「里芋」を買ったら絶対やって!管理栄養士が教える"里芋”のいちばんおいしい食べ方
2021/12/25
秋~冬に旬をむかえる根菜のひとつ「里芋」。煮物や汁物に入るとおいしいですよね。長期保存も可能で、スーパーでもお得に購入できるので、購入するかたも多いのではないでしょうか。
だけど皮をむくのが大変で、調理するのが面倒だと感じることも。
今回は管理栄養士でサンキュ!STYLEライターのhiroさんに、里芋がいちばんおいしくなるおすすめのシンプルな食べ方を教えていただきました。
里芋のホイル焼き
その名のとおり、アルミホイルに包んで魚焼きグリルで約10~15分焼くだけ。土がついている場合はしっかり水洗いをしてから包むようにしましょう。
つまようじがすっと通れば焼き上がりです。シンプルに塩をふって食べるのがいちばんおいしい食べ方。バーベキューのときにもおすすめです。
加熱した里芋は、手でつるっと簡単に皮がむけるので包丁いらず。
※焼き立てはやけどに注意ください。
余った里芋は、つぶしてマヨネーズを加えてサラダにするのがおすすめ。チーズといっしょに春巻きの具材にしたり、グラタン風にしてもおいしくいただけます。
さといもサラダ
つぶした里芋にパセリ、マヨネーズを混ぜたら塩で味を調えてできあがり。
お好みでマカロニや枝豆など、ほかの食材を加えても。
里芋について
里芋の歴史は古く、縄文時代から栽培されていました。
じゃがいもやさつまいもなどが出回るまでは、芋類の代表として食べられていたようです。
品種によって出回る時期が異なるので、秋から冬にかけて長く楽しむことができます。
親芋を囲むように育つので、豊作や子孫繁栄の象徴としてお正月料理にも使用されます。
里芋の栄養
気になる栄養ですが、余分な塩分を体外に出してむくみ解消に効果のある”カリウム”が豊富。里芋の特徴のぬめり成分は”水溶性食物繊維”です。
腸内環境を整えてくれたり、血糖値やコレステロール値を下げてくれる効果もあるので、生活習慣病の改善のためにもしっかりと食べたい食材です。
芋類の中では比較的カロリーも低めです。
<日本食品標準成分表2020年版より>
100g当たり
じゃがいも…71kcal
さつまいも…126kcal
さといも…52kcal
里芋の保存法
里芋は土つきがおすすめ。洗ってあるものは早めに使い切るようにしましょう。寒さと乾燥に弱いので、冷蔵庫より新聞紙に包んで冷暗所に保存すること。この方法で1カ月ほど保存可能です。使うのを忘れてしまいそうですが、土の中に埋めて保管する方法もあります。
冷凍する場合は、カットして下ゆでしておくと凍ったまま料理に使用できて便利ですよ。
■執筆/hiroさん…管理栄養士、野菜ソムリエの資格を活かした旬の食材を使ったレシピが人気。ナチュラルフードコーディネーターでもあり、子どもが食物アレルギーを持っていた経験から、現在は米粉を使った料理やスイーツのレシピを発信中。Instagramは@gk_kitchen6
編集/サンキュ!編集部