【管理栄養士監修】気になる「卵豆腐」のカロリーや炭水化物量とは?食べる際に押さえるべきポイントを紹介
2023/01/03
この記事では「卵豆腐」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などでカロリーが気になるときに取り入れたい食べ方についてもご紹介します。
なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを基にしています(一部、参考データを基に独自計算をしている場合もあります)。
卵豆腐を食べると太りやすい?
卵豆腐は、卵と和風出汁を混ぜ合わせて蒸した料理です。あっさりとた風味となめらかな食感で、離乳食から介護食までどの年代でもおいしく食べられます。
卵豆腐は、カロリーが気になるかたも取り入れやすく、食べすぎたからといって太りやすくなることは少ないでしょう。ただし、食べる量や食べ方によっては太る原因となることもあるため、注意が必要です。
卵豆腐を上手に取り入れるには、本記事で紹介するポイントを押さえておくとよいでしょう。
卵豆腐1食分のカロリー
卵豆腐1個(65g)あたりのカロリーは、51kcalです。このカロリーは、混ぜ合わせた全卵と出汁を蒸した場合のカロリーになります。タレなどをかけた場合は、カロリーは異なってくるでしょう。
卵豆腐は、調理をする際に油などを使っていないことからカロリーが低い傾向にあります。しかし、卵豆腐は柔らかく食べやすいため食べすぎてしまう可能性があります。その場合、よほど食べない限りカロリーのとり過ぎにはなりにくいですが、食事全体の栄養バランスが偏ってしまうので注意しましょう。
卵豆腐の炭水化物量は?
卵豆腐の炭水化物量は、1個(65g)あたり1.3gとなっています。炭水化物は糖質と食物繊維に大きくわけられ、卵豆腐には食物繊維が含まれていないため1個あたり1.3gの糖質が含まれていることになります。
また、三大栄養素であるたんぱく質は、卵豆腐1個あたり4.16g、脂質は3.25gです。このことから、三大栄養素の中でたんぱく質がもっとも多く含まれていることがわかるでしょう。
卵豆腐は豆腐じゃない?
卵豆腐は、見た目などが豆腐に似ているため豆腐という名がついていますが、豆腐とは異なります。豆腐は大豆を原料としており、大豆から取った豆乳ににがりを混ぜて固めた食品です。
一方で、卵豆腐は原料に卵を使用し、溶いた全卵に調味料を加えて蒸したものを指します。そのため、「豆腐」という名はついていますが、それぞれに含まれている栄養素は異なっています。
卵豆腐を食べるときのポイント
卵豆腐は、前述のようにカロリー・炭水化物量ともに低い傾向にあるためダイエット中にも利用しやすい食品ですが、ポイントを押さえておくことでさらに健康的に取り入れやすくなるでしょう。
ここからは、卵豆腐を食べるときのポイントを4つ紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
間食として食べる
卵豆腐を食べるときは、間食として食べるようにするのがおすすめです。卵豆腐に使用される卵にはたんぱく質が多く含まれており、間食として食べると血糖値の上がり下がりがゆるやかになるため、甘いお菓子などよりも血糖値が上昇しにくいのです。
お菓子などに含まれる糖質を一気に摂取すると血糖値が上がり、血糖値を下げようと体内ではインスリンが大量に分泌されます。この血糖値の上がり下がりが続くと、肥満やさまざまな不調や病気の原因になるのです。
そのため、間食したい場合は、甘いお菓子などよりも血糖値が上昇しにくい卵豆腐を取り入れることをおすすめします。
タレは減らして食べる
卵豆腐にタレをかけて食べると塩分を多くとりやすくなるため、卵豆腐を食べるときはタレを減らして食べましょう。タレを減らすことにより塩分摂取量が抑えられ、むくみや高血圧などの予防につながります。
つくり方によっては卵豆腐だけでも十分に味がついている場合があるため、そのまま食べてみてタレが必要なときだけ、最低限の使用量にするといいでしょう。
歯ごたえのあるおかずといっしょに食べる
卵豆腐を食べるときは、しっかり噛んで食べることをおすすめしますが、卵豆腐のような柔らかい食べ物は咀嚼回数を増やすことがむずかしいため、歯ごたえや硬さのあるごぼうやレンコンなどを使ったおかずといっしょに食べましょう。
よく噛んで食べることで食べ物がこまかくなるため、消化しやすく胃に負担がかかりにくくなります。
また、満腹中枢が刺激されることで少量でも満腹感が得られやすくなり、食べすぎ防止にも繋がるでしょう。
卵豆腐のおすすめアレンジレシピ
卵豆腐はシンプルな料理のためアレンジが加えやすく、またアレンジを加えることでレパートリーの幅が広がります。これにより飽きずに食べられるため、卵豆腐をより食事に活用しやすくなるでしょう。
ここからは、卵豆腐のおすすめアレンジレシピを3つ紹介していきます。よりおいしく取り入れられるよう、ぜひ参考にしてみてください。
おすすめレシピ1:ワカメと卵豆腐の吸い物
ワカメと卵豆腐の吸い物は、ワカメの風味と卵豆腐のまろやかさが合う一品です。
冷蔵庫から出して冷たいまま食べることが多い卵豆腐ですが、このレシピのように吸い物にすることで、温かくして食べるのもおすすめです。温めることでだしの香りが強く感じやすくなり、より食べた時の満足感が得やすくなるでしょう。
シンプルな材料で簡単に作れるため、手軽かつ満足感の高い食事を作りたい場合に試してみてはいかがでしょうか。
おすすめレシピ2:あんかけ卵豆腐
あんかけ卵豆腐は、卵豆腐と相性のよいだしを効かせたあんを合わせた一品です。エビの旨味もプラスされるため、上品かつ満足感の高いおいしさが味わえます。
より手軽につくりたい場合は、冷凍のエビを利用するのもおすすめです。また、食べごたえを増やしたいのであれば、大きめのエビを選ぶことで噛む回数を増やすことも期待できるでしょう。
おすすめレシピ3:卵豆腐のとろろがけ
卵豆腐のとろろがけは、マヨネーズが意外にも具材とマッチし、あっさりとした卵豆腐に濃厚さが加わった一品です。
卵豆腐に具材をのせるだけで手軽に作れるため、食卓にもう一品プラスしたいときや、お酒のおつまみとしてもおすすめです。
卵豆腐のカロリーや炭水化物量について知り、食べ方を工夫しよう!
本記事では、卵豆腐のカロリーや炭水化物量、食べるときのポイントなどを紹介してきました。卵豆腐は低カロリーでアレンジもしやすいため、食事に取り入れやすく活用しやすい食品です。
ぜひ本記事で紹介した卵豆腐のカロリーや炭水化物量、アレンジレシピを参考に、食べ方を工夫してみてはいかがでしょうか。