木の背景に隔離された新鮮なイチゴ

【フルーツのプロ監修】「いちご」の保存方法は?正しい方法を知りおいしく使いきろう!

2022/04/21

この記事では、「いちご」が冷凍・冷蔵・常温それぞれの保存方法に向いているかなど、保存方法について解説しています。また、保存する際のポイントやレシピも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

なお、食材の状態や保存環境によって保存期間は変わります。保存方法にかかわらず、できるだけ早めに消費しましょう。


■記事監修

野菜や果物の専門的な知識をもち発信する"野菜ソムリエプロ"。管理栄養士としての意識も活かし、野菜・果物をおい...

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冷凍?冷蔵?常温?「いちご」の適切な保存方法や期間を紹介

まず、「いちご」の保存方法や期間について詳しく紹介します。

「いちご」は鮮度が大切で、傷みやすい果物です。

保存方法には冷凍・冷蔵・常温がありますが、保存のポイントも方法によって異なるので、事前にポイントを押さえて、適切に保存しましょう。

冷凍保存

すぐに食べきれないほどたくさんある場合は、冷凍保存がおすすめです。解凍すると香りも甘みも抜けてしまいますが、スイーツやジャムづくりに活用できるほか、ビタミンCなどの栄養が失われにくいメリットもあります。冷凍にすれば、1カ月ほど保存できます。

保存方法は、洗って水分を拭き取り、ヘタを取ったら冷凍保存用のパックなどに入れます。このとき、よく水洗いしてしっかりと水分を拭き取ることがポイントです。

砂糖をふって、凍らせてシャーベットにしたり、煮詰めてジャムにしたりするのもよいでしょう。

冷蔵保存

「いちご」を冷蔵保存する場合は、冷蔵庫の野菜室で保存し、鮮度が落ちる前に早めに食べ切りましょう。

「いちご」の冷蔵保存のポイントは、2つあります。1つめは、保存の際に洗わないこととヘタを取らないことです。ヘタを取ったり洗ったりすると傷みやすくなります。洗うのは食べる直前です。また、もし傷んでいるいちごがあれば、取り除きましょう。

2つめは、「いちご」が傷まないように並べて保存することです。浅い容器にキッチンペーパーを敷き、「いちご」が重ならないように並べたら、食品用ラップで覆ってから冷蔵庫に入れます。

長期保存する場合は、煮詰めてジャムに加工するのもおすすめです。手作りの「いちご」ジャムは、砂糖の量を好みの甘さに合わせて調整できますが、砂糖の割合を多くするほど保存期間が長くなります。

常温保存

「いちご」は、長期の常温保存には不向きです。

「いちご」は温度変化の影響を受けやすくとても繊細です。収穫後時間が経っていないもの、輸送中に冷蔵環境に置かれていないものであれば、1日程度は常温保存も可能です。鮮度をキープしたい場合は、やはり冷蔵保存をおすすめします。

おいしく食べるには、購入の際にできるだけ状態がよいものを選ぶのもポイントです。ツヤがあり、ヘタに張りがあって、種が熟しているものを選びます。果実の色は赤いものが熟しているとは限りません。品種によっては赤くならないものもあります。

食べる直前に洗う際は、ヘタをつけたまま洗いましょう。ヘタを取ると、「いちご」に含まれるビタミンCが流出してしまいます。

もし、数日経って果実がしぼみかけたら、レモンを入れた水の中で洗いましょう。果肉が引き締まり、おいしく食べられるようになります。

「いちご」を使ったおすすめレシピ紹介

ここからは、「いちご」を使ったおすすめレシピを紹介します。数あるレシピのなかから、とくに「いちご」のおいしさや香りを楽しめるレシピを集めました。手軽に調理できるレシピばかりとなっており、思い立ったらすぐにつくれるため、ぜひお試しください。

おすすめレシピ1:いちご大福

出典:サンキュ!NEWS

和菓子が食べたくなったら、「いちご」を使って手軽に調理できるいちご大福をつくってみましょう。

いちご大福は、調理がむずかしいと思われるかたもいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、こちらのおすすめレシピのいちご大福の皮は、レンジで簡単につくれます。材料は手に入れやすいものを使い、作り方もシンプルです。

休日につくってみてはいかがでしょうか。

おすすめレシピ2:イチゴのソルベ

出典:E・レシピ

冷凍いちごがあるなら、簡単なソルベをつくってみましょう。

このレシピは、フードプロセッサーで調理するお手軽ソルベです。「いちご」の鮮やかな赤い色がきれいで、テーブルが華やかになります。甘酸っぱくて食べやすく、食後のデザートにもぴったりです。

冷凍庫にある「いちご」を、一度に大量消費したいときにつくってみてはいかがでしょうか。

おすすめレシピ3:イチゴのアイスフルーツティー

出典:E・レシピ

いつもの紅茶に飽きたら、「いちご」を使ったアイスフルーツティーがおすすめです。

ふだんの紅茶にひと手間加えていちごを入れると、香り豊かな風味を楽しめます。中途半端に余ったいちごを消費したいときにもおすすめです。

見栄えがよく、おもてなしのティータイムにも使えます。また、シンプルな材料で手軽につくれるのもポイントです。

「いちご」がおいしい季節につくってみてはいかがでしょうか。

「いちご」の正しい保存方法を知って食材をおいしく使い切ろう!

「いちご」は温度変化の影響を受けやすくとても繊細です。鮮度をキープしたい場合は冷蔵保存、長期保存したい場合は冷凍保存をおすすめします。

保存の際に注意したいのが、冷蔵保存と冷凍保存で「いちご」の扱い方が変わることです。冷凍保存では洗った後にヘタを取りますが、冷蔵保存では洗ったりヘタを取ったりしません。また、どちらの保存方法でも「いちご」が傷まないように丁寧に扱いましょう。

もし、「いちご」を大量に手に入れて一気に使い切れない場合は、冷蔵保存するよりも、冷凍保存やジャムなどに加工したり、紹介したレシピをつくったりして早めに使い切ることをおすすめします。

今回の内容を踏まえ、正しい保存方法で「いちご」をおいしく使い切りましょう。

参考サイト

 
 

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