白い木製の背景のイタリアのミネストローネ スープ。

「ミネストローネ」は冷凍保存が便利!上手においしく保存するためのテクニック

2023/01/27

余ったミネストローネをどのように保存すればよいかわからないという人もいるでしょう。この記事では、ミネストローネの冷凍方法や解凍方法、冷凍に適したミネストローネのレシピを紹介しています。ミネストローネを冷凍して活用したいという人はぜひ参考にしてください。

ミネストローネを冷凍する際の注意点

ミネストローネを冷凍する際、食感が変わってしまう具材があることに注意しましょう。

ミネストローネにはさまざまな野菜が使われますが、定番の具材であるじゃがいもは冷凍すると水分が抜けてスカスカになり、特有のホクホクした食感が失われてしまいます。

冷凍保存することがあらかじめわかっている場合や、解凍後の食感が気になる場合には、じゃがいもを入れずに作ったり、代わりにコーンやブロッコリーなどの冷凍に向いている野菜を使ったりして調理することをおすすめします。

ミネストローネは小分けにして冷凍するのがおすすめ

明るいテーブルの上のボウルに入ったミネストロンスープ、トップビュー。パスタと季節の野菜を使ったイタリアンスープ。おいしいベジタリアンフードコンセプト。
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ミネストローネを冷凍する際は、1食ずつ小分けにするのがおすすめです。

大きな容器に入れて冷凍すると、少しだけ食べたい時にもすべて解凍しなければならず手間がかかります。小分けにして冷凍しておけば、食べたい分だけを解凍できるため使い勝手がよいでしょう。

たくさんの野菜を摂れるミネストローネは、忙しい日の朝食にもピッタリです。もう一品欲しいと感じた時にも、解凍したミネストローネが活躍することでしょう。

1:ミネストローネの粗熱を取る

ミネストローネを冷凍する際は、冷ましてから冷凍することを心がけましょう。

作りたてのミネストローネを温かいまま放置すると雑菌が繁殖しやすく、食中毒などを引き起こす原因になります。また、熱が残った状態で冷凍庫に入れると他の食品が傷む原因にもなるため、冷ましてから冷凍するようにしてください。

熱伝導に優れたアルミ鍋や表面積の広いバットなどにミネストローネを移し、底を氷水や保冷剤で冷やすと、短い時間で粗熱が取れるためおすすめです。

2:ジッパー付きの保存袋または密閉できる容器に入れて冷凍する

ミネストローネの冷凍保存にはジッパー付きの保存袋、または密閉できる容器を使うと便利です。

ジッパー付きの保存袋は冷凍対応のものを使いましょう。劣化を防ぐためにできるだけ空気を抜き、ミネストローネがこぼれないようにしっかりと口を閉じて冷凍してください。

また、ジッパー付きの保存袋が平らになるようにミネストローネを入れて保存すると表面積が広くなり、短時間で冷凍できます。縦に並べることもでき、冷凍庫内で場所を取らないのもメリットです。

密閉できる容器は小さめのものを選び、できるだけ空間ができないようにミネストローネを入れましょう。これも空気による劣化を防ぐための対策です。

ミネストローネの解凍方法

冷凍したミネストローネを解凍する際は、しっかりと加熱することが大切です。

ジッパー付きの保存袋の場合はあらかじめ冷蔵庫に移して半解凍し、湯せん、または鍋に移して加熱するとよいでしょう。鍋で加熱する場合は焦がさないようにかき混ぜてください。

電子レンジ対応の容器の場合は、そのまま電子レンジで解凍しましょう。短めの時間で様子を見ながら加熱し、シャリシャリした部分がなくなれば解凍完了です。

冷凍ミネストローネの保存期間は?

冷凍したミネストローネの保存期間は、おおむね3週間~1カ月です。

ジッパー付きの保存袋や密閉できる容器に冷凍した日付を入れておくと、いつまでに食べればよいかの目安になるため、安心して保存できます。

しかし、冷凍していても日が経つごとに具材の食感や風味は落ちていくため、なるべく早めに食べきるのがよいでしょう。

【要注意】傷んだミネストローネの特徴

ミネストローネは冷凍していても、時間の経過により傷みがすすむことに注意しましょう。

表面にカビが生えていたり、変なにおいがしたりするのは腐敗がすすんでいるサインです。また、作った時よりもすっぱい味がする時や、糸を引く状態になった時は食べずに廃棄してください。

なるべく空気に触れないように密閉して冷凍し、早めに食べることを心がけましょう。

冷凍ミネストローネをよりおいしくする一工夫

ミネストローネ
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冷凍ミネストローネをおいしくいただくには、冷凍する前に一工夫するとよいでしょう。

例えば、じゃがいもはミネストローネによく合う具材ですが、冷凍すると食感が変わるのが難点です。

じゃがいも入りのミネストローネを冷凍する際には、じゃがいもを取り出して小さくカットするか、潰してから冷凍するのがおすすめです。解凍後もじゃがいもの食感が変わりにくく、おいしくいただけます。

冷凍におすすめのミネストローネレシピ

ミネストローネを大量に作って冷凍しておけば、忙しい時や食事が物足りない時の一品になるため便利です。

ここからは作りたてがおいしいのはもちろん、冷凍に適したおすすめのミネストローネのレシピを紹介します。時間のある時に作っておき、上手に冷凍して活用してください。

ミネストローネ

出典:E・レシピ

玉ねぎやキャベツ、ベーコンなどの手に入りやすい食材を使って作る、具だくさんのミネストローネです。

お好みの野菜を細かく刻んで炒め、トマト缶を加えて煮込むだけとなっているため、手間がかかりません。さっぱりとした味わいはご飯やパンに合うのはもちろん、ワインのおつまみとしても楽しめます。

カリフラワーのミネストローネ

出典:E・レシピ

コリコリした食感が楽しいカリフラワーは寒い時期に旬を迎えます。

クセのない味わいのカリフラワーは他の野菜との相性もよく、ミネストローネに入れるとボリューム感がアップして食べ応えも抜群です。

カリフラワーは冷凍しても独特の食感が残ります。寒い時期に旬を迎えるカリフラワーが手に入ったらミネストローネを大量に作って冷凍しておくとよいでしょう。

カレー風味のミネストローネ

出典:E・レシピ

少し変わったミネストローネを楽しみたい時には、カレー風味のミネストローネがおすすめです。

トマト缶の代わりにブイヨンスープとカレー粉を使うことで、バターの香り豊かなカレー風味のミネストローネが作れます。ソーセージを入れることで食べ応えが増し、子どもにも喜ばれる味となっているため、野菜をたっぷり使って作ってみてください。

ミネストローネの保存は冷凍を活用しよう

ミネストローネを上手に冷凍する方法や保存期間、おいしくいただくための工夫や冷凍に適したおすすめのミネストローネのレシピを紹介しました。

ミネストローネをたくさん作って冷凍しておくと、忙しい時やもう一品欲しい時に手間がかからずに食べられるため便利です。風味を損なわない具材を選ぶことで、冷凍とは思えないほどおいしくいただけるでしょう。

上手にミネストローネを冷凍して、健康的な食生活を心がけてください。

参考にしたサイト

 
 

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