会社員、パート・アルバイト、フリーランス、起業、あるいはSNSを駆使したインフルエンサー活動など、多様な「仕事」が広がる現代。また、多くの選択肢があるなかで、自身のキャリア・生き方をステップアップするための「学び」の重要性も高まっています。
サンキュ!読者の皆さんも、「学び」や「仕事」についていっしょに考えてみませんか?
最新トレンドや社会問題について調査するサンキュ!STYLE取材班が、「学び」と「仕事」に関する情報をご紹介する連載「39WeeklyNews Learn&Biz」。今回は、サンキュ!STYLE 取材班の村上真由美がお届けします。

- Topic1.自分でライフプランを作成できる「LifeCanvas」リリース
- Topic2.介護と仕事、どう両立する? “納得のいく決断”のヒントが見つかる書籍発売
- Topic3.仕事と育児の両立に関する意識調査結果を公表
- 明日がちょっといいミライに!今日のワンステップ
Topic1.自分でライフプランを作成できる「LifeCanvas」リリース
Musetech株式会社が7月30日、人生設計を“自分軸”で考えられる「LifeCanvas」を正式リリースしました。
「LifeCanvas」は、価値観・働き方・お金・家族の未来を“見える化”し、「なんとなく選ぶ人生」から「見えるから選べる人生」へ導くライフプランニングツール。
30〜40代でライフステージの転換期にある女性や家庭、また、50代以降のシニアライフを見すえる世代など、将来を見すえた意思決定をサポートする仕組みとして、多くの声をもとに開発されました。質問に答えるだけで大切にしたい価値観が整理でき、家族年表の作成や収支シミュレーションで将来の暮らしをイメージできます。今後は、ファイナンシャルプランナーやキャリアの専門家とつながれる機能も搭載予定です。
同社の調査では、2人に1人が「自分で人生設計したい」と回答。一方で、「どう始めていいかわからない」という声も多くありました。結婚や出産、キャリアの転機が増える今こそ「LifeCanvas」を使って、自分らしい人生を描くヒントを見つけられるといいですね。
Topic2.介護と仕事、どう両立する? “納得のいく決断”のヒントが見つかる書籍発売
2025年7月22日に、書籍『介護離職が頭をよぎったら整えたい 仕事・家庭・自分自身のこと』が発売されました。親の介護が現実味を帯びてきたとき、「仕事を続けられるだろうか」と不安になる人は少なくありません。実際、毎年10万人以上が介護を理由に仕事を辞めています。
著者は、自身も介護をしながら介護者支援に携わる経験者です。介護を理由に離職しないための知識だけでなく、「家庭」「職場」「自分自身」の3つの環境を整えて、納得のいく決断をするための考え方を紹介。介護休業や介護休暇の活用法、介護費用の備え方、介護サービスの選び方から、自分の気持ちに向き合うヒントまで幅広く解説しています。
仕事と介護の両立に悩む人や、仕事を続けよう・辞めようと考えている人が、介護の正しい知識を身につけ納得のいく選択や決断ができるようになるための1冊。いざというときに焦らないために、準備を始めるのに最適な書籍です。
Topic3.仕事と育児の両立に関する意識調査結果を公表
厚生労働省の共働き・共育てを推進する広報事業「共育(トモイク)プロジェクト」は、「若年層における仕事と育児の両立に関する意識調査」(速報)を公表しました。調査では、約7割が「家事・育児・育休取得に性別は関係ない」と回答。また、7割以上が育休を取りたいと考え、その8割が1カ月以上の取得を希望していることもわかりました。
一方で、「共育てをしたいが、実現には社会や職場の支援が必要」と答えた人は64.8%と多数。仕事と育児の両立に不安を感じる人も約7割おり、会社選びでは「仕事とプライベートの両立」を重視する声が目立ちました。
若年層が理想とする働き方は「柔軟に働ける」「家庭と両立できる」こと。残業抑制や在宅勤務、有給取得促進など、企業の取り組みが求められています。「共育」は夫婦だけでなく、社会全体で支える仕組みづくりが鍵となりそうです。
明日がちょっといいミライに!今日のワンステップ
「学び」や「仕事」に関する情報を一歩(ワンステップ)踏み込んで調査!その内容をご報告します。
突然介護が必要になったら?と考えてみた
現在は、幸いにも介護とは無縁の状態ですが、万が一「突然介護が必要になったら?」と考えてみました。「仕事」と介護の両立に大切な3つのポイント「家庭」「職場」「自分自身」、それぞれで思いつくままの不安や心配を書き出します。
家庭
・子どもの年齢によって、家庭の負担は大きく変わる
現在は小学生2人、今は子どもだけで夜をすごすことはできない。高校生になれば、子どもだけで留守番も可能。
・遠方実家の負担
実家は飛行機で行く距離、移動だけで半日かかる。何度も行くことは時間的にも金銭的にも大きな負担。
職場
・中小企業勤めで職場には2人しかいない。数日は休めても長期間は厳しい。職場のかたの負担も大きい。
・在宅勤務できる環境が整っていない。
自分自身
・正直なところ、実際に直面しないとわからないことだらけ。
・体力的な不安、精神的な不安、どちらもある。
筆者の場合、一番の負担は遠方に暮らしていること。気軽に帰れないため、親の変化にもなかなか気づけません。実家近くに住んでいる親戚や、近所の人と連絡を取っておくことも大切。
書き出すことで漠然とした不安が、具体的な不安に変わったことは大きな収穫でした。次回帰省した際には、両親の考えを聞いてみようと思います。
◆執筆者・・・サンキュ!STYLE 取材班 村上真由美
片づけオタクなワーママ。SNSで話題の片づけ術を取り入れながら、ドタバタ時間を減らすコツを探求中。整理収納アドバイザー×クリンネスト。欲張りママの毎日に役立つヒントを発信している。インスタグラムは@mayumi321.jp
編集/サンキュ!編集部