冷蔵より常温より、冷凍保存が超便利!冷凍ストックしておきたい食材3選
2022/08/29
その食材に合わせた保存をすることで、食材のもつおいしさや栄養素をもっと活かすことができます。常温で栄養がアップする野菜や果実もあれば、冷蔵保存が適している食材も。
そのなかでも時短調理や節約料理に欠かせない保存法といえば、“冷凍保存”です。
今回は、管理栄養士で野菜ソムリエでもある、サンキュ!STYLEライターhiroさんに、“冷凍ストックしておきたい”おすすめ食材を紹介していただきました。
えのきだけ
きのこ類を冷凍すると栄養素やうま味がアップしてくれることは有名ですよね。知っているかたも多いと思いますが、そのなかでもおすすめなのが“えのきだけ”。
きのこを食べているというよりは、うま味成分を味わうためにあるといっても過言ではない食材です。凍ったままスープや炒め物に使うことができるので、購入したらカットして冷凍保存がおすすめです。
[おすすめの使い方]
・酢の物
・スープなどの汁物
えのきだけのうま味成分である“グアニル酸"。うまみ成分はかけ合わせることでその効果が倍増!ぜひ他の食材と一緒に料理に使ってみてくださいね。
玉ねぎ
毎日の料理に欠かせない食材のひとつが、“玉ねぎ”。煮ても焼いても炒めてもおいしくいただける、万能食材です。
使う頻度は高いけど、皮をむいてカットする作業が手間に感じることもあります。ツーンと涙が出ることもあるので、まとめてカットして冷凍しておくのが正解。さっとスープや味噌汁を作りたいときに便利です。
[おすすめの使い方]
・豚のしょうが焼き
・スープ系
うす揚げ
または、“油揚げ”とも呼ばれています。地域によって名称が異なるようですが、どちらも豆腐を薄く切り、水分を抜いてから油で揚げたものです。ここでは、”うす揚げ”と呼ばせていただきますね。
淡泊な豆腐を揚げることで香ばしさとうま味がプラスされているので、料理のおいしさを引き立ててくれます。お味噌汁や煮物に使われることが多いですが、残ってしまうことも多いです。
うす揚げは冷凍しても味わいがあまり変わらないため、使いやすいサイズにカットして冷凍するのが便利。使いたい量だけ取り出せるので、食材がムダになることもなく環境にもやさしい保存法です。
[おすすめの使い方]
・味噌汁
・煮物や炊き込みごはん
冷凍ストックしてみよう
食材を冷凍することは、さまざまな面でのメリットも大きいです。
例えば、強い腹痛の症状が出てしまう、魚に寄生している“アニキサス”は、-20度で24時間以上冷凍することで死滅します(家庭用の冷蔵庫は-18度設定の場合が多いため、48時間以上が望ましいとされています)。
このように食材の保存期間を延ばすだけではなく、食中毒の予防になることも。こんにゃくなど冷凍することで食感が変わってしまう食材もありますが、冷凍保存が可能な食材は他にもたくさん!ぜひ試してみてくださいね。
■執筆/hiroさん…管理栄養士、野菜ソムリエの資格を活かした旬の食材を使った簡単レシピや業務スーパーの冷凍食材を使ったアレンジレシピが得意。現在は-10kgのダイエット経験と特定保健指導の経験を活かしたダイエット情報を発信中。Instagramのアカウントは、@gk_hiroka
編集/サンキュ!編集部