洗剤不要、数十秒の掃除でイライラ解消!?いますぐ取り入れてほしい3つの「家事の工夫」
2024/08/29
家事に追われ、毎日イライラしていませんか?上手にこなして毎日ご機嫌にすごしたいですよね。
そこで今日は、自身でも仕事と家事を両立しているという整理収納アドバイザーの中里愛子さんに「家事の工夫」をお伺いしました。
1.こまめな掃除
掃除はしんどく時間がかかるものと思っていませんか?それでは、なかなか掃除を始められず、汚れを溜め込んでしまいます。その結果、汚れが凝り固まり、取り除くのが大変になってしまうのです。
汚れはついたときにすぐ掃除すれば、簡単に落とすことができます。つまり「こまめな掃除」こそが、掃除をラクにするのです。
例えば、入浴後に浴室全体にシャワーをかけて軽くスポンジでこすります。洗剤を使わないたった数十秒の掃除です。
これだけで汚れの進行が抑制されキレイをキープできます。たとえそのときに完璧に汚れを落とし切れなくっても大丈夫。いざしっかり掃除をしようとしたときに、こする時間も洗剤の量も圧倒的に少なくなっています。
2.家事のルーティン化
家事がたまると、どこから始めたらいいかわからなくなりませんか?また、疲れていたり、日常生活にトラブルを抱えてしまうと、家事に集中できなくなってしまいます。そんな思考停止状態でも、家事を回していかなればなりません。解決するには、「家事をルーティン化」させることです。
例えば「朝起きたら必ず最初に洗濯機を回す」などをルーティンにすれば、たとえ寝ぼけていても洗濯を進めることができます。
さらに先述の「こまめな掃除」などもルーティンにするといいでしょう。「洗濯機を回す前に、洗面所の手拭きタオルで洗面台を拭き上げて洗濯機へ放り込む」などをルーティンにすれば、いつもキレイな洗面台にすることができます。
人は「何しようかな?」「どうしようかな?」など考えて行動すると、時間がかかってしまいます。家事をルーティン化することで、余計な思考回路を使うことなく、流れ作業のように次から次へと家事をこなせるようになるのです。
3.家事を完璧にできない前提でする
完璧に家事をこなそうとすると、その思い自体がプレッシャーになり、完璧にできないと自分自身を責めてしまいます。そもそも完璧にこなすなんてむずかしいこと。できないことを前提で家事計画を立てると、ご機嫌な毎日を送ることができます。
例えば、毎日夕食を手作りしたいと思っても、「週1回は弁当を買ってくる、あるいは冷凍食品やミールキットを使う」などと決めてしまいます。すると、冷凍食品を使うことへのハードルが下がり、毎日手作りできなくても自分を責めることはありません。逆に毎日手作りできてしまうと「私って偉い!」と自己肯定感が上がることでしょう。「じゃあ、来週2回冷凍食品使おう」などと、ラク貯金をするのもいいですね。
料理以外の家事でも同様、完璧を求めないようにするといいでしょう。例えば、家族で役割分担したり、家事代行業者にまかせるのもいいでしょう。食器洗い乾燥機や乾燥機つき洗濯機、ロボット掃除機などの文明の利器を頼る方法もあります。
自身が負担に感じやすい家事をいかにラクにするか、あるいはしないですむか積極的に考えるのです。決してそれは「手抜き」ではありません。家事をうまく回して、毎日ご機嫌にすごすための「賢い手段」なのです。
■執筆/中里愛子…介護福祉士として働く中で、多くの人が片づけや掃除に悩んでいることを知り、家事代行会社に転職。その後、2019年に「片付けサポートおうちPLUS」を起業。現在は、整理収納アドバイザーとクリンネストの資格を活かし、片づけサポートのほか、資格認定講師としても活動。インスタグラムはouchi_plus
編集/サンキュ!編集部