使いにくいトイレには共通の“違和感”がある!?お片づけのプロが解説
2022/04/16
毎日使うトイレは、いつも使いやすい状態にしておきたいものですよね。しかし、アクティア株式会社が提供する家事代行サービス「カジタク」に所属する「美部屋(掃除・片付け)コンサルタント」の山口奈穗子さんによれば、一見片づいているのに、どうにも“違和感”を覚えるトイレがあるんだとか。
今回は、そんな“トイレの違和感”について解説してもらいました。
違和感1:やりすぎなインテリア
トイレはほとんどの家で、いちばん小さな部屋になります。その小さな世界を自分好みに彩って、楽しむのはステキなことだと思います。しかし、ときにはやりすぎてしまっていることも。
これまでに見たなかで、ちょっとびっくりしたトイレのインテリアに以下のようなものがありました。
・かなり高価な置き物、貴重な飾り物をトイレに飾っている
・雑貨小物を、大量にトイレに飾っている
・大量の雑誌やマンガをトイレに持ち込んでいる
このような状態が決して悪いというわけではありません。しかし、正直お掃除がしにくいのですよね……。
お掃除がしにくいからか、せっかくの品物の上に、長年のホコリが積もっているケースもあります。
トイレはホコリがたまりやすい空間ですので、マメにお掃除したいところ。飾る場所を変えるか、少し減らすようにして、清潔感を感じられる場所にしたいですね。
違和感2:トイレブラシの形状
ちゃんと掃除グッズはそろっているし、定期的に掃除もしている様子。それなのになんだかトイレがちょっと汚い。そういったケースをよく見てみると、トイレブラシが大きすぎたり、形状が合っていなかったりすることがあります。そのため、ブラシがフチ裏に届かなかったりして、フチ裏がぐるっと1周茶色くなっていることも。
「ブラシさえ買い換えれば……」と思わずにはいられません。
小さなブラシを追加して用意することもできますが、その場合は、収納場所をよく考えてからですね。
違和感3:トイレットペーパーの置き方
「使いやすさ」という観点から考えればトイレットペーパーが購入時の袋に入ったまま、トイレの床に置いてある、というのは合理的です。実際、そのような状況は、個人的な経験としても決して珍しくはありません。
しかし、一見合理的で無駄のない方法に見えるこの置き方、じつは問題が少なくありません。
・床の掃除がしにくい
・足元が狭くなる
・見た目が美しくない
・ちょっとだらしないイメージ
といったところ、日々の利用で違和感として引っかかってしまうでしょう。
トイレにまったく収納場所がないなど、ご事情がある場合は仕方ありません。もし収納棚がある場合は、そこに収めるほうが断然スッキリしますね。