カビだらけのウール素材ズボンを復活させる!自宅でキレイに落とす洗濯術
2024/01/21
クローゼットに保管していたウール素材のズボンを、久しぶりに出したら白い斑点がついていたってことありませんか?白い斑点は、衣類に付着している汚れや湿気から発生するカビです。そんなカビも中性洗剤などを使えば、キレイに落とすことができるそうです。
家庭でも簡単にできる洗濯のコツや経済的な洗濯術を紹介しているクリーニング師の「洗濯のお兄さん / しゅんぺい(@shumpei_sentaku)」さんに、ウール素材のズボンからカビを除去する洗濯術を教えていただきました。
教えてくれた人: 洗濯のお兄さん / しゅんぺい
youtubeで洗濯に関する様々な悩みを解決し、家庭でも簡単に出来る洗濯のコツや経済的な洗濯術を紹介している...
カビを落とす際に必要な洗濯アイテム5つを紹介!
用意するのは下記の5つです。
・発泡スチロール容器(ズボンがお湯全体に浸かる大きさ)
・40〜50℃のお湯
・エマール(酵素が含まれていない中性洗剤)
・ワイドハイター(過酸化水素が原料の液体衣類用漂白剤)
・泡立て器
泡立て器は、調理用とは別に洗濯用として1つ準備しておきましょう。ない場合は、手袋での代用も可能です。
1.容器に40~50℃のお湯を溜める
ズボンを浸すため、発泡スチロール容器に40〜50℃のお湯を溜めます。
2.エマール(中性洗剤)を湯量に対して適量入れる
エマール(中性洗剤)を湯量に対して適量入れます。ウール素材はアルカリ性に弱いため、必ず中性洗剤を選びましょう。また、酵素が含まれていない洗剤を選ぶのがポイント!ウール素材はタンパク質でできており、酵素との相性が悪いそうです。
3.ワイドハイター(酸素系液体漂白剤)を湯量に対して適量入れる
ワイドハイター(酸素系液体漂白剤)を湯量に対して適量入れます。ウール素材のため、液体で過酸化水素が原料の衣類用漂白剤を使いましょう。ワイドハイターを入れた後、泡立て器で全体をしっかり混ぜます。
4.最低1時間浸け込む
洗剤が入ったお湯に、泡立て器でズボンを軽く押さえながら浸していきます。泡立て器がない場合は、手袋をし同じ作業をおこないましょう。
泡立て器で軽くズボンを動かしながらかき回すと、透明だったお湯が茶色に変化!汚れが一気に落ちているのが、ひと目でわかります。ここから最低1時間は浸け込むとのこと。YouTube内では1時間30分放置しています。
5.しっかりすすぐ
洗剤がついているズボンをしっかりすすぎ、乾かしたら完成です。
ウール素材のズボンについていたカビが落ちています。部分的に少し変色はありますが、着用できるまでには復活!自宅の洗濯でここまでキレイに落とせたらうれしいですよね。みなさんも、ぜひ試してみてください。
<教えてくれた人>
youtubeで洗濯に関するさまざまな悩みを解決し、家庭でも簡単にできる洗濯のコツや経済的な洗濯術を紹介している「洗濯のお兄さん / しゅんぺい(@shumpei_sentaku)。
※動画制作者の許可を得て執筆しています。
※塩素系と酸性の洗剤を混ぜると塩素ガスが発生し死亡事故に繋がる可能性があります。絶対に酸性の洗剤と混ぜないでください。実際の掃除の際には、お使いの洗剤・設備・機材の取扱い説明書などをご覧になったうえで実施してください。洗剤使用時には換気をしてゴム手袋をつけましょう。