頑固な尿石や水垢を撃退!トイレのふち裏の掃除方法

2023/06/05

トイレのふち裏は尿石などがたまりやすく、すぐに黄ばみや黒ずみが発生してしまいます。掃除しにくい場所であるうえ、頑固な汚れで落ちにくいという点も厄介ですよね。

そこで今回は、トイレのふち裏の掃除方法をお伝えします!それぞれの汚れに合った洗剤や予防方法も、合わせてチェックしておきましょう!

教えてくれたのは、“おせっかいな”ご家庭サポートを提供する「東京かあさん」です。

「東京かあさん」は、株式会社ぴんぴんころりが運営する育児・家事支援サービス。第2のお母さんとなって、 "おせ...

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尿石だけじゃない!トイレのふち裏が汚れる原因は?

トイレのふち裏の汚れは、尿によるものだけではありません。ここで、汚れの主な原因をみてみましょう。

尿石の黄ばみ

黄ばんだ汚れは、はねた尿が蒸発して固まり、尿石になったもの。固まった層が重なっているため、とても頑固です。

水垢の白い汚れ

白っぽい汚れは、水垢によるものです。水道水にはカルシウム・カリウム・マグネシウム・ナトリウムが含まれており、水分が蒸発することで水垢になります。

黒カビの黒ずみ

水垢やホコリを放っておくと、それを栄養にしたカビや雑菌が発生します。なかでも黒カビは、黒ずんで目立ってしまいます。

トイレのふち裏の掃除方法

これらの汚れはどれも頑固なため、ブラシでただ擦るだけではなかなか落ちません。そこで、汚れが落ちやすい掃除方法で撃退しましょう!

1.洗剤パック

1.ふち裏にトイレットペーパーを敷き詰めます。2枚ほど重ねた状態で、隙間がないようにしましょう。

2.トイレットペーパーにたっぷりと洗剤をかけます。徐々に洗剤が浸透していくので、隅々まで行き渡っているかをチェックしましょう。

3. 酸性洗剤なら3分、それ以外の洗剤なら15分ほど放置します。長時間放置しておくと、便器が傷んでしまうので注意しましょう。

4.トイレットペーパーの上から、ブラシで擦ります。あとは、トイレットペーパーを流せば完了です!

2.軍手で拭く

1.ゴム手袋のうえに軍手をはめて、指先のあたりに洗剤をかけます。軍手は掃除のあとに捨てるので、不要なものを用意しましょう。

2.軍手でふち裏の汚れを直接拭き取り、水を流します。

3.専用ブラシで擦る

一般的な形状のブラシだと、隅々の汚れを落とすことができません。そこで、ふち裏の掃除向けのブラシを用意するのもいいですね。

細長い半円型になったブラシや、狭い部分に最適なミニサイズのもの、ふち裏の状態を確認しながら掃除できる鏡付きのものなど、種類はさまざま。固まった尿石には、研磨剤入りのスポンジが付いたタイプがぴったりです。

トイレのふち裏の汚れに適した洗剤は?

ふち裏に潜む尿石・水垢・黒カビは、それぞれ性質が異なります。そのため、汚れに適した洗剤を使い分けましょう。ただし、塩素系と酸素系の洗剤は絶対に同時に使わないでくださいね!

1.酸性洗剤

尿石の汚れはアルカリ性なので、酸性洗剤で中和させると取れやすくなります。ドラッグストアやホームセンターで簡単に手に入るので、パッケージに「酸性」と記載されたものを選びましょう。酸性洗剤は刺激が強いので、ゴム手袋とマスクを装着して使用してくださいね。

2.クエン酸

小さいお子さんやペットがいるご家庭は、安全性の高いクエン酸がおすすめ。こちらも酸性洗剤なので、尿石汚れに効果的です。クエン酸の洗剤は、そのまま使えるスプレータイプと粉末タイプがあります。粉末タイプの場合は「水100mlに対し粉末のクエン酸を小さじ1」の割合で混ぜたものを、スプレーボトルに詰め替えて使用しましょう。

3.ジェルタイプの洗剤

洗剤をしっかり浸透させたいけれど、トイレットペーパーでパックするのは面倒…という方は、ジェルタイプの洗剤がぴったり。流れにくいので、ふち裏の部分にとどまってくれます。また、狭い場所の掃除に適した泡タイプもあります。いずれのタイプも、少し放置したあとに水で流すだけなのでお手軽ですよ。

ただし、アルカリ性のものは尿石汚れとの相性がよくありません。あくまでも、カビや雑菌対策としての使用がおすすめ。尿石汚れが落ちにくいときは、水で洗い流す前にブラシで擦るといいでしょう。

ふち裏の汚れの予防方法

掃除の手間を抑えるため、ふち裏の汚れを予防しておくことも大切です。「汚れるペースが速い」「掃除をもっとラクにしたい」と感じたら、以下の方法を試してみましょう!

1.タンク内を掃除する

常に水が入ったタンクは雑菌が溜まりやすい場所であるため、タンク内にカビが発生すると、便器も黒ずみやすくなるのです。

そこで、重曹でタンク内を定期的に掃除しておきましょう。重曹は弱アルカリ性で塩素系洗剤に似た性質のため、便器の黒カビ予防に最適です。

まずはタンクの蓋を外し、カップ1杯分の重曹を入れます。あとは5時間ほど放置して、水を流すだけ。放置時間を確保できるよう、寝る前や外出前のタイミングがいいでしょう。

2.設置タイプのアイテムを活用する

手洗い部分に置いておくだけで、タンク内や便器を除菌してくれるアイテムを使う手もあります。除菌効果により黒カビなどの発生を防いでくれるうえ、香りよる防臭効果も期待できますよ。ただし、タンクに手洗いがないタイプや汲み取り式など、使用できないトイレもあります。ご家庭のトイレの種類を確認したうえで購入しましょう。

この記事のここがミソ!

・トイレのふち裏は洗剤パックや軍手で掃除しよう!

・尿石には酸性洗剤やクエン酸が効果的

・タンク内を掃除して汚れを防止しよう

「今まで、ふち裏の汚れを見て見ぬふりをしていた…」という方も多いのではないでしょうか。トイレのふち裏の汚れは、時間が経つほど頑固になっていきます。手遅れになる前に、今回ご紹介した方法で定期的に掃除しておきましょう!

■教えてくれたのは・・・

東京かあさん

「東京かあさん」は、株式会社ぴんぴんころりが運営する育児・家事支援サービス。第2のお母さんとなって、 "おせっかいな”ご家庭サポートを提供中。働く女性や子育て中のママたちに役立つ情報やニュースをお届けするWEBメディア「ミソシル」も運営しています。

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