手取り15万円ずぼらシングルマザー、サンキュ!STYLEライターの成島柚希です。
私は家計簿を10年以上つけていますが、一向に貯金が増えませんでした。それを収入などのせいにして、家計を見直しもせずただ無駄に毎月書き続けていました。
その結果、貯金は0円。
これではいけないと、試行錯誤して今はサンキュ!で実施している「年末までに10万円チャレンジ」に応募できるまでの貯金額になりました。
今回は試行錯誤して出来上がった「貯金が出来る〇〇費の設定」を紹介します。
数カ月分の手当などもまとめて当月収入と認識していた過去
昔の私は、入ってきたお金は全てその月の収入に割り当てていました。ひとり親手当は4ヵ月分をまとめて支給なのに、分けることもせずお金をたくさんもらえた気になって、出費がどんどん増えていきます。
ひどい時には、旅行代金に全部充ててしまうこともありました。
また、4年に1度の保険料だろうが、1年に1度の税金やワクチン接種にかかる費用だろうが、その月に支払うものはその月の出費として計上していたため、月によって出費が大幅に違い不安定な家計簿です。
写真は、前月にひとり親手当を全部使ってしまったため、貯金を切り崩すことになったときの家計簿。
また、前月の残金は繰越金として翌月に使ってしまうので、貯金する暇がありません。みんなどうやって貯金しているの?と不思議でした。
「特別費」の存在を知る
貯金を切り崩すのは思っている以上に精神的ダメージが大きいです。「なぜ私はやりくりがうまくできないんだろう…」としょっちゅう悩んでしまいます。
その時『サンキュ!』を読んだ中に「税金などは日々の生活費ではなく特別費としよう」といった内容の記事を見つけました。
なるほど、なんでもかんでも生活費にしていたら、月ごとに大幅に増減するのは当たり前です。「毎月これぐらいかかる」という平均値も出しづらいと思い、特別費を家計管理に取り入れることに。
しかし、先ほども書いた通り、前月分の残金は貯金せず翌月の予算に回していました。そのため、貯金は増えていないのです。毎月かかる訳ではないものを、貯金から支払うと、貯金がなくなってしまうのでは…という不安が生まれました。
その時、残金を翌月には回さずに、貯金に回す事を思いつきました。当たり前の事ですが、何故今まで気づかなかったのだろうと思いました。
ここで初めて私は、毎月貯金ができる喜びを知ったのです。
貯金することに成功!
貯金ができるようにはなりましたが、せいぜい多くて月1万円…手取り15万円ではこれが限界なのだろうか…と思っていた私の目に飛び込んできたのが、サンキュ!で毎年行われている「年末までに10万円チャレンジ」という企画。
応募できるかわからなかったけれども、とにかくやってみよう!10万円を4ヶ月で割って…とりあえず3万円を別に取っておいて見えないようにしておこう。「これに手を付けたら達成は厳しくなるよ」っていう基準にしようと決めました。無意識に始めましたが、これはよく聞く先取り貯蓄ですね。
3万円貯金をして、3万円税金を特別費から支払う。よく考えるとお金の流れは一緒なのですが、「生活費から支払わない」という事実が心に余裕をもたらしてくれています。
勿論、特別費から出しているだけでは、いつの間にかなくなってしまう可能性もあるので、特別費分も毎月ちゃんと家計簿に記入しています。
「年末までに10万円チャレンジ」達成にむけてがんばりましたが、2019年の自分より、絶対に達成できる!と気持ちに余裕をもって挑むことができています。
おわりに
今回は、手取り15万円の我が家が貯金をできるようになった家計管理法をご紹介しました。収入が少ない我が家では、月々の貯金=特別費になっています。じゃあ貯金と呼べるものはないのではないか?と思うかもしれません。
老後の貯金はありませんが、元夫からの養育費月2万円を、息子の進学費として貯めているものを我が家では貯金と呼んでいます。つまり、月最大約3万円+養育費2万円で、貯金としては月約5万円貯められていることになります。「私って、スゴイ!」と自分をほめるのもたまには必要だと思っています。
まだ、特別費を設けていない!というかたはぜひ家計管理に取り入れてみてはいかがでしょうか?
この記事を書いたのは・・・成島柚希
高2の息子、2匹の犬のシングルマザー。
手取り15万で楽しく過ごすために日々節約などの工夫をしています。
※ご紹介した内容は個人の感想です。