元汚部屋で借金もあったのに片づけたら年100万達成!大変身した4つのこと
2023/10/15
片づければお金が貯まる!そんな法則があるんです。元汚部屋で家計は使途不明金だらけ、さらに夫の借金発覚。でもめげずに部屋を片づけたら、年100万円以上貯まる家計に!片づけで変化した4つのポイントをご紹介します。
<教えてくれた人>
Nさん(神奈川県 33歳)
夫(29歳)、長女(14歳)、長男(4歳)の4人家族。インスタグラムが大人気。家事の書籍も出版し、テレビや雑誌にひっぱりだこ。
◎MONEY DATA◎
世帯月収(手取り) 37万円
ボーナス(年間・手取り) 85万円
年収(手取り) 約529万円
月貯蓄額 9万円
年貯蓄額 132万円
総貯蓄額 300万円
片づけたら、物もお金も"見える化"できて、家計を小さくできました
元汚部屋で家計は使途不明金だらけ。さらに夫の借金発覚するも、わずか2年で年132万円も貯まる家計にしたNさん。「片づけとお金、同時に見直したのが正解でした」と振り返ります。「物を減らし、収納場所を区切ったら、物がよく"見える"。今ある物を大事に使え、ムダな出費が激減しました」。
さらに効果を感じたのが、ゆとりの増加。「探し物があると、結局自分の時間が削られてしまう。ゆとりが増えたらお金を落ち着いて管理でき、小さくした家計をラクに維持しています」。
片づけ→お金が貯まるまでのヒストリー
●2014年 漠然としたお金の不安を買い物で紛らわす
この時はシンママ。当時は育児も仕事も必死で、ストレスまみれ。将来が気になるも現実逃避で休日は買い物ざんまい。家も荒れ放題に。
●2018年 再婚した夫の借金が発覚。家計が赤字に転落
夫は改心したものの、先行きは不安。私が経済的な理由で進学をあきらめたこともあり、娘の教育費の不安が一気に現実的に。
●2018年 家計をどうにかしなきゃ!とまずお金の現実を直視
子どもを進路のことで泣かせたくないと、家計簿を開始。1人だと挫折しそうなので、あえてインスタに投稿し人目にさらすことに。
●2019年 インスタでほかの人の家を見て「うち物が多い?」と気づく
みんなこんなにきれいな家なの? とがくぜん。初めて自分の家の物の多さに気づき、いちばん物が多かったクローゼットから片づけを開始。
●2020年 物の持ち方・買い方が変わり、支出が減った
家中の不要品を処分し、必要な物はとことん見やすく収納。ムダ買いが激減し、お金の使い方を振り返る余裕が生まれました!
→ 家計の見える化ができて年100万円貯まるように!
1 【家計】使途不明金がなくなり、費目をしっかり分けられた
予算は袋分けし、「何にいくら使うか」をすべて見える化。以前のどんぶり勘定と比べ、その明確さは一目瞭然!「家計の隅々まで予算化することで、迷わないやりくりに」。
■BEFORE
<収入>
夫月収(手取り) 約33万円
<貯蓄>
先取り貯蓄 なし
<支出>
住居費 9万6000円
水道・光熱費 1万5000円
通信費 2万5000円
生命保険料 3万円
長女の塾代 2万7000円
食費 6万円
日用品費 1万円
使途不明金 無限大
ガソリン代 1万4000円
夫小遣い 2万円
【貯蓄0】
■AFTER
<収入>
夫月収(手取り)32万円
妻月収(手取り)5万円
<貯蓄>
先取り貯蓄 8万5000円
投資 2万円
<支出>
住居費 9万6000円
水道・光熱費 1万5000円
通信費 7000円
生命保険料 9000円
長女の塾代 2万4000円
借金返済 1万円
※夫の借金を肩代わりしてくれた義両親に毎月返済。
食費 3万3000円
日用品費 5000円
雑費 2万7000円
※夫の飲み会代、被服費、医療費など毎月変動するお金をひとまとめに管理し、残ったら貯蓄。
ガソリン代 1万4000円
夫小遣い 2万円
残し貯め 5000円
【月9万円貯まる!】
2 【物量】多すぎる物を整理して使い切れるようになった
服も本も食材も「場所を区切って収納する」ことで、在庫の把握がラクに。「使わないムダがなくなり、持っている物をきちんと活用でき、出費も大幅に減りました」。
3 【時間使い】探し物がなくなって、寝る前1時間の余裕が生まれた
片づけや探し物がないと、「自分の時間が増える」ことを実感。「仕事も始めましたが、暮らしがくずれない。ゆとりがあるとモチベも維持でき、今はファイナンシャルプランナー2級に挑戦中!」。
4 【見た目】外見を飾らず、自信を持って行動できるように
以前は服もメイクも毎日変えなきゃ落ち着かない気持ちに。「暮らしに自信が持てたら、外見を飾り立てなくても平気に。家族にも穏やかになれ、顔がやさしくなったと言われます」。
■BEFORE
・常に巻いた髪
・濃い化粧にきつい表情
・大好きなピンク色の服
・レジ袋を使い捨て
■AFTER
・穏やかな表情
・白を基調とした清潔感ある服
・動きやすい服装
・ちゃんとエコバッグ持ち
参照:『サンキュ!』2020年11月号「片づければ貯まるは本当でした」より。掲載している情報は2020年9月現在のものです。構成/坂井勇太朗(風讃社) 編集/サンキュ!編集部
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