づき、借り換えのきっかけに。何をやればいいかがわかり、頑張れました!
【早め完済!のためにやったこと】頼れるものには頼る!
補助金や助成金を調べて申請。子どもたちが小中学校時代は、就学支援金を申し込み、給食代や学用品、遠足代などが助かりました。くじけそうなときは、繰り上げ返済した友人の体験談を聞いて、モチベアップ!
家計はどう変化した?
貯蓄額も不明だった状態から、月収が20万円以上下がっても、月10万円貯まる家計に!
ローン返済中の家計表
夫の月収(手取り) 45万円以上
妻の月収(手取り) 2~5万円
月貯蓄額 ?円
住居費(月々のローン支払額) 13万円
マンションの管理費 2万円
水道・光熱費 1万円
通信費 5000円
生命保険料 1万2000円
車費 1万3000円
食費・日用品費(美容費含む) 10万円
外食・レジャー費 3万円
子ども費 3万円
医療費 3000円
夫小遣い 3万円
妻小遣い なし
ローン完済後の家計表
夫の月収(手取り) 約10万円
妻の月収(手取り) 約13万円
月貯蓄額 約10万円
住居費(月々のローン支払額) なし
ローン完済後、夫の父母の残した築60年の一戸建てに2015年から住む
水道・光熱費 1万5000円
通信費 1万5000円
生命保険料(夫の都民共済) 3200円
車費 3000円
やりくり費(食費、日用品費) 5万円
予備費 2万円
夫小遣い 1万円
妻小遣い 5000円
参照:『サンキュ!』2020年6月号「定年までに住宅ローン返せるの?」より。掲載している情報は2020年4月現在のものです。構成/竹下美穂子 編集/サンキュ!編集部
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