「きくらげ」は冷凍できる!保存や解凍の方法・注意点は?アレンジレシピも紹介
2023/01/19
使い切れずに余ってしまったきくらげを上手く保存したいと考えている方もいるのではないでしょうか。
こちらの記事では、きくらげを冷凍する際の下処理方法から解凍方法、冷凍したきくらげの活用レシピなどを紹介しています。この記事を読んで冷凍きくらげを活用していきましょう。
きくらげは冷凍できる?
きくらげは冷凍できる食材であるため、上手に冷凍することでコリコリとした歯ごたえのある食感を残すことができます。
上手に冷凍するといっても、特別難しい下ごしらえが必要なわけではありません。コツを押さえておけば、きくらげを簡単に冷凍保存しておくことが可能です。
きくらげを冷凍する際の注意点
きくらげを冷凍するときは、解凍してすぐ使えるように下処理をきちんとしておきましょう。用途に応じて生のまま冷凍するか下茹でしてから冷凍するかを選択してください。
石づきが付いているきくらげは、冷凍前に石づきを取り除きます。石づきを取ってパック詰めされているきくらげも多いので、確認してみましょう。
きくらげの下処理方法
市販されているきくらげには、生のきくらげと乾燥きくらげがあります。生のきくらげと乾燥きくらげでは下処理の方法が異なるため、それぞれ理解しておくことが大切です。
ここでは、生のきくらげと乾燥きくらげの下処理の方法を見ていきましょう。
生のきくらげの場合
生のきくらげは、石づきが付いたまま売られているものと、石づきを取り除いて売られているものがあります。石づきが付いているきくらげは、最初に包丁で石づきを取り除いてください。
解凍してからきくらげを酢の物のような加熱しない料理に使いたい場合は、冷凍前に下茹でしておきましょう。煮物や炒め物といった加熱調理にしか使わないという場合は、下茹でせずに生のまま冷凍して構いません。
下茹では、沸騰した湯で30秒ほど茹でて、ザルにあげて冷まします。
乾燥きくらげの場合
乾燥きくらげを水で戻してから冷凍しておけば、戻す時間を考慮せずにすぐ使えるので便利です。乾燥きくらげは、たっぷりの水に浸して冷蔵室に6時間ほど置いておけば戻せます。水を使って時間をかけて戻すことで、きくらげの栄養が失われにくく、食感もよくなります。
解凍後、酢の物のように加熱しない料理に使いたい場合は、きくらげを下茹でしてから冷凍しましょう。沸騰した湯で30秒ほど茹でて、ザルにあげて冷ましておきます。
きくらげは小分けにしてジッパー付きの保存袋で冷凍するのがおすすめ
下準備をしたきくらげは水気をふき取り、ジッパー付きの保存袋を使って密閉して冷凍保存しましょう。余計な水分をしっかり取ってから空気を遮断して保存することで、きくらげの劣化を防げます。
ここでは、きくらげを冷凍保存する際の手順とコツを見ていきましょう。
1:下処理したきくらげの水気を取る
下茹でしたきくらげをザルにあげて水を切り、冷ましたあと、水分をペーパータオルやふきんでふき取ります。水分が残っていると劣化しやすくなるため、しっかりとふき取っておきましょう。水分をふき取ったきくらげは1回分ずつ小分けにして冷凍します。
2:ジッパー付きの保存袋に入れて冷凍する
水分をしっかりとふき取ったきくらげを1回分ずつ小分けにして、冷凍用のジッパー付き保存袋に入れて冷凍します。
きくらげは平らに広げるように入れ、保存袋内の空気をできるだけ抜いてからジッパーを閉めて密閉します。冷凍するときは、金属製のバットにのせて冷凍庫に入れ、急速冷凍するのがポイントです。
きくらげの解凍方法
冷凍しておいたきくらげを煮物や炒め物に使う場合は、解凍の必要はありません。保存袋から凍ったきくらげを取り出して、解凍しなくても包丁でカットできます。調理に合ったサイズにカットしたら、凍ったまま調理に使えます。
酢の物や和え物などの加熱しない料理に使う場合は、下茹でして冷凍したきくらげを冷蔵庫で自然解凍して使ってください。冷蔵庫に移して3時間程度で解凍されます。解凍するきくらげの量や冷凍状態によって解凍時間は異なります。
冷凍きくらげの保存期間は?
きくらげを冷凍しておけば1カ月程度保存が可能です。きくらげを買ってすぐに冷凍しておくほど、長く保存しておけます。
賞味期限が近くなってから冷凍したものや傷む寸前の状態で冷凍したものは、目安となる保存期間までおいしい状態で冷凍しておくことはできないでしょう。長く保存するためには、鮮度のよい状態で冷凍しておくことが大切です。
冷凍保存したきくらげを使うときに、傷んでいる兆候が見られた場合は、たとえ目安の保存期間内であっても廃棄した方がよいでしょう。
冷凍したきくらげの活用レシピ
きくらげを下処理して冷凍しておくことで、使いたいと思ったときにすぐ使うことができます。また、冷凍してあれば、少しだけ使うということも手軽にできるためおすすめです。
ここでは、冷凍したきくらげを使ったおすすめのレシピを紹介していきます。これらのレシピを参考に、いろいろな料理に冷凍きくらげを活用していきましょう。
キクラゲの中華スープ
「キクラゲの中華スープ」では下茹でなしで冷凍しておいたきくらげも使えます。
冷凍きくらげを使えば、下処理なしですぐに調理にとりかかれるため、スープを煮立てる程度の時間で作れて便利な一品です。
キクラゲの卵とじ
「キクラゲの卵とじ」は、きくらげの食感を楽しむ一品です。作り方も簡単で、食材をすべてフライパンの中で混ぜ合わせるだけです。冷凍きくらげを使えば、下処理をする必要がないため、すぐ調理にとりかかれます。
ふんわりとした卵とコリコリとしたきくらげの食感を楽しんでください。
キクラゲのからしマヨ和え
「キクラゲのからしマヨ和え」は加熱調理をしないため、下茹でしてから冷凍しているきくらげを使って調理しましょう。自然解凍したきくらげときゅうりを一緒に調味料で和えて完成です。
一品おかずが足りないときや、酒の肴として手軽に作ってみましょう。
きくらげの保存は冷凍を活用しよう
きくらげは、冷凍してもコリコリとした食感が損なわれないことから、冷凍向きの食材といえるでしょう。冷凍前に下処理をしておけば、調理するときの手間を省くことができ、いつでも手軽にきくらげを使えるようになります。
きくらげの冷凍方法と使い方を把握し、手軽にきくらげを使えるように冷凍保存を活用していきましょう。きくらげを使うレシピを覚えて冷凍きくらげを活用すれば、無駄なく簡単にきくらげを味わえるようになります。