物が少ないとお金が貯まるのはなぜ?貯め達人の物の使い方一覧
2023/11/10
物が少なければ、大切にできる&使い切れる!そのうえムダな買い物がなくなり、使ったお金もムダにしません。シンプルに、でも上質な物を愛用し、時間や心にも余裕が生まれた暮らしぶりをご紹介します。
<教えてくれた人>
Oさん(岐阜県)
長男(大学生)、長女(高校生)の3人家族。フルタイム勤務。目標だった住宅ローン完済を達成。現在は、家族旅行や老後のために貯蓄中。
◎TOTAL MONEY DATA◎
月収(手取り) 25万8500円
年収(手取り) 約310万円
月貯蓄額 10万円
年貯蓄額 120万円
総貯蓄額 秘密
物が少ない→大切にできる ムダな買い物がなくなる
物を少なくしたら、今ある物を大切に使えるようになり、ムダな買い物をしなくなります。Oさんの「物を大切にする工夫」を紹介します。
薄いアウターを毎年買うより上質な物を1着着続けたい
妥協して選んだアウターは、次の冬に着る気が起きず、結局、毎年買い直すことに。お気に入りの物が1着あれば、クローゼットをスッキリ保ちながら、何年も一緒に過ごすことができます。
体温計もつめ切りも予備がないほうがなくさない
家族で使う物は、小ぶりの古道具の棚にすべて収納。予備でたくさん持ったりしないので、引き出しの中もスッキリ。みんなで大切に使う意識ができ、一つ一つ長く愛用できます。
ちょっとよい靴を長くはいて高コスパの買い物にする
靴は最初にコストがかかっても、はけばはくほどコスパがUP。おばあちゃんになってもはき続けるくらいの気持ちで、磨いて、ブラッシングをして、修理に出しながら大切にしています。
家がスッキリしていれば「置くだけ」で収納になる
物量が少なければ、ちゃんとした収納グッズがなくてもほかの物と紛れることはありません。棚がスッキリしていれば、トレーに置くだけで「物の居場所」ができます。
物を少なくしたら時間も大切にできる
物を少なくしたら、家事や仕事の手間も減ったというOさん。「時間にも心にも余裕が生まれて、お菓子作りを楽しめるようになりました」。
物が増えるとほこりも増えるので、毎日の掃除をラクにするために家中の電気のかさをはずしました。「見た目もシンプルになり、気に入っています」。
物が少ない→ 使い切れる 使ったお金をムダにしない
お金を使わないだけじゃなく、買った物を最後まで使い切ることもりっぱなやりくり。物を少なくすると、上手に使い切れる習慣がつくようです。
「ワンアクションで取れる収納」にしたら日用品費もコンパクトになる
物をどかしたり探したりする手間を減らすのが目的で、「ストックは1つまで」「収納内はいつもスッキリ」を意識。結果的によけいな買い物が減り、日用品費も少なくなりました。
買い物に行くタイミングは「冷蔵庫が空になったら」
冷蔵庫が空になったら、旬の物を使い切れそうな量だけ買うのが習慣。「在庫がどんどん少なくなっていくのが快感です。何が残っているか見てわかるので、腐らせることはありません」。
バスタオルは5枚。へたったら家中拭いてゴミ箱にポイ
家に置くバスタオルは、同じ種類の物を5枚と決めています。へたってきたら、細かくカットして家中を掃除するのが習慣。「物を使い切る儀式のようで、気分も上がります」。
冷蔵庫の掃除も兼ねて中途半端な量の食材はピザで食べ切る
中途半端に余った食材は、何でものせて焼けるピザにして食べ切ります。小麦粉、オリーブ油、塩を使って、生地も手作り。節約っぽくない豪華メニューは、家族もお気に入りです。
家に余白ができたら貯まるマインドに変わる
●家事がラクになったら情報収集の時間が生まれて買い物の失敗がなくなりました
「なんとなく」で買い物をしないために、「本当に欲しい物は何か」を自問しているOさん。「情報収集の時間も、やりくりには必要です」。
●悩みや考え事が減ったら「夢」が増えました
家がスッキリしたら心が安定し、何事も前向きに考えられるように。「お金も、小さいことより大きいことに使いたいと思うようになりました」。
参照:『サンキュ!』2020年11月号「片づければ貯まるは本当でした」より。掲載している情報は2020年9月現在のものです。撮影/Oさん 構成・文/出下真紀 編集/サンキュ!編集部
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