水を飲むのはダイエットに良い?〜効果・やり方・おすすめを分かりやすく紹介〜
2023/11/21
「こまめに水を飲む方が痩せやすいと聞くけど、本当かしら…」
私たちの体の約60%は水分です。ですので生きるために水は必要不可欠なのですが、実はダイエットにも役立つことをご存知でしょうか。
そこで今回は、水とダイエットの関係についてお伝えすることにしました。
コンビニなどで買えるお勧めの水までご紹介しますので、楽しみながらお読みいただければと思います。
それでは始めますね。
教えてくれたのは: シンクヘルスブログ編集部
糖尿病に強みを持つ健康管理アプリを展開するシンクヘルス社のオウンドメディア。ダイエット、糖尿病の食事、マイン...
そもそも水の役割とは
飲み物や食べ物から口に入った水分は腸から吸収され、血液などの「体液」として全身を巡ります。
そして栄養素や体の中で不要となった老廃物を運んだり、体温を一定に保ったりするのです。また血液が円滑に流れるようにするのも、水の重要な役割です。
つまり、私たちの生命活動に無くてはならないのが水と言えるでしょう。
●ダイエットに水が必要なのはなぜ?
新陳代謝(※)をスムーズにし、老廃物を出しやすくするためです。
この老廃物とは汗や尿、便などで、すでに体の内で不要になったものです。
老廃物が溜まったままだと血液の流れが悪くなります。そして体には、次のようなマイナスの影響が生じる可能性があるのです。
【痩せにくい】
血流が悪くなることで代謝が下がり、ダイエットをしてもなかなか痩せない。
【むくみやすい】
汗や尿が上手く排泄されずに体の中に残るため、むくみやすくなる。
【便秘】
腸に便(老廃物)が溜まって腸内に悪玉菌が増殖し、便秘がちに。
このような影響を回避するために、水はダイエットに必要です。
※新陳代謝とは体の中の古いものが新しいものへと入れ替わることで、例えば髪の毛が抜けて生え替わるのも新陳代謝によるもの
水のダイエット効果
上記でお伝えしたマイナスの影響がプラスに変わっていきますので、個人差はありますが、痩せやすくなる、むくみが取れやすい、便秘が改善傾向にといった効果が見られるでしょう。
また水を飲むことで、多少なりとも胃は膨らみます。すると満腹感を感じやすくなるため、食事の量を無理なく減らせることも水を活用したダイエットの良い点です。
水を活用したダイエットのやり方
水を活用したダイエットのポイントは「こまめに水を飲む」ことです。いつでもどこでも水を飲む意識が大切になります。
しかし習慣になるまでは、少し難しく感じる方もいるかもしれません。
そこで、無理なく水を飲めるタイミングを3つご紹介しますね。
①起床後すぐ : コップ1杯の水を飲み、胃腸を目覚めさせて、代謝をあげやすくします
②ごはんの前 : 空腹に水を飲むことで、多少ではありますが食欲を抑える効果が期待できます
③風呂の前後 : 入浴でもしっかり汗をかき、その後水分補給をして血液の巡りを良くしましょう
仕事中やテレビを見ている時などにも、水分補給を意識すると良いですね。
●2リットル以上飲まないといけないの?
巷のダイエット情報では「1日2リットル以上水を飲む」とよく聞きますが、実際はそこまで飲まなくてもよいですよ。
厚生労働省が推奨している「健康のため水を飲もう」では、1日に2.5リットルの水が必要とあります。
ちなみに、2.5リットルの内訳は以下の通りです。
・飲み水 1.2リットル
・食事由来 1.0リットル
・体内で作られる水分 0.3リットル
つまり飲み物として必要な水は1日1.2リットルなのです。
ただし、朝食を食べなかったなど食事の回数が減ったり、気温が高くて汗をたくさんかいたりした場合は少し多めに水を飲むとよいでしょう。
●水の飲み過ぎは注意を
当然ですが、度を超えて水を摂取しすぎると気分が悪くなったりと、体調不良を起こしかねません。
また、冷えた水を飲み過ぎると、体温が下がる原因となり免疫低下、ひいては様々な病気の原因となることも。
何事も程々を心がけてください。
●最初は太る可能性がある
実は水を積極的に飲み始めたばかりの時は、体重が増える可能性があります。
なぜなら排出機能が追いつかず、水分が体に残ってしまうからです。そのため、体重増加が生じるかもかもしれません。
血液の流れが良くなり、代謝が上がって老廃物を排出しやすくなるまでには、どうしても少し時間がかかります。
心配な場合は1日1リットルなど少なめからスタートし、徐々に量を増やしていくことをお勧めします。
●お茶での代用はOK?
