「ハンバーグ」は冷凍保存が便利!上手に美味しく保存するためのテクニック
2022/10/09
ハンバーグを冷凍保存しておく方法を知っていますか。本記事では、冷凍しても美味しいハンバーグを作るコツや、冷凍の方法、冷凍ハンバーグの活用方法などを紹介しています。ハンバーグを作ったら冷凍しておいて、いろいろな料理に活用して時短につなげましょう。
ハンバーグは焼いてから冷凍するのがおすすめ
手作りハンバーグを作ったら、その場で食べるだけでなく、冷凍しておけば手作りハンバーグを作る時間を省いて再び食べられるので便利です。手作りハンバーグであっても冷凍で保存できることを覚えておきましょう。
ハンバーグは、成形した生の状態と一度焼いた状態のどちらで冷凍すれば美味しく食べられるのでしょう。おすすめは、焼いてから冷凍する方法です。ここでは、ハンバーグを焼いてから冷凍する方がおすすめである理由について解説していきます。
1:焼いてから冷凍保存した方がよい理由
ハンバーグは、焼いてから冷凍保存すれば、肉汁のジューシーさを閉じ込めたまま保てるので、解凍後調理しても美味しいハンバーグになります。焼いてから冷凍保存すれば、ハンバーグの品質劣化が抑えられるためです。
焼かない生の状態で冷凍したハンバーグは、食べるときに十分火を通さなければなりません。火を通すときに肉汁を含めハンバーグの水分が飛んでしまい、パサつき感のある仕上がりになってしまいます。
2:タネでの冷凍保存はできない?
ハンバーグを焼く前の「タネ」の状態でも冷凍保存ができないわけではありません。タネのままでも冷凍保存は可能ですが、保存期間は焼いて冷凍するときほど長くなく、2週間程度です。
タネのまま冷凍保存しておけば、他の料理に流用しやすいという利点もありますが、火が通っていない生肉のままであるため細菌が繁殖しやすく、品質も劣化しやすいのでおすすめできません。他の料理に流用する予定がなければ、焼いてから保存しましょう。
ハンバーグを美味しく冷凍保存するために意識したい6つのコツ
ハンバーグを作って、焼いて、冷凍するというだけの手順では、冷凍保存しておいたハンバーグが美味しさを保てるとは限りません。ハンバーグを冷凍しても美味しく保つためには、意識しておきたいコツがあります。
ここでは、ハンバーグを冷凍保存しても美味しく保つために知っておきたいコツや手順を解説していきます。上手に冷凍できれば、その後の食事作りの時短にもつなげられるので、ぜひとも覚えておいてください。
- 手で直接混ぜない
- 使うひき肉は 脂肪分の多いものにする
- 焼いている途中で割れないようにしっかり形作る
- 両面を焼き固めてから蒸し焼きにし肉汁を閉じ込める
- 冷凍するときは小分けにする
- 炒めた玉ねぎを使う
1:手で直接混ぜない
素手でタネを混ぜるのは避け、使い捨ての手袋やポリ袋などを使って混ぜましょう。直接手でタネを混ぜると、手に付着している雑菌もタネに混ざってしまい、傷みや食中毒の原因になります。
また、手の温度がタネに伝わることもタネが傷む原因になるため、なるべくタネの温度が上がらないように、氷水を使いながら混ぜる方法もおすすめです。
2:使うひき肉は 脂肪分の多いものにする
ハンバーグに使うひき肉を、脂肪分の多いものを使っておけば、冷凍しても肉が固くならず、焼いたときには脂肪が溶けだしてジューシーなハンバーグに仕上がります。冷凍保存する前提でハンバーグを作るときは、赤身ではなく、脂肪分多めのひき肉を選ぶようにしましょう。
3:焼いている途中で割れないようにしっかり形作る
冷凍したハンバーグを美味しく保つためには、焼いたときに型崩れしないことも大切です。ハンバーグを焼いているときに型崩れしてしまうと、肉汁が出てしまいます。肉汁が出てしまったハンバーグは、解凍したときにパサついた食感のハンバーグになってしまいます。
焼いている途中で型崩れしたり、割れてしまったりしないように、しっかりと成形してください。
