(和田明日香さんレシピ)家族で楽しむ「DIYそば」&疲れた日にぴったりの「ねき塩チキン」
2023/04/20
料理家で食育インストラクターでもある和田明日香さんが、ごはん作りのお悩みに快答!家族を巻き込むDIY食卓や、疲れた日こそ自分が食べたいものを。愛あるお言葉に胸がストンと軽くなる、そんなレシピをご紹介します。
<教えてくれた人>: 料理家、食育インストラクター 和田明日香
料理家、食育インストラクター。最新刊は『楽ありゃ苦もある地味ごはん。』(主婦の友社)。ラジオNHKFM「眠れ...
お悩み「ごはん作るのは私ばっかり!家族に手伝ってほしいけど、むずかしい!」
明日香 DIY(Do It Yourself 自分でやってね)食卓をみんなでやろう!
餃子をみんなで包むとか、焼きとりの串打ちを「お母さんも初めてだから一緒にやってみよう!」なんて言いながら、食事をイベント化するといいかも。「今日はそばだけど、薬味はどうする?」など家族を巻き込んでみると、子どもが食に興味を持ってくれるかもしれません。
DIYそば
材料(4人分)
そば…4人分
豚ロースしゃぶしゃぶ用肉…250g
おかひじき(食べやすい長さに切る)…50g
オクラ(ガクをそぎ切る)…5本
きゅうり(長さ4~5cmの細切り)…1本
ねぎ(小口切り)…10cm
大根おろし、めんつゆ…各適量
作り方
(1)鍋にたっぷりの湯を沸かし、おかひじきを約1分、オクラを約2分ゆで、湯は捨てずに湯をきる。オクラは縦半分に切る。続いて豚肉をさっとゆでて湯をきる。
(2)(1)の湯のアクが気になる場合は取り、同じ鍋でそばを表示どおりにゆでる。流水でよく洗い、氷水で冷やして水けをきる。
(3)きゅうり、ねぎ、大根おろし、(1)、(2)を器に盛り、めんつゆを添える。
※めんつゆは、市販の物を使うか下記を参照。
元気があったら作ってみよう!
和田さんちのめんつゆ
材料(作りやすい分量)
昆布(5×5cm)…1枚
削り節…30g
しょうゆ、みりん…各1/4カップ
砂糖…大さじ1
水…2カップ
作り方
鍋に材料をすべて入れて中火にかけ、沸騰したら弱火で5~6分煮る。ざるでこし、昆布と削り節を取り除き、さます。
お悩み「もう、私ヘトヘト。どうすればいい?」
明日香 「あれが食べたいな、食べると元気が出るな」という物があれば、人は立ち上がれる。
疲れた日は、酸っぱい物!だから、疲れたときはよくレモンを使います。作っていてテンションが上がるのも大事。例えば、捨てちゃうようなえのきの根元をステーキにして自分だけのおつまみにしちゃう。疲れた日こそ、自分ファースト。何を食べたいか、まずは自分に聞いてみて。
ねぎ塩チキン
材料(4人分)
鶏もも肉…2枚(約500g)
アスパラガス(根元の硬い部分を切り、下半分の皮をむき長さを半分に切る)…6本
[A]
ねぎ(みじん切り)…20cm
レモンの絞り汁…大さじ2
顆粒鶏ガラスープの素、水…各大さじ1
片栗粉…小さじ1/2
塩…小さじ1/4
砂糖…小さじ1/2
米油(またはサラダ油)…大さじ1
塩
作り方
(1)鶏肉は包丁の背でたたき、一口大に切って砂糖をもみ込む。砂糖がなじんだら、塩少々、水小さじ2をもみ込む。[A]を混ぜておく。
(2)フライパンに米油を中火で熱し、鶏肉を入れて4~5分焼く。こんがりとした焼き色がついたら返し、アスパラガスを加えて約2分焼く。
(3)[A]をもう一度混ぜて加え、強火でさっと炒め合わせる。
えのきの根元のステーキ
材料(作りやすい分量)
えのきだけの根元(幅約2cm)…2パック分
薄力粉…適量
バター…10g
[A]
しょうゆ…大さじ1
砂糖…小さじ1/2
こしょう…少々
作り方
えのきに薄力粉を薄くまぶす。フライパンにバターを中火で熱し、えのきを並べ入れ、弱火で片面約2分ずつ焼く。[A]を加えてさっと焼きからめる。
根元は茶色いおがくずのついた部分を切り落とし、幅約2cmにカット。
お悩み「レスキュー食材ってありますか?」
明日香 この4つを常備すると、すっごく助かるよ!
桃屋の努力がおいしくしてくれる 搾菜(ザーサイ)
味が完成しているから、野菜とあえるだけで絶対おいしい一品になる(もちろん、そのまま食べてもおいしいけど)。とりあえず買っちゃうから、ストックがたまりがち(笑)。
こんなアレンジがお薦め
ひき肉と炒めてレタスで包む、刻んだねぎやごま油と混ぜて冷ややっこにのせる、浅漬け、スープ、台湾風卵焼きなどに。
ないと、震える キムチ
酸味とうまみのバランスが素晴らしく、調味料にもお薦め。野菜がたりないときは、野菜としても活用しちゃいます。体にいい発酵食品というところも、ポイント高し!
こんなアレンジがお薦め
刺し身とあえる、卵やきのこと炒める、韓国風サラダ、納豆キムチ汁などに。
油のこくで副菜を盛り上げる ツナ缶
メインのボリュームがたりないけれど、もう一品作る気力はない。そんなとき、副菜を盛り上げてくれるのに重宝するのがツナ。ちなみに、うまみが強いオイル漬けタイプが好み。
こんなアレンジがお薦め
せん切り野菜のマヨポンあえ、ピーマンと炒める、ゆでたじゃがいもや卵とあえたサラダなどに。
野菜や豆腐の力を引き出す 塩昆布
当たり前ですが、塩ほど塩味がとがっていないし、うまみがある。だから、野菜の味をうまーく引き出してくれるところがいい。かむほどにうまみが出てくるところも、好き。
こんなアレンジがお薦め
炊き込みご飯、崩したゆで卵とごま油であえる、冷ややっこ、カルパッチョ、浅漬けなどに。
シャツ¥20,900/アデュー トリステス デニムパンツ¥16,500/和田明日香 × BIT BLUE その他/スタイリスト私物
商品の問い合わせ先 アデュー トリステスTEL03・6861・7658
和田明日香 × BIT BLUE/シップスインフォメーションセンターTEL0120・444・099
※お料理の際、IHクッキングヒータを使用する時は説明書を確認し、指定の油量を守ってください。
<教えてくれた人>
和田明日香さん
料理家、食育インストラクター。無理なくおいしく作れる料理と、気取らない人柄で大人気。今号の表紙で着用のセットアップは、SHIPS×BITBLUE×和田さんのコラボ商品で、現在発売中。最新刊は、『楽ありゃ苦もある地味ごはん。』(主婦の友社)。
参照:『サンキュ!』2023年5月号「夕ごはんの呪縛なんて、とっとと捨てちゃおう!」より。掲載している情報は2023年3月現在のものです。調理/和田明日香 撮影/須藤敬一 フードコーディネート/数本知子 スタイリスト/富澤結希乃(人物)、渡辺ゆき(物) 取材・文/渡辺ゆき 編集/サンキュ!編集部