武田双雲さんアドバイス!非協力的な夫を変える方法4つ
2020/08/30
夫への伝え方や自分の考え方を「プラス思考」に変えたことで、夫婦関係がよくなり、やりくりが向上した読者のエピソードをご紹介します。"プラス変換"の達人、武田双雲さんからのアドバイスも参考にしてみて!
1 お金の話にキレる夫(愛知県 S・Mさん 38歳)
「お金がない」と言うと、「なんとかなる」と返される。
昔は、夫に対して「お金が全然ない」と話を切り出していました。「なんかあったとき困るから貯蓄がいる」と伝えても、「保険もあるし大丈夫でしょ?」と、話し合いにならず……。
夫婦で楽しい目標を立てて、お金の話をした
夫婦で近い将来の夢を共有するようにしました。「年1回は旅行しよう」「次の車検までには新車が欲しいね」など、具体的な貯蓄プランの話をしたら、夫にも節約意識が芽生えてきて、貯蓄できるように。いい関係が築けています。
男はワクワクするビジョンを提案されると、やる気が上がる!
「職場で闘っている夫にとって、家でネガティブな話は聞きたくないもの。でも、ワクワクする話ならいくらでも乗って聞けるんです。お金の話も、楽しい目標があれば、前向きに話し合いできます」。(武田双雲さん)
2 頭ごなしに否定する夫(熊本県 Y・Yさん 45歳)
妻のやることにいちいち文句を言ってくる。
私のやりくりや家事のやり方について、夫と食い違いがあると、頭ごなしに否定されることが。以前は、それにイライラして、反論しては夫婦関係もギクシャクしていました。
ワンクッションおいてから、相手を立てるようにした
夫に意見されたら、「そうだよね」といったん言葉を受け入れて、自分を落ち着かせました。そして、「教えてくれてありがとう」と伝えるようにしたら、上から目線で注意されることがなくなり、協力してくれるようになりました。
男は頼られると乗りやすい!「すごい!」のひと言で協力的に
「男って、元来アドバイス好き。それに対してイラッとしても、そこは『さすが、すごい!』と返したほうが勝ち!さらに『あなたがやったほうが上手』と頼られると、夫は進んで行動できるのです」。(武田双雲さん)
3 要領が悪すぎる夫(東京都 Y・Mさん 45歳)
優先順位を考えて行動しない夫にイライラ。
共働きのわが家は、家事や家計も夫の協力が不可欠。でも、常に優先順位を考えて行動する自分から見ると、夫の行動が要領悪く感じてしまい、ついイラッとして注意していました。
自分の価値観を押しつけるのをやめた
最近は、自分のものさしで夫に要求するのをやめ、夫のペースに任せています。「何もしてくれない」ではなく、「これをしてくれた」とたし算的に考えると相手への感謝がわいて、家計の話も穏やかに話し合えるように。
男は1つでもできたことを認められると、伸びる!
「マイペースな夫を、自分のペースに合わせようとするのは無理。夫の上司になったつもりで、家事や家計を分担し、うまくできたらほ褒めてあげて!長い目で見守ってくれると、夫は成長します」。(武田双雲さん)
4 妻の買い物に文句を言う夫(愛知県 K・Mさん 52歳)
「これ本当に必要?」と言われることがストレス。
自分の物やインテリア雑貨を買ったあと、夫から「これ本当に必要だったの?」と言われることが度々。それが嫌だったので、夫に内緒で買うようになり、家計も乱れがちに……。
欲しい物があるときは、夫にプレゼンした
すごく高いバッグが欲しかったとき、「それがいかに私にとって必要か」を夫にプレゼンしてみたら、夫も納得。それからは、大きな買い物をする前にプレゼンするのが習慣に。計画的に買い物でき、貯蓄も安定しました。
男は具体的な数字や目的を提示されると、納得しやすい!
「男には、女性が買い物する感情が理解しがたい。だから、具体的な金額や買う目的をプレゼンするのはナイスアイデア!プレゼンで楽しそうに説明されたら、夫も気持ちよく協力できます」。(武田双雲さん)
<教えてくれた人>
武田双雲さん
書道家。75年熊本県生まれ。東京理科大学卒業。2男1女の父。書道家としてNHK大河ドラマの題字を手がけるほか「世界一受けたい授業」をはじめとするテレビ等で活躍。スーパーポジティブな子育てが話題を呼び、19年には「第38回ベスト・ファーザー賞」も受賞。著書『ポジティブの教科書』が30万部のベストセラー!
参照:『サンキュ!』2020年9月号「無理せず貯めている人は『プラス思考』でした!」より。掲載している情報は2020年7月現在のものです。監修/武田双雲 構成・文/宮原元美 編集/サンキュ!編集部
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