もう失敗しない!野菜のレンジ蒸しを上手に仕上げるひと工夫
2023/07/30
付け合わせのブロッコリー、ポテトサラダ用のにんじんなど、野菜をレンジ加熱することは、少ない水分で調理ができることから栄養面でもメリットがあり、多くのレシピで採用されている下処理方法です。
でも、野菜のレンジ蒸しは失敗しがちではありませんか?
今回は、野菜ソムリエプロで管理栄養士の小島香住さんに、野菜のレンジ蒸しを上手に仕上げるひと工夫教えてもらいました。
野菜のレンジ蒸しは便利だけど失敗しがち
野菜をレンジ加熱するときに、加熱が不均一でかたい部分が残っていたり、一部が焦げてしまったりしたことは、誰もが経験しているでしょう。
これは電子レンジの加熱方法であるマイクロ波が、食材の水分子に直接届き温度上昇させるためで、調理するものの水分が偏っているとムラが生じるのです。
このように、仕上がりが安定しないことが多い野菜のレンジ蒸しですが、あるひと工夫で上手に仕上がるのでご紹介します。
1枚のキッチンペーパーが仕上がりを変える
ひと工夫とは、ぬらしたキッチンペーパーを食材の上に被せて一緒に加熱するだけ。
たったこれだけですが、表面に水分があることで全体に蒸気がいきわたり、均一に蒸らされるようになります。
少量の水を足して加熱する方法とのちがうのは、水分が底に溜まらないこと。底に水があると、水に触れている部分はやわらかくなっても、上の方はかたいままだったり、焦げたりするのです。
ラップを外したときに、キッチンペーパーを使わないものより蒸気の量がかなり多く、しっかり蒸されているのがわかります。
加熱が終わったら火傷に注意しながら、ラップとキッチンペーパーはすぐに外し、できれば別の容器に移しておくとよいでしょう。
そのまま放置してしまうと、余熱で加熱が進み食感や色が悪くなる原因となります。
ひと工夫でレンジ蒸しを上手に仕上げよう
野菜をレンジで加熱することは、お湯を沸かす手間を省いたり、加熱時間を短縮したりする目的がほとんど。
手軽に調理したいと思ってレンジを活用したのに、失敗してしまうと料理のモチベーションが下がりますよね。
ひと工夫しておけば、レンジ調理でも上手に仕上がり、もっと便利になるでしょう。
今日からぜひ取り入れてくださいね。
■執筆/小島香住…野菜や果物の専門的な知識をもち発信する""野菜ソムリエプロ""。管理栄養士としての意識も活かし、野菜・果物をおいしく食べてキレイに健康に過ごすための情報を発信している。
編集/サンキュ!編集部
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