浴室で鏡で肌を見て顔に触れる女性

シワやたるみ…顔の老化は「頭のこり」が原因!?おうちで簡単にできるこりほぐし

2023/11/10

隠しきれないシワやたるみ……。見ため年齢を決定づける顔の老化は、「頭のこり」を解消することがカギなのです!おうちで簡単にできるケアで、5歳若返ることも夢じゃない。さっそく今から初めてみましょう!

<教えてくれた人>
・アンチエイジングデザイナー 村木宏衣さん
独自の「村木式整筋」で、顔や体の若返りテクを提唱。モデルや女優から支持を集める。18年にサロン「Amazing♡beauty」を開業。近著に『奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)。

・皮膚科専門医 小林智子先生
皮膚科診療のかたわら、同志社大学共同研究員としてアンチエイジングの研究に従事。コスメの監修も手がける。著書に『40代からはじめる正しい美肌レッスン』(彩図社)など。

今すぐできる素敵なくらしのアイデアを毎日発信中。お金の貯め方から、時短掃除、洗濯、料理作りなどの家事の知恵、...

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マスク生活でシワが増え、"老け顔"が加速。でも頭のこりをほぐせば、若返る!

「顔と頭は筋膜でつながっています。マスクの着用や姿勢の悪さ、歯の食いしばりなどによって頭がこり、この筋膜の動きや血流が悪くなって顔の筋肉を引き上げる力も低下。すると、たるみやシワができてしまうのです」と話す村木さん。解決策は、頭の筋肉や筋膜をほぐすこと。

「まずは3大たるみを集中的に引き上げてみましょう!顔がパッと若返りますよ」。

老け顔に見える"3大たるみ"

●フェイスライン
猫背などが原因で顔全体を前から後ろに引き上げる力が低下し、顔全体の筋肉が下がる。顎や口元がゆるみ、二重顎の原因にも。

●上まぶた
スマホなどで目を酷使すると、上まぶたがたるんでまぶたを引き上げる力が低下。目尻のシワの原因に。

●頬(ほうれい線)
マスクの着用などで頬や口元の動きが悪くなるため、頬が下がってたるみ、その境目がほうれい線に。口角も下がり、より老け顔に。

Q 年々ほうれい線が目立ってきて、頬もだるだる……。もう手遅れですか?

まるでペンで描いたようなほうれい線にため息。今はマスクでごまかせているけど、なんとかした~い!(きよさん 静岡県 41歳)

【A】頭のこりを取る「頭ほぐし」で、顔は引き上がります。
頭のどこの筋肉や筋膜がこっているかによって、たるみやすい部分が異なります。気になる部位からほぐしてみましょう。額と同じくらいの柔らかさが理想的な頭皮の状態。習慣にすれば、目に見えてリフトアップします!

3大たるみ別頭ほぐし【各10秒】

こぶしを作り、平らな面で圧をかけます。シャンプーのときでもOK。1日最低1回、1週間続ければ効果を実感。


●フェイスラインのたるみに!
こぶしで後頭部から首をほぐす。

こぶしを耳の後ろに当て、上から頭のつけ根まで小刻みに動かしながら圧をかけ、後頭部をまんべんなくほぐす。頭蓋骨を感じるくらいの強さで。


●上まぶたのたるみに!
額全体をほぐす。

額の中心からこめかみに向かい、くるくると小さな円を描きながら4~5カ所をほぐす。骨をほぐすような感覚で、生え際とまゆ頭の上も同様に。


●頬のたるみに!
側頭部をほぐす。

こめかみにこぶしを当て、生え際から耳の後ろまでくるくると小さな円を描くように7~8カ所ほぐす。

Q 目の下のたるみが悪化してブルドッグ状態。食い止める方法は?

指でつかめるくらいのひどいたるみで、もう化粧では隠せません。人相も悪くなった気がして、鏡を見るのがすごく憂うつ。(うちわ 千葉県 38歳)

【A】下まぶたの筋肉を動かせば、たるみが解消!
下を向いてスマホを長時間見たりすると、目のまわりの筋肉が縮んで血流が悪化。下まぶたや頬の張りもなくなります。頬のたるみに効く頭ほぐしに加え、下まぶたの筋肉を鍛えて。


●目の下のたるみに!
人さし指で目尻と目頭を押さえ、下まぶただけとじる。

目の両端を指で押さえて、視線は上を見て、下まぶたをとじます。まぶしい光を見たときの顔をするのがポイント。反対側も同様に10回ずつ。

Q 頬がこけて貧相な印象に……。ふっくら見せる方法は?

体重は変わらないのに「やせた?」と聞かれるのは、頬がこけたから?なんだかやつれた印象で、昔の張りが恋しいです。(kumi 秋田県 40歳)

【A】張り出した頬骨の位置は自分で直せます。
こめかみ部分がこると頬骨が横に広がり、頬にくぼみや影ができてこけた印象に。頬のたるみに効く頭ほぐしに加え、手の圧で外に張り出した頬骨を押し込めれば頰がなだらかに。


●頬骨セルフ矯正
テーブルにひじをつき、頭の重みで頬骨に圧をかける。

手のひらのつけ根を頬骨に当てて、口を半開きにして、頬骨を顔の内部に押し込むように圧をかける。反対側も同様に各30秒ずつ。

Q 朝イチから疲れ顔……。よく寝たつもりなのになぜ?

早く寝ても疲れが取れず、職場でも「疲れてるの?」と言われることが多い私。夫からも老けた老けたと言われるし……。(猫助 広島県 43歳)

【A】睡眠中の姿勢が悪く、頭のこりが蓄積!枕をタオルに換えましょう。
枕が合わないと首によけいな力が入り、頭がこります。睡眠の質の低下や自律神経の乱れも生じやすく、老化を加速させることに。枕をタオルに換えれば高さの調整がしやすくなり、睡眠中に頭のこりがほぐれます。


●タオル枕
タオルの端を、首と床のすき間が埋まる高さに丸める。その段差にもう1枚タオルを重ね、寝たときに頭が真っすぐになるように調節する。

Q 小さいものから大きいものまで顔中シミだらけ!もう消えないのでしょうか?

明るい場所で自分の顔を見ると、シミの多さにビックリ。肌全体がくすんで見えて、実年齢よりかなり老けて見えます(涙)。(水玉模様 埼玉県 37歳)

【A】皮膚科で処方されるハイドロキノンでも薄くなりますが、消したいならレーザー治療の検討を。
化粧水などに含まれるハイドロキノンはシミを薄くするのに効果的ですが、市販の物は刺激が強く肌トラブルを起こすことも。皮膚科でクリームなどを処方してもらうと安心です。最近はレーザー治療を行う皮膚科も増えたので、シミ治療を検討している場合は受診を。アフターケアが重要なので、紫外線の少ない秋冬がおすすめです。日ごろから日焼け止めを二度塗りするなどして、予防を徹底して(小林先生)。



参照:『サンキュ!』2020年12月号「見た目と体の悩み解決スペシャル」より。掲載している情報は2020年10月現在のものです。撮影/小嶋淑子 イラスト/ AKIKO。 読者モデル/海老原葉月(サンキュ!アンバサダー) 構成・文/草野舞友 編集/サンキュ!編集部

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