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【フルーツのプロ監修】「梨」の保存方法は?正しい方法を知りおいしく使いきろう!

2022/04/23

この記事では、「梨」が冷凍・冷蔵・常温それぞれの保存方法に向いているかなど、保存方法について解説しています。また、保存する際のポイントやレシピも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

なお、食材の状態や保存環境によって保存期間は変わります。保存方法にかかわらず、できるだけ早めに消費しましょう。


■記事監修

野菜や果物の専門的な知識をもち発信する"野菜ソムリエプロ"。管理栄養士としての意識も活かし、野菜・果物をおい...

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冷凍?冷蔵?常温?梨の適切な保存方法や期間を紹介

梨は甘くて水分も多く含まれているため、おやつとしてもデザートとしてもおいしくいただけますが、食味の変化が早く、甘みや水分が抜けておいしさも失われてしまいます。

梨は果肉がやわらかくとてもデリケートであるため、取り扱いには注意し、常温・冷蔵で保存する場合でも早めに食べることがおすすめです。また、梨は冷凍することもできますが、食感が変わるため注意しましょう。

ここでは、梨をできるだけおいしく保つための保存方法について詳しく解説していきます。

常温保存

梨は常温でも保存できます。梨は風通しがよく、日光の当たらない涼しい場所で保存するのが適しています。1個ずつ新聞紙やビニール袋などで包んで保存します。箱買いして大量に梨がある場合は、箱のふたを開け通気性を確保しておきましょう。

常温で保存した梨は3~4日で食べきることをおすすめします。梨の品種によっては、まだ暑い時期に出回るものもあるため、涼しい場所が見つからない場合は常温保存をあきらめ、冷蔵保存に切り替えましょう。

冷蔵保存

梨の保存にもっとも向いているのは、冷蔵保存です。梨を冷蔵庫で保存するときには、少し温度が高めの野菜室がおすすめです。

梨は洗わずにキッチンペーパーで包みます。キッチンペーパー1枚で包み切れないときは、キッチンペーパーを2枚使ってしっかりと包みましょう。キッチンペーパーで包んだあと、さらに食品用ラップで包みます。

食品用ラップで包んだ梨はポリ袋に入れて冷蔵庫(野菜室)に保存します。ポリ袋に入れるときは複数個をまとめて入れても問題ありません。冷蔵庫のなかでは、梨のヘタが下側になるように保存します。

冷蔵庫では、2週間程度梨を保存できますが、2~3日ごとにキッチンペーパーが湿っていないか確認し、湿っていた場合は交換する必要があるでしょう。

冷凍保存

梨を冷凍にすれば、1カ月間程度の保存が可能になります。ただし、梨を冷凍にした場合は、生の状態とは食感が変わるため、注意しましょう。生の食感を楽しみたいときには、保存期間は短くなるものの、常温や冷蔵保存のほうが向いています。

梨を冷凍で保存するときには、皮をむいて8等分のくし切りにしましょう。梨が重ならないように並べて、食品用ラップで包んでください。このとき、食品用ラップは梨の果肉に張りつくようにぴったりと包みましょう。

食品用ラップで包んだ梨を、保存袋に平らに並べて金属製バットにのせて冷凍庫に入れます。15分程度の解凍ではシャーベットの食感を楽しめ、30分程度ならとろみが出てコンポートのような食感になります。

すりおろしたり、ダイスカットにしたりして冷凍し、シャーベットとして楽しむことも可能です。

梨を使ったおすすめレシピ紹介

生のまま皮をむいて、くし切りにして食べることの多い梨ですが、料理の食材としてもさまざまな料理に利用できます。ここでは、梨を使ったおすすめのレシピを3つ紹介していきます。

梨の保存方法によって適したレシピも異なるため、紹介するレシピを参考に、各方法で保存した梨の使い方を考えてみましょう。

おすすめレシピ1:梨のシャーベット

出典:E・レシピ

「梨のシャーベット」のレシピでは、凍った梨を使用します。冷凍保存している梨があればそのまま使えますが、シャーベットとして食べるために1cm角のサイズにしておく必要があります。

梨を冷凍保存するときは、シャーベットとしての用途も考え、くし切りだけでなく、1cm角でも保存しておくことで、手軽に利用できるのでおすすめです。くし切りで保存しておいても、15分程度解凍すればシャーベットの固さになるため、包丁で1cm角に切りそろえることもできます。

おすすめレシピ2:梨のサラダ

出典:E・レシピ

「梨のサラダ」のレシピは、梨をメイン食材としてドレッシングで和えたサラダを作れます。

デザート代わりの冷たいサラダとして食べる際は、冷蔵保存の梨を使えば、サラダを冷やす手間が省けます。生のシャキシャキとした食感ではなく、コンポートや缶詰の梨のような柔らかめのサラダとして楽しむ場合は、冷凍の梨を使ってみてもよいでしょう。

おすすめレシピ3:キュウリと梨のゴマ酢和え

出典:E・レシピ

「キュウリと梨のゴマ酢和え」は、ふだんデザートとして楽しむ梨を「おかず」として食べるレシピです。キュウリと梨はいずれもシャキシャキとした食感ですが、同じ食感ではなく、それぞれの異なる歯ごたえと食感を楽しめます。

このレシピでは、食材の食感を楽しめるよう、常温か冷蔵で保存された、食感のある梨を使うことをおすすめします。

梨の正しい保存方法を知って食材をおいしく使い切ろう!

梨は常温保存も冷凍保存もできますが、和梨は追熟しないため、おいしく食べるには鮮度が重要になってきます。そのため、梨を購入した際は前述した手順どおりに冷蔵保存して、2週間程度で食べきることがおすすめです。

みずみずしさや甘さが魅力の梨ですが、保存方法を間違えると早く腐ってしまったり、食感が損なわれてしまったりします。梨の正しい保存方法を覚え、用途や保管したい期間などを考えて、適した保存方法を選べるようにしておきましょう。

保存しておいた梨は、おいしいうちに使いきれるように、レシピも工夫して早めに消費しましょう。いろいろなレシピを覚えておけば、保存状態に応じて調理方法も工夫できるようになります。

参考サイト

 
 

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