Ziplock(R)と水煮大豆で超カンタン!絶品手作りお味噌をつくってみよう!
2022/02/19
びっくりするくらいおいしい&腸活にもぴったり♪実はみそを家で手軽につくれるって知っていました?冬はこうじの発酵が穏やかで腐りにくいので仕込みに最適。さぁ、今こそ挑戦どきです!
<教えてくれた人>
麹料理研究家&イラストレーター おのみささん
みそづくりをきっかけに、こうじを使った料理に目覚める。著書に『からだに「いいこと」たくさん 麹のレシピ』(池田書店)など。
最新刊『発酵来福レシピ 90のおいしい料理と暮らしの知恵』(山と溪谷社)
なぜ今、手づくりみそなんですか?
●実は家でカンタンにつくれるから!
水煮大豆を使えば、煮る時間を短縮でき、1時間もかからずに仕込めます。また、Ziploc(R)などファスナーつきの保存袋を使えば、熟成時にかき混ぜるなどの手間も必要ありません。
●ビックリするくらいおいしいから!
発酵が進むと袋がふくらむことがあります。それは「こうじが生きている」証拠で、ペットを飼っているような愛着が。こくがありつつ、まろやかで感動するくらいおいしいんです。
●みそをよく使うようになり、それが腸活になるから
手づくりみそに含まれているこうじ菌は、健康にいい必須アミノ酸を生み出します。また大豆は良質なたんぱく源のため腸内の善玉菌を増やし、腸の健康をサポートしてくれますよ。
材料はたったの4つ!
●水煮大豆(食塩無添加) … 250g
●こうじ(乾燥こうじ) … 100g
●塩 … 50g
●大豆の煮汁 … 大さじ1~2
こうじはスーパーに売っているよ!
Ziploc(R)Lサイズ
縦27.3×横26.8cm。今回の材料を保存するのにジャストなサイズ。
1 まずは水煮大豆を柔らかくなるまで煮るよ~
水煮大豆を鍋に入れ、ひたひたの水(約200ml)を加えて中火にかける。沸騰したら弱火にし5~10分煮る。柔らかくなるまで煮たら、ざるに上げて大豆と煮汁に分ける。煮汁は大さじ1~2取っておいて。
指でつぶせるくらいにね。
2 こうじをほぐしたあとよーく塩と混ぜます
ボウルにこうじを割り入れ、手で握って粒状になるまでよくほぐす。しっかり細かくすることで、大豆と混ざりやすくなる。ほぐれたら、塩を加えて全体によく混ぜ合わせる。
こうじは粒状にしてね。
3 大豆をつぶして~
Ziploc(R)Lサイズに大豆を入れて口をとじ、めん棒でたたいたり、手でもんでつぶす。ペースト状までつぶす必要はなく、少しくらい粒が残っていてもOK。
4 こうじを加えてもみ、煮汁を加えてさらにもむ
こうじは熱に弱いので、大豆が40℃くらいまで下がったら2を加える。袋の上から5分ほどもんで混ぜる(市販のみそくらいの柔らかさなら煮汁は不要)。1で取っておいた煮汁を加え、さらに5分ほどもむ。
5 めん棒で薄ーくのばしてでき上がり!
めん棒などを袋の上からころがして、袋の中の空気を抜きながら、全体を5mmくらいの薄さになるようにのばす。最後にしっかり口をとじる。仕込んだ日付を記入しておく。
冷暗所で冬は2~3カ月放置すれば……
3カ月後に完成!
中のこうじの粒が柔らかくなったらOK。
基本的にはほったらかしで大丈夫。月に1回くらい様子を確認し、カビが生えたらその部分を取り除けばOK。
上手な熟成の仕方
袋がふくらんできたら空気を抜いて。
冬場は少しだけですが、発酵で袋がふくらむことが。口を少し開けて空気を抜いたら、カビが生えないよう、またしっかりとじて。
熟成が終わったら保存容器に!
完成したみそは、容器に移したほうが使いやすいので、清潔なふたつきの保存容器に移します。冷蔵室で約1年保存可能。
本当にカンタン?私も挑戦してみました!
・サンキュ!読者モデル 渡邉有紀さん
1児の母。元大手学習塾教室長のママダイエットインストラクター。こうじ料理が大好き。
こんなに手軽にみそがつくれるなんて驚きました。子どもと一緒につくるのもいいですね!
参照:『サンキュ!』2022年3月号「冬はお味噌をつくってみよう」より。掲載している情報は2022年1月現在のものです。撮影/髙杉純 モデル/渡邉有紀(サンキュ!読者モデル) 構成/岡部さつき(風讃社) 取材・文/杉澤美幸 編集/サンキュ!編集部