掃除のプロが教える!「洗面台の掃除」でやってはいけないワースト4
2024/09/06
洗面台のお掃除について深く考えたことはあるでしょうか?何も考えず、適当にやってしまうと取り返しのつかないことになりかねません。
そこで今回は、洗面台の掃除でやってはいけない事を、クリンネストの中里愛子さんにお聞きしました。
1.ものを移動させないで掃除をする
洗面台にはハンドソープや電動歯ブラシ、髭剃り、コップ、整髪料、化粧品など様々な小物があります。これらのものを、1つずつ持ち上げて、その下を拭くといった掃除法をしていませんか?
それでは拭いた周りにホコリをまき散らしているだけで、キレイにはなりません。また、隙間を縫うような拭き方をしていると、モノを倒してしまうリスクも伴います。
洗面台を掃除する時は小物を全て移動させ、一気に端から塗りつぶすように拭き上げましょう。その方が圧倒的に早くきれいに仕上がります。
2.メラミンスポンジを使う
水だけで綺麗になるメラミンスポンジ。とても便利ですが、研磨効果が強く材質を傷つけることがあります。コーティングされている洗面ボウルや人工樹脂でできた箇所に使ってしまうと、材質の艶がなくなってしまったり、汚れが付きやすくなってしまうのです。一度ついた傷は元に戻すことはできません。
3.ゴミ受けを外したまま掃除をする
洗面台の水の流れが悪いからと、ゴミ受けを外したまま掃除をしていませんか?洗面台は、アクセサリーやヘアピン、コンタクト、チューブのキャップなど細かなモノが多い場所です。それらのモノを排水口に落としてしまうと、専門業者でないと取れなくなってしまったり、詰まりの原因になってしまいます。
ゴミ受けは、つけたまま掃除をし、ゴミ受け自体を掃除する時だけ外し、速やかに元へ戻しましょう。
4.髪の毛を排水口に流す
洗面台周りは髪の毛が落ちやすいですよね。洗面ボウルに張り付いた髪の毛を拾うのは手間がかかり、つい排水口へ流したくなってしまいますが、やってはいけません。
髪の毛は排水口を通過しても排水管についた汚れに引っかかり、詰まりの原因になってしまいます。
こまめなお掃除こそが楽にキレイをキープする方法!
洗面台は、埃や髪の毛の汚れの他、石鹸カスや整髪料、化粧品など様々な汚れが混在する場所です。汚れは時間の経過とともにどんどん頑固になり、落とすのに時間と労力を必要とします。汚れは溜めず、こまめなお掃除こそが、1番楽にキレイをキープする方法です。
■執筆/中里愛子…介護福祉士として働く中で、多くの人が片づけや掃除に悩んでいることを知り、家事代行会社に転職。その後、2019年に「片付けサポートおうちPLUS」を起業。現在は、整理収納アドバイザーとクリンネストの資格を活かし、片づけサポートのほか、資格認定講師としても活動。Instagramは、ouchi_plus。