4:両面を焼き固めてから蒸し焼きにし肉汁を閉じ込める
冷凍前のハンバーグは、両面をしっかり焼き固めて肉汁を閉じ込めましょう。ハンバーグの内部にジューシーな肉汁を残すために、両面を焼き固めたあとは、じっくりと蒸し焼きにして中心に火を通します。
焼いている途中でハンバーグを動かしすぎてしまうと、閉じ込めたはずの肉汁が出てきてしまうので、動かしすぎにも注意しましょう。
5:冷凍するときは小分けにする
ハンバーグは1つずつ小分けして冷凍しましょう。複数まとめて冷凍用の保存袋に入れたり、複数枚を一緒にラップで包んだりしてしまうと、使うときに取り出しにくく、崩してしまう可能性もあります。
1つずつラップして、ポリ袋や冷凍用保存袋などにまとめて入れておくとよいでしょう。
6:炒めた玉ねぎを使う
タネに使う玉ねぎは、あらかじめ炒めて水分を飛ばしたものを使うと、玉ねぎから余計な水分が出るのを防げるので、ハンバーグが水っぽくならずにすみます。ハンバーグを焼いてから冷凍する場合も、タネの状態で冷凍する場合も、玉ねぎは炒めておくことをおすすめします。
ハンバーグの解凍方法
焼いてから冷凍したハンバーグの解凍方法には、電子レンジを使う方法とフライパンを使う方法があります。
電子レンジを使って解凍する場合は、冷凍するときに使ったラップに包んだまま、耐熱皿に乗せて温めます。電子レンジの種類によりますが、600Wの場合は1分30秒程度を目安としてください。加熱しすぎるとパサついてしまうので注意が必要です。
フライパンを使って解凍する場合は、ハンバーグを並べ、フライパンに行き渡る程度の水やワインを入れて沸騰したらフタをして5分程度加熱します。
冷凍ハンバーグの保存期間は?
焼いてから冷凍したハンバーグは1カ月程度冷凍で保存できます。冷凍保存している間も、品質は劣化していくので、美味しく食べるためには、なるべく早く消費することをおすすめします。
冷凍したハンバーグの活用レシピ
冷凍したハンバーグがあれば、アレンジをしていろいろな味のハンバーグを手軽に楽しめます。ここでは、冷凍したハンバーグを活用できるレシピを紹介します。通常であれば手間がかかってしまう料理も、冷凍したハンバーグを使って、時短で手軽に作ってみましょう。
ロコモコ丼
ロコモコ丼はハワイ発祥のハンバーグとライスとサラダがワンプレートで提供される人気メニューです。冷凍ハンバーグを使って自宅でロコモコ丼を作ってみましょう。
作り方は簡単です。冷凍ハンバーグを解凍したら、どんぶりにご飯とハンバーグ、サラダを盛り付けるだけロコモコ丼が完成します。ハンバーグから作り始めるレシピでは調理時間として20分が想定されていますが、冷凍ハンバーグを使えば数分で完了します。
煮込みハンバーグ
味が染みて美味しい煮込みハンバーグも、冷凍ハンバーグのストックがあれば、煮込むだけの手間でできあがるので便利です。煮込んでいる最中に解凍もされるため、あらかじめ解凍しておく必要もなく、冷凍ハンバーグをそのまま使えます。
メンチカツ
ハンバーグにパン粉をつけて揚げれば、メンチカツになります。冷凍ハンバーグがあれば、解凍してバッター液とパン粉をつければ、あとは揚げるだけです。ハンバーグのサイズでは大きすぎるときは、分割してメンチカツにしてもよいでしょう。
ハンバーグもメンチカツは、使っている食材と味つけが同じであっても、別料理として楽しめます。弁当のおかずとしても適しているので試してみましょう。
ハンバーグの保存は冷凍を活用しよう
手作りハンバーグは、具材をみじん切りにしたり、一部はあらかじめ火を通しておいたり手数がかかる料理です。具材を混ぜ合わせるときも、雑菌が入ったり増えたりしないように気を遣いますが、冷凍保存しておけば手間は一度で済みます。
アレンジレシピも多いため、ハンバーグを冷凍保存してあれば、調理の時短にも役立ちます。冷凍のコツを押さえて調理すれば、冷凍しても美味しいハンバーグを作れるので、たくさん作っておいて冷凍保存して活用していきましょう。