気になる「金時豆」のカロリーや炭水化物量とは?食べる際に押さえるべきポイントを紹介
2022/10/22
この記事では「金時豆」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などカロリーが特に気になるときに取り入れたい食べ方などについてもご紹介します。
なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを基にしています(一部、参考データを基に独自計算をしている場合もあります)。
金時豆を食べると太りやすい?
金時豆は、インゲン豆の代表的な種類であり、赤いインゲン豆をさします。ほくほくした食感が人気の金時豆ですが、調理方法によってカロリーや炭水化物量が変わってきます。
そのため、カロリーが気になる場合は食べ方に工夫が必要です。金時豆を食事に上手に取り入れるには、本記事で紹介するポイントを押さえておくとよいでしょう。
金時豆1食分のカロリー
金時豆1粒(2g)あたりのカロリーは、7kcalです。金時豆はインゲン豆の一種であるため、インゲン豆のカロリーを参考にしています。
金時豆だけのカロリーは多くありませんが、砂糖や醤油などの調味料を使って甘煮に調理すると、小皿1皿(91.4g)で153kcalとなります。そのため、調理方法によってカロリーが大きく変動することに注意しましょう。
金時豆の炭水化物量は?
金時豆1粒(2g)あたりの炭水化物量は、1.16gです。前述のとおり、金時豆はインゲン豆の一種であるため、インゲン豆の炭水化物量を参考にしています。
金時豆を甘煮にした場合、炭水化物量は小皿1皿分(91.4g)で29.87g、そのうち食物繊維を差し引いた糖質量は23.31gとなっています。砂糖を使っている分だけ、糖質量が高くなっていることがわかります。
金時豆を食べることで期待できる効果
金時豆にはさまざまな栄養素が含まれており、食べることで美容や健康に役立つ効果が期待できます。効果を把握しておくことで、カロリーが気になるかたにとっても取り入れやすくなるでしょう。
ここからは、金時豆を食べることで期待できる効果を4つ紹介していきます。より効果的に栄養素を摂取できるよう、ぜひ参考にしてみてください。
便通がよくなる
金時豆には豆類の中でも多くの食物繊維が含まれており、消化管の働きを活性化する作用があるため、便通がよくなる効果が期待できるでしょう。
さらに、煮豆にすることでより食物繊維の含有率が増えるとされています。これは、豆に含まれているでんぷんの一部が「レジスタントスターチ」という食物繊維に変化するのが理由です。煮豆で食べる金時豆は、食物繊維を積極的に摂取したいというかたに最適な食品と言えるでしょう。
ダイエットに役立つ
金時豆は高たんぱく低脂質なため、ダイエットに役立ちます。高たんぱくな肉や魚などには脂質も多く含まれていますが、金時豆であれば脂質を抑えながらたんぱく質を摂取しやすいのでダイエット中はとくにおすすめの食品と言えます。
たんぱく質は脂肪燃焼に必要な筋肉をつくる材料となるだけでなく、免疫物質の材料でもあるため免疫力の向上も期待できるでしょう。
むくみを解消する
金時豆にはカリウムが含まれており、余分な塩分を排出しやすくする作用があるため、塩分の摂り過ぎによるむくみを解消する効果が期待できます。
カリウム不足はむくみに影響するだけでなく、脱力感や食欲不振、不整脈などの症状に繋がる可能性もあります。そのため、カリウムを多く含む金時豆は健康維持にも役立つでしょう。
老化や生活習慣病を防ぐ
金時豆は、老化や生活習慣病を防ぐ効果が期待できるでしょう。金時豆にはポリフェノールが多く含まれており、抗酸化作用によって老化や病気の原因となる活性酸素を無害な物質に変える作用があります。
また、免疫力の増強、抗アレルギー作用などにも役立つと言われています。このように、金時豆に含まれている栄養素には様々な健康効果があるため、積極的に取り入れたい食品と言えるでしょう。
金時豆を食べるときのポイント
ダイエット中などで、カロリーや炭水化物量を制限しているときに金時豆を食べる場合、押さえておくべきポイントがいくつかあります。
ここから紹介する食べるときのポイントを押さえ、食事に上手に取り入れられるようにしましょう。
甘煮に使用する砂糖の量を減らす
金時豆の甘煮を食べるときは、使用する砂糖の量を減らしましょう。金時豆の甘煮には、小皿1皿91.4gあたり10gの砂糖が使用されており、カロリーに換算すると39kcalに及びます。
この砂糖は、甘煮に使用される調味料の中でほとんどのカロリーを占めています。そのため、カロリーを抑えたい場合は、砂糖の量を減らしたり低カロリーな甘味料をつかって作るようにしましょう。また、市販品を選ぶ際も、低糖質なものを選ぶのがおすすめです。
水煮を選ぶ
金時豆をやわらかく煮ただけの、水煮を利用して食べることもすすめです。水煮であれば、砂糖が使われていない分、カロリーや糖質量も少なくなっています。
ただし、水煮には味がついていないことが多いため、炒め物、煮物、汁物などの料理に加えて食べるようにしましょう。また、鮮やかな色を生かして、サラダに散らしたりするなど料理の彩りに使うのもおすすめです。
食べる量に気をつける
金時豆を食べるときは、食べる量に気をつけましょう。
金時豆は小さくてやわらかく食べやすいですが、食べすぎることでカロリーオーバーや糖質の過剰摂取を招く可能性があります。油断して食べすぎないようあらかじめ食べる量を決めておいたり、食べる分だけ取り分けるようにすることをおすすめします。
よく噛んでゆっくり食べる
金時豆を食べるときは、よく噛んでゆっくり食べましょう。金時豆はやわらかく煮て食べられることが多いため、あまり噛まずに食べてしまいがちです。噛む回数が少ないと早食いに繋がってしまい、満腹を感じるまでに食べすぎてしまう可能性があります。
そのため、口の中で細かくなるまでよく噛んで食べることで、脳の満腹中枢が活性化され満腹のサインが脳に伝わりやすくなり、食事の量が少量でも食欲が抑えやすくなります。さらに、脳内物質の働きとによって内臓脂肪の分解を促進することも期待できるため、時間をかけて食べるといいでしょう。
金時豆のカロリーや炭水化物量について知り、食べ方を工夫しよう!
本記事では、金時豆のカロリーや炭水化物量、食べるときのポイントなどを紹介してきました。食べる量を気にしたり、低糖質のものを選んだりすることで、カロリーが気になる場合でも取り入れやすくなります。
ぜひこの記事で紹介した、金時豆のカロリーや炭水化物量を参考に、食べ方を工夫して取り入れてみてはいかがでしょうか。