夫婦円満のヒケツは、家事ギャップ解消にあった！

女性の社会進出が活発になる一方で、家庭での家事負担は不公平なまま。ライオンでは家事シェアを応援するために、「夫婦円満都市推進プロジェクト」を発足。第一弾を宮崎県日南市とスタートしました。まず、「夫婦の家事負担量」「夫婦それぞれから見た家事分担野割合（夫の目線、妻の目線）」「家事に対する不満」という３つの家事ギャップが存在していることに注目。これがどうも夫婦円満の壁になっているようなのです。

「家事シェア」がうまくいっている夫婦ほど円満！

2016年４月、ライオンが実施したアンケートでショッキングな結果が。「生まれ変わっても、また同じパートナーと結婚したいですか？」という問いに対し、“また結婚したい”と答えた割合は、夫が「66%」であるのに対し妻は「50%」しかいない、というギャップがあったのです。
実は、家事をうまく分担している夫婦（夫の家事負担率が2割以上）の妻は、実に「63%」が“また結婚したい”と返答。これに対して夫が家事をほとんどしていない夫婦（夫の家事負担率が2割未満）の妻はたった「44%」。つまり「夫が家事をたくさんやるほど妻はまた結婚したい」と考える傾向が。夫婦の家事分担のギャップを埋めることが、夫婦円満のコツのひとつであることが見えてきました。

夫婦それぞれから見ると「家事負担率」がこんなに違う！

「あなたがやっている家事の割合はどのくらいですか？」という問いに、夫たちの自己申告を平均するとその負担率は「34％」。
一方、妻に「夫がやっている家事の割合はどのくらいですか？」と聞くと、その平均はたったの「21%」。つまり、夫たちは「自分は結構やっている」つもりでも、妻たちからすれば「2割程度でしょ」となっているという結果に。夫が家事をやったという思いは、妻には届いていない、というギャップが明らかとなりました。

夫婦はそれぞれが抱える「家事への不満」にもギャップが！

「家事に前向きになれない理由」として、妻があげたのは「時間がかかる」ということ。家事のほかにもやる事がいっぱい。でも、「きちんとやりたい」という、妻たちの思いが見てとれます。
その一方で、夫の不満は「やっても文句を言われる」ということ。忙しい妻の負担を軽くしたいと思って夫も家事をやってはいるのだが、いかんせん、妻の目から見れば、言いたいことだらけ。思わず口からこぼれてしまう“ダメ出し”が、夫にとっては不満となっている様子。
つまり、夫婦は家事に対するスタンスの違いから、不満を分け合えないどころか、時にはけんかの原因になることも。ここでも家事に対する夫婦のギャップが存在していました。

「食事の後片づけ」が夫婦間でもっともギャップがあった！

夫婦でやり方にもっともギャップがあった「食器の後片づけ」の工程を見てみると、「食器を洗えば終わり」と考えている夫が大多数。だけど、妻にしてみれば「生ごみの処理」「排水口・ストレーナーの掃除」「シンクの掃除」「スポンジの洗浄」などなど、まだやるべきことは山積み。「夫は家事がきちんとできていない」と妻が評価する原因となっています。
「夫が家事のやり方を学んでみる」ことが1つの解決策と言えるでしょう。

日南市では家事ギャップ解消に向けたトレーニングを開始

この取り組みの第１弾として宮崎県日南市とライオンで「夫婦円満都市推進プロジェクト」のイベントを開催。家事のスペシャリストである、ライオンのリビングケアマイスター杉本美穂さんと日本ほめる達人協会の講師による『家事ギャップ解消セミナー』が開催され、夫向けに「食器の後片づけレッスン」、妻向けに「ほめるコツ」をレクチャー。受講した夫婦には、日南市から「夫婦円満認定証」が授与されました。
ライオンでは今後もこのようなセミナーを開催していく予定です。

ライオンによるLidea「夫婦円満都市推進プロジェクト」ページでは、「夫婦円満マニュアル」がダウンロードできます。
家事について夫婦で会話するときの心得、家事をしてもらったときの感謝の言葉、すぐに実践できる「食器の後片づけのコツ」などが紹介されているので、家事ギャップ解消を目指す前にぜひチェックして！
「夫婦円満マニュアル」PDFダウンロードはこちら！
https://lidea.today/pdf/nichinan/happyMarriage_manual.pdf


参考／ライオン　Lidea「夫婦円満都市推進プロジェクト」（https://lidea.today/specials/enman）

構成・文／松崎祐子

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