お茶も水分ですので、代用しても構いません。お好みのお茶を取り入れてください。
しかし緑茶などカフェイン入りのものを夜飲むと、よく眠れないなどの睡眠障害につながり痩せにくくなる可能性があります。
と言いますのも、寝ている時に分泌される成長ホルモン(基礎代謝の量を左右する)がスムーズに出ないことで、新陳代謝が上手く行われず、水のダイエットの目的である排泄が滞り、体のむくみにつながることも。
ですので、夜間は水かカフェインレスのお茶(麦茶やルイボスティーなど)がオススメです。
水を飲んで痩せた!成功の秘訣は運動と食事
何度もお伝えになりますが、水を飲むことの役割は代謝をあげ痩せやすい体作りをすることです。しかし単に水を飲むだけで痩せるかというと、そうではありません。
なぜなら水を飲むだけで脂肪を燃焼できるわけでも、消費するカロリーを減らせるわけでもないからです。
そこで大切なのは、同時に体も動かし食事量を減らすことです。そうすることで、ダイエットの成功に近づくことができます。
運動によって体温をあげて汗をかきましょう。汗は老廃物の一つですので排泄はもちろんダイエットに欠かせませんが、運動することで代謝が上がって脂肪を燃やしやすい体作りが可能になります。
まずはストレッチやウォーキングなど出来ることからでOKです。ぜひ取り入れてみてください。
次に食事です。
好きなものを好きなだけ食べていては摂取カロリーが増え、水で代謝が上がる前に体重は増えてしまうでしょう。
ですので、食事は腹八分をオススメします。そしてカロリーの高い揚げ物の取りすぎに注意し、カロリーが低めな野菜や海藻類をたっぷり取り入れるようにすると良いですね。
オススメの水を紹介
水をダイエットに活用するなら硬水が良いでしょう。硬水とは、マグネシウムやカルシウムなどのミネラルを多く含む水です。
ちなみに日本の水道水は軟水というミネラル分が少ない水です。
なぜ硬水が良いかですが、不足しがちなミネラルをしっかり補うことができ、ダイエット効果を増強できる点が挙げられます。
例えばマグネシウムは便秘解消に役立つ栄養素です。そしてカルシウムは、肥満予防に役立つという研究結果(動物実験)もあります。
最近は硬水も様々な種類がありますが、特にお勧めはコントレックスです。コントレックスは約250年と歴史も長く、フランスの厚生省から「ナチュラルミネラルウォーター」として認定を受けている水です。
そして500mlのボトルには、アーモンド約9粒分のマグネシウムと牛乳およそ1本分のカルシウムが含まれています。しっかり栄養補給できるのも嬉しいですね。
まとめ
以上、水は新陳代謝をスムーズにし、老廃物を出しやすくするためダイエットに良いことがわかりましたね。
そして、水を飲むことで個人差はありますが痩せやすくなる、むくみ解消、便秘の改善といった効果が期待できます。やり方は簡単で、こまめに水を飲むことが大切です。
また水をダイエットに活用する際は運動と食事も大切です。
ウォーキングやジョギングなどご自身ができることにも取り組んでみてください。食事では腹八分を心がけ、揚げ物などの取りすぎに注意し、野菜や海藻類をたっぷり取り入れるようにすると良いですよ。
当記事を参考に、無理なくダイエットに取り組んでくださいね。