全切りスライス新鮮なスイカとアイス大麦茶

【野菜のプロ監修】「スイカ」の保存方法は?正しい方法を知りおいしく使いきろう!

2022/04/21

この記事では、「スイカ」が冷凍・冷蔵・常温それぞれの保存方法に向いているかなど、保存方法について解説しています。また、保存する際のポイントやレシピも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

なお、食材の状態や保存環境によって保存期間は変わります。保存方法にかかわらず、できるだけ早めに消費しましょう。


■記事監修

野菜や果物の専門的な知識をもち発信する"野菜ソムリエプロ"。管理栄養士としての意識も活かし、野菜・果物をおい...

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冷凍?冷蔵?常温?「スイカ」の適切な保存方法や期間を紹介

夏の定番食材ともいえる「スイカ」を暑い夏の日のおやつや、たくさん汗をかいた後に食べると、そのおいしさは格別でしょう。

「スイカ」は冷やして食べるイメージが強いですが、適切な方法や温度で保存しないとおいしさを半減させてしまう可能性があります。「スイカ」を保存するときは、カット前であれば常温保存、カット後であれば冷蔵保存がおすすめです。なお、冷凍保存は不向きといわれています。

ここでは「スイカ」の常温・冷蔵・冷凍保存について、それぞれ詳しく紹介していきます。

常温保存

「スイカ」の食べごろの温度は、8~10℃といわれています。冷蔵庫内の温度は平均で2~6℃となっているため、冷蔵庫では冷やしすぎてしまう可能性があります。

冷やしすぎると甘みがなくなり、おいしさが半減してしまうため、カット前の状態であれば箱や袋などには入れず、そのままの状態で風とおしのよい冷暗所で保存しましょう。

この状態で保存しておけば、収穫後2~3週間は日持ちするといわれています。しかし、「スイカ」は収穫後に甘みが増すことはなく食感も徐々に悪くなっていくため、なるべく早く食べることがおすすめです。

冷やすときはカットする2~3時間前から大きめのたらいなどに布巾をかぶせた「スイカ」を入れ、水道水をかけてあげます。水道水があまり冷たくないときは、氷水をはった中に入れる方法もあります。

冷蔵保存

カットした後の「スイカ」は、冷蔵保存がおすすめです。冷蔵室よりも温度が高めに設定されている野菜室があれば、そちらに保存しましょう。

保存方法は、空気にふれないようにするために食品用ラップでぴったりと包みます。かさばる場合は、皮を外して食べやすい大きさに切り、密閉できる容器に保存してもよいでしょう。カット後の「スイカ」は鮮度が落ちやすくなるため、なるべく早めに食べることをおすすめします。

外した皮の部分も食べることができるため、捨てずに実の部分と同様のやり方で保存しておくとよいでしょう。記事の最後に皮を使ったレシピも紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。

冷凍保存

「スイカ」は冷凍保存が可能ですが、解凍すると水分が抜け食感が変わってしまうので注意しましょう。

冷凍する場合は、ひと口サイズにカットしてからぴったりと食品用ラップをし、ジッパーつきの保存袋に入れ、しっかりと空気を抜いてから保存しましょう。

食べるときは室温に5~10分ほど置き凍ったままの状態でシャーベットのようにいただきます。スムージーなどに使うこともできます。

保存後は、なるべく早く食べることがおすすめです。

「スイカ」を使ったおすすめレシピ紹介

生のままで十分おいしい「スイカ」ですが、食べ飽きてしまったり余らせてしまったりした場合には料理に使うのもおすすめです。

ここでは、簡単につくることができる「スイカ」を使ったおすすめレシピをご紹介します。また、冷凍「スイカ」を使うことのできるレシピとなっているため参考にしてみてください。

おすすめレシピ1:スイカのガスパチョ

出典:サンキュ!NEWS

最初のレシピは、「スイカのガスパチョ」です。ガスパチョとは、トマトやきゅうりなどの夏野菜を用いてつくられるスペイン発祥の冷製スープのことをいいます。さっぱりとした味わいで暑い夏の日や食欲がないときにもぴったりの料理でしょう。

ガスパチョに「スイカ」を使うことで、ほのかな甘みが加わり、味わい深いスープになります。甘さがあるため、デザートやおやつなどにもおすすめです。

おすすめレシピ2:フルーツポンチ

出典:白ごはん.com

次のレシピは、夏にぴったりなフルーツポンチです。フルーツポンチは、シロップに数種類の果物を入れて冷やしたもので、カラフルな見た目からおもてなしやパーティーにもおすすめのデザートになっています。

フルーツポンチに「スイカ」を入れることで夏らしさを感じることができ、きれいな赤色が鮮やかなアクセントにもなります。シロップはサイダーなどの炭酸飲料でも代用することができるため、食べたいときに簡単につくることができるのもうれしいポイントでしょう。

おすすめレシピ3:スイカの皮とハムのからしマヨ和え

出典:サンキュ!NEWS

最後のレシピは、スイカの皮とハムのからしマヨ和えです。捨てることが多い皮の部分ですが、硬い緑色の部分を外すことで立派な食材になります。

さっぱりとした味わいで歯応えもよく、ハムやマヨネーズとの相性もよいサラダです。皮の切る幅を変えたり、実の部分を少し残して使ったりすることで食感やフルーティーな味わいも楽しむことができるでしょう。

「スイカ」の正しい保存方法を知って食材をおいしく使い切ろう!

今回は「スイカ」の正しい保存方法や、「スイカ」を使ったおすすめのレシピをご紹介しました。「スイカ」は冷やしすぎると甘みがなくなってしまうため、カット前は冷暗所で、カット後は食品用ラップや密閉できる容器に入れ冷蔵庫で保管しましょう。

「スイカ」は収穫後に甘みが増すことはなく、鮮度も落ちてしまうため、早めに食べきることもポイントです。正しい保存方法でおいしく使い切るために、ぜひ料理にも活用してみてはいかがでしょうか。

参考サイト

 
 

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