「自分が作りたいもの&食べたいものを楽しくつくれば、それでよし!」胸が軽くなる!和田明日香さん流料理とは
2023/04/16
仕事と家事の両輪を回して活躍する、料理家で食育インストラクターでもある和田明日香さんにスペシャルインタビュー。毎日のごはん作りのお悩みに快答!胸がストンと軽くなる、愛あるお言葉、必読です!
<教えてくれた人>: 料理家、食育インストラクター 和田明日香
料理家、食育インストラクター。最新刊は『楽ありゃ苦もある地味ごはん。』(主婦の友社)。ラジオNHKFM「眠れ...
いつだって「自分ファースト」。料理を毎日続けている自分、すごいじゃん!
毎日、毎日ごはんを作っても誰も褒めてくれない…。そのやるせない気持ち、私にもわかります。でもね、それを毎日続けているなんて、すごいじゃないですか。私は「しょぼい達成感」を大事にしてるんです。例えば「こんなにいそがしいのにキッチンに立った自分はえらい」みたいな。大人になると誰も褒めてくれないから、自分で自分を奮い立たせ、がんばってる自分を大事にしてあげたい。よその家がどうこうではなく、「自分がどうしたいか=自分軸」があるといいですよね。
私、食卓でよく宣言&相談しちゃうんです。例えば、「今日はいそがしくて、おかずは一品しかつくっていません。がんばってもう一品つくろうか迷ってますが、どう思う?」とか。すると、子どもたちは「いらない」って(笑)。自分が気にするほど、家族は食事の内容は気にしていないみたい。
毎日、おかずを何品つくらなきゃとか、そんな思い込みはとっとと捨てちゃえばいいんです。「自分は、自分」を胸に、堂々としましょう!
<教えて!和田さん>レスキュー食材ってありますか?
桃屋の努力がおいしくしてくれる 搾菜(ザーサイ)
味が完成しているから、野菜とあえるだけで絶対おいしい一品になる(もちろん、そのまま食べてもおいしいけど)。とりあえず買っちゃうから、ストックがたまりがち(笑)。
こんなアレンジがお薦め
ひき肉と炒めてレタスで包む、刻んだねぎやごま油と混ぜて冷ややっこにのせる、浅漬け、スープ、台湾風卵焼きなどに。
ないと、震える キムチ
酸味とうまみのバランスが素晴らしく、調味料にもお薦め。野菜がたりないときは、野菜としても活用しちゃいます。体にいい発酵食品というところも、ポイント高し!
こんなアレンジがお薦め
刺し身とあえる、卵やきのこと炒める、韓国風サラダ、納豆キムチ汁などに。
油のこくで副菜を盛り上げる ツナ缶
メインのボリュームがたりないけれど、もう一品作る気力はない。そんなとき、副菜を盛り上げてくれるのに重宝するのがツナ。ちなみに、うまみが強いオイル漬けタイプが好み。
こんなアレンジがお薦め
せん切り野菜のマヨポンあえ、ピーマンと炒める、ゆでたじゃがいもや卵とあえたサラダなどに。
野菜や豆腐の力を引き出す 塩昆布
当たり前ですが、塩ほど塩味がとがっていないし、うまみがある。だから、野菜の味をうまーく引き出してくれるところがいい。かむほどにうまみが出てくるところも、好き。
こんなアレンジがお薦め
炊き込みご飯、崩したゆで卵とごま油であえる、冷ややっこ、カルパッチョ、浅漬けなどに。
<教えてくれた人>
和田明日香さん
料理家、食育インストラクター。無理なくおいしく作れる料理と、気取らない人柄で大人気。今号の表紙で着用のセットアップは、SHIPS×BITBLUE×和田さんのコラボ商品で、現在発売中。最新刊は、『楽ありゃ苦もある地味ごはん。』(主婦の友社)。
シャツ2万900円/アデュー トリステス デニムパンツ1万6,500円/和田明日香 × BIT BLUE そのほか/スタイリスト私物
商品の問い合わせ先 アデュー トリステスTEL03・6861・7658
和田明日香 × BIT BLUE/シップスインフォメーションセンターTEL0120・444・099
参照:『サンキュ!』2023年5月号「夕ごはんの呪縛なんて、とっとと捨てちゃおう!」より。掲載している情報は2023年3月現在のものです。撮影/須藤敬一 スタイリスト/富澤結希乃(人物)、渡辺ゆき(物)取材・文/渡辺ゆき 編集/サンキュ!編集部