「片づけをラクする」ためにやらない5つのこと
2022/03/02
家の中は毎日家族がくつろぐ空間なのでいつでもキレイを保ちたい場所。そう思ってはいるものの、家族が帰ってきたらさっき掃除して片づけたばかりなのにあっという間に散らかってしまいやる気を失ったという経験のあるかたも多いのではないでしょうか。
平日はいそがしいので休日にまとめて片づけるのも悪くはありませんが、できるならいつでもキレイで気持ちのよいお家にしておきたいものです。
片づけをラクにするためにやらないこと5つを、時短家事コーディネーターで整理収納アドバイザー1級の資格を持つkaehalonさんに教えてもらいました。
1.後回しにしない
片づけをしないといけないなと思うのに、ついついいそがしいからと後回し。そんな風にしていると片づける場所や量がどんどん増えてしまい、結果多大な時間とパワーが必要という事態に陥ってしまうことも。
後回しにすればするほど、片づけへの苦手意識も大きくなってしまうので悪循環!片づけの頭の中での「To do list」がたまってくる前に、1つ1つのものを元の位置に戻して行動を完結させるのがベストです。気がついたらたまっていた、というときには一番簡単で短時間ですむものから終わらせるようにしてみてください。最初の1つに手をつけることさえできれば大丈夫。片づけを終わらせられたことが自信となって次の片づけに向かわせてくれるはずです。
2.見ないふりをしない
片づけをしてもどうせすぐに散らかるからと部屋が散らかっていても見ないふりをする。片づけは面倒なもの、意味のないもの、時間がもったいないなどと思っているとそんな風になりがちです。
しかし片づけができていない状況こそが、ものを探す手間や時間を増やし、生活動線を悪くし、気分を滅入らせて自分の自信を喪失させる原因になるのです。目先の面倒という気持ちに捉われず生活の質を向上させると思って片づけに取り組みましょう。
3.ものは3日以上放置しない
お家にあるのが一時的かつ限定的なものや、まだ定位置を決めていないものは忘れないように目につく場所に置いておきたくなるのはわかります。それでも置いてよいのは3日間程度まで。
本来あるべきでない場所にものが長期間に渡って置かれるようになると意識から外れ、ちょい置きの温床となってしまいます。
すぐにどこに収納するべきか判断がつかないもののために、仮置き場所をあらかじめ決めておいたり、1ヵ所にまとめて置く場所を決めておくのがオススメです。
4.ものを溜めこまない
ものを買ってはくるけど、手放せない。そうなると自然にものはたまっていきます。使うものと使わないもの、使えるものと壊れているものが混在すると、使うものを選ぶのにも取り出すのにも非常に時間がかかるようになり片づけられないの負の連載に陥ります!
ものは1つ買ってきたら1つ手放して、ものの量を一定に保つようにしましょう。最初は手放すのに抵抗感があるかもしれませんが、慣れればスムーズにできるようになります。
5.戻すのが面倒な収納はつくらない
定位置が決まっているのにものが放置されるという場合、戻すのが面倒な収納になっている可能性が大です。扉を開けてその中にさらにボックスがありラベルもなく中が見えない収納だとどうでしょうか?
その収納をつくった人には戻せても家族には非常に戻すのがむずかしい収納と言えます。扉をなくしてしまう、ボックスの高さを低くして中が見えるようにするなど誰でも簡単に見てわかる収納にしてあげればものが定位置に戻る可能性が高くなります。
また収納場所も1ヵ所と決めてしまうのではなく、複数の場所で高頻度で使うのであれば場所ごとに1つずつ準備するというのも片づけのハードルを下げるコツになります。
5つの「ない」ルールを守って片づけをラクにしよう!
片づけをまとめてやるには時間も労力も必要となります。片づけをラクにするために大切なのは「後回しにしない」「見ないふりをしない」「放置しない」「溜めこまない」「戻すのが面倒が収納はつくらない」の5“ない”ルールです。この5つのルールを守るだけで片づける量や時間が格段に減少します。
これは片づけ以外にも応用の効くルール。頭の中をスッキリ整理するのにも役立つのでぜひ毎日の生活に取り入れてみてくださいね。
■執筆/kaehalonさん…子どもが3人いる多忙なワーママ目線で、暮らしをラクにする情報を発信する時短家事コーディネーター。整理収納アドバイザー1級の資格も持ち、忙しいながらもスッキリと過ごす暮らしぶりが人気。インスタグラムはkaehalon11。
編集/サンキュ!編集部