加齢臭は朝にアレするだけで抑えられる!?40代の気になる体臭、どう解決する

2021/02/18

加齢臭が出はじめる40代は、男女ともに自身の体臭が気になる時期でもあります。「もしかして自分、いま臭っているのでは?」と不安に感じている人も少なくないでしょう。

そこで今回は、体臭の第一人者である、東海大学の教授・関根先生に、体臭に関する対策についてお話をお聞きしました。
(取材・文/みらいハウス 渡部郁子)

■話を聞いた人・・・関根嘉香(よしか)先生
理学博士。東海大学理学部化学科教授。環境中の臭いの研究を25年前から始め、15年前から体臭の研究を開始。そのころまだ世界的に研究が進んでいなかった皮膚ガスの調査で、人間の体から臭いが出ることを突き止めた「体臭」の専門家。

そもそも体臭はなぜ発生するのか?

体の表面から出てくる皮膚ガスについて詳しい関根先生に、体臭の発生する仕組みについて聞いてみました。

「体臭とは体の表面から出てくるガスで、我々は「皮膚ガス」と呼んでいます。皮膚ガスにはさまざまな種類があり、例えば皮膚表面の皮脂が酸化することで発生する「2-ノネナール」は加齢臭として知られています。

ほかに代表的なところで言えば、汗が常在菌と反応することで発生する「イソ吉草酸」や「酢酸」などの汗臭、食べたものや運動などによって放散される血液由来の「アンモニア」による疲労臭などがあります。

たんぱく質を多く含む肉や魚を食べると、皮膚からアンモニアが放散されます。例えば、カツオのたたきを140g摂取した場合、皮膚からアンモニアの放散が始まり、3時間後にピークを迎えます。それに加えて、アンモニアは運動したりストレスを抱えたときにも、多く皮膚ガスとして放散されることがわかっています」

体臭を減らすためにはどうすればいい?

新鮮なシャワー水でぬれたガラス ウィンドウの背後には、しぶきを削除します。
Tero Vesalainen/gettyimages

食べたものにまで影響される体臭。どうすれば減らすことができるのでしょうか?関根先生は、食生活や生活習慣を見直すことで体臭も軽減できると話します。

「例えば、加齢臭は皮脂の酸化による表面反応だから、洗えば落とせます。夜寝ているときに多く出てくるので、朝にシャワーを浴びるだけで、だいぶ加齢臭を抑えることができるでしょう。

クーラーなどで体を冷やしすぎると汗腺の機能が衰え、汗がベトベトになって臭う原因になります。また、汗をかく習慣がないと臭いが増すので、適度な運動を心がけましょう。

運動にはストレス解消の効果もあるので、その点でも体臭には効果的です。アンモニア臭は、ストレスでも増加することがわかっています。ストレスをなくして、疲労臭を減らしましょう」

体臭軽減するためのチェックポイント10

関根先生は、体臭を軽減させるためのチェックポイントとして以下のものを挙げてくれました。最近体臭が気になる……というかたは、これらのことが意識できているか、ぜひ一度チェックしてみてくださいね。

■体臭軽減のためのチェックポイント
・お酒をたくさん飲みすぎていないか?
・肉や魚などのたんぱく質は適度に、野菜とあわせてバランスよく摂取しているか?
・クーラーなどで体を冷やしすぎていないか?
・運動不足になっていないか?
・ストレスを溜めていないか?
・タバコを吸っていないか?(煙の成分が血液由来で皮膚から出ます)
・夜ふかししていないか?(疲労臭の原因になります)
・つねに緊張しすぎていないか?

体臭を対策するうえで、清潔にするというのは絶対に欠かせませんが、お風呂に入るというのはリラックス効果という点でも体臭対策として有効だそうです。夜は湯船に、朝はシャワーを浴びるようにすれば万全でしょう。また、いい睡眠を心がけることも大事だそうです。


◆取材・文/みらいハウス 渡部郁子
東京・足立区にある育児期の女性支援拠点「みらいハウス」のライティングメンバーです。子連れで取材活動に取り組む一児の母。育児と仕事にまつわる社会課題への支援事業や、子育てしやすい地域環境を構築する仕組みづくりを行っています。

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