シャワーヘッドって掃除したほうがいいの?掃除のプロの回答は…
2022/05/29
日々の家事で気になるものの、正解がよくわからないことについて、家事代行サービスを展開するカジタクに所属する山口さんに教えてもらいました。
今回のテーマは「シャワーヘッドの掃除」についてです。
シャワーヘッド、そもそも掃除が必要なんでしょうか……?
■教えてくれたのは・・・片付け名人の山口さん
侮ってはけないシャワーヘッドの汚れ
自宅のシャワーヘッドがどのくらい汚れているか、ご存知ですか?
通常シャワーヘッドは下を向いているため、汚れているかどうか見たことすらない、という人も多いのではないでしょうか。そんなかたは、ぜひ一度、意識してよーく見てみてください。白あるいは黒い何かがあったら、それは全て汚れです。
シャワーヘッドが汚れていると、汚れを含んだ水を体に浴びていることになるので、実はとても不衛生。また、シャワーの穴が目詰まりしてしまうと、水圧が弱くなるため使い心地も悪くなってしまいます。そうならないためにも、シャワーヘッドの掃除は定期的にしましょう。
シャワーヘッドはなぜ汚れる?掃除の頻度は?
シャワーヘッドの汚れの原因は、主に水垢と石鹸カスと皮脂。毎回水を流すシャワーは水垢が溜まりますし、体を洗ったときや流したときに皮脂や石鹸カスが飛び散るからです。汚れたままにしておくと、水垢や石鹸カス・皮脂をエサとしてカビが生えてしまいます。
掃除する頻度は週1回程度が目安。ただし「シャワーヘッドだけを洗う」というのは非効率的なので、浴槽や浴室を洗うタイミングで掃除箇所の1つに入れてしまうのがおすすめ。浴槽や浴室は毎日掃除する人も多いと思います。そうすれば汚れないはずです。
シャワーヘッドの掃除方法
<方法1.お風呂用中性洗剤で洗う>
定期的に掃除をしていて、汚れがそれほど溜まっていないときには、お風呂用中性洗剤で十分汚れを落とすことができます。中性洗剤を含ませたスポンジで、シャワーヘッドをこすって汚れを落とします。水で洗い流せば終了です。
<方法2:クエン酸に浸ける>
お風呂用中性洗剤では落ちないくらいに汚れてしまった場合は、クエン酸に浸け置きをしてみましょう。
洗面器かバケツに、ぬるま湯1Lを溜めてクエン酸大さじ1をよく溶かします。そこにシャワーヘッドを浸けて1~3時間おきます。その後、歯ブラシで汚れをこすり落としましょう。シャワーの穴に詰まって落ちない汚れは、竹串や爪楊枝で落としてください。最後に水で洗い流して終了です。
<方法3:クエン酸でパックする>
クエン酸の浸け置きでも落ちない酷い汚れは、クエン酸パックで落とします。
まずスプレーボトルを用意し、水100mlにクエン酸小さじ1を入れてよく溶かします。クエン酸水をシャワーヘッドにまんべんなくふりかけ、キッチンペーパーを全体に貼りつけます。そして、ペーパーの上から再度クエン酸水をふりかけましょう。
全体的にクエン酸水が行き渡ったら、ラップを巻いておきます。この状態で一晩置いてください。翌朝、汚れを歯ブラシでこすり、水で洗い流したら終了です。
お風呂をカンタン&清潔キープするには?
シャワーヘッドはもちろん、毎日お風呂の隅々まで掃除をして、きれいなお風呂で一日の疲れを癒したいですね。しかし実際には、毎日完璧にお風呂掃除をするのは時間的にも難しい。
短い時間の掃除でお風呂をきれいに保つコツは、お風呂をパーツ別に洗うようにすることです。まず、一番汚れやすい浴槽や床、排水溝など、毎日洗う場所を決めます。
次に、残った部分を曜日別に分けます。例えば、洗面器は月・水・金曜日、壁は火・木・土曜日という感じです。こうすると一日の清掃時間が短くてすむので、お風呂掃除の負担を減らすことができます。日替わりで色々なところを掃除するので、汚れをこびりつかせることもありません。ぜひやってみてください。