ズボラでもOK!「ダイエット最強の組み合わせ」食材2選
2019/07/04
これからが夏本番!……ということは、「スタイルの維持のためにもうひとがんばりしたいところです」と、ヨガインストラクターでビューティーフードアドバイザーの高木沙織さんは言います。
日々体を動かしている高木さん。それだけでダイエットになっているのかと思いきや、ダイエットをするうえで大事になってくるのは“食事”の割合が高いと自身の経験をもって実感しているのだとか。とは言っても、ダイエットのための“食事”は手間暇がかかりそうだとつくるのを敬遠しがち。
そこで今回は、ズボラさんでも取り入れやすいダイエット食材とその“最強”の組み合わせを教えてもらってきました。
執筆/監修: ヨガインストラクター 高木沙織
ヨガインストラクター/ライター。骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスを...
切り干し大根×にんじん
大根を細切りにして天日干しをしたのが、切り干し大根。大根そのものは体を内側から冷やす陰性の食材に分類されますが、干すことによって体を温めてくれる陽性の食材へと変わります。体を内側から温めてあげると血流がよくなり、基礎代謝を上げる効果にも期待できるダイエットにもうれしい食材だというわけです。
また、切り干し大根はマクロビオティックの世界では「デトックスの王様」とも言われています。それは、ナトリウムの排出を促しむくみを改善するカリウムや、腸内環境を整えてくれる食物繊維が豊富だから。
そして、この切り干し大根との相性がよいのがにんじん。にんじんもまた、体を温める効果に期待されている食材です。切り干し大根とにんじんで煮物をつくってもよいし、非加熱でマヨネーズや酢、塩こしょうで味つけをした和えものにしてもおいしく食べられますよ。
きくらげ×卵
続いては、きくらげと卵の組み合わせ。よく中華料理店のメニューで見かけますよね。まずは、きくらげから。
きくらげと言ったら、食物繊維。それも、糖質の代謝を促す作用を持つ水溶性食物繊維と、水分を保持する作用による便秘の予防に役立つ不溶性食物繊維の両方を含みます。その量を見てみると可食部100g当たり(食物繊維総量)、あらげきくらげ・ゆでは16.3g。食物繊維が豊富と言われる板こんにゃく(精粉こんにゃく)の食物繊維総量は2.2gなので、約7倍近く多く含まれることがわかります。
特に水溶性食物繊維は、血糖値の上昇を緩やかにして内臓脂肪がつきにくい状態を手助けしてくれるので、ダイエット中のかたは意識的に摂りたいところです。
卵は、なんと言ってもたんぱく質。たんぱく質は良質な筋肉の形成にも欠かせません。筋肉量が不足すると基礎代謝が低下してしまうので、卵でなくても毎食肉や魚などから摂るようにしましょう(成人女性は1日50gを目安に)。
どれもスーパーで手に入る食材ですし、調理も簡単にできるものばかり。早速、次の献立に取り入れてみてはいかがでしょうか。
ただし、どれかの食材に偏りすぎることなく、バランスのよい“食事”をすることが大前提です。