実は、意外に簡単!ふっくらつやつや魅惑の黒豆レシピ

2024/12/30

今年は家族みんな大好きな黒豆にチャレンジ!材料はシンプル。鍋に煮汁と黒豆を入れたら、あとは基本的にほったらかしでOK。家事をしている間に、ふっくらつやつや、甘~い黒豆ができ上がりますよ。

料理研究家。わかりやすく作りやすい料理を提案。鮮魚店の娘として生まれ育ち、魚がおいしい港町を巡る旅が好き。

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実は、意外に簡単!ふっくらつやつや魅惑の黒豆のレシピ

●用意するもの
・大きめの厚手の鍋
ふたがぴったり閉まる、直径22~24cmサイズの厚手の鍋で煮るのがコツ。厚手の鍋の方がふたがしっかり閉まるので、煮汁がとびすぎず、味が安定してふっくら煮えます。

・鉄玉子・さびたくぎ
卵の形をした鉄材が、鉄玉子。黒豆と一緒に煮ると、黒豆の色素が鉄の成分と反応し、濃い黒色に煮上げます。さびたくぎでも同様の効果があり、お茶パックなどに入れて使います。

・オーブン用シート
鍋の大きさに合わせて切って、落としぶた代わりに使用。煮汁の表面をやさしく覆うことで味が均一にしみ、煮くずれを防ぎます。

●オーブン用シートで落としぶたを作ろう

鍋の直径に合わせてオーブン用シートを切る
真ん中あたりに切り目を入れ、蒸気を逃がす穴を作る

●材料(作りやすい分量)
黒豆…1袋(250g)
[A]
 砂糖…300g
 しょうゆ…大さじ2
 塩…小さじ1/2
 水…6カップ

黒豆は長く保存できますが、その年にとれた新豆は古い豆に比べて早く煮えるといわれています。収穫した年度や、「新豆」表示を確認し、できれば新豆を選びましょう。

前日の下ごしらえ【煮汁に黒豆を浸す】

黒豆はさっと洗って水けをきる。厚手の鍋に[A]を入れて混ぜ、あれば鉄玉子(または、お茶パックに入れたさびたくぎ)をそっと入れる。強火にかけて煮立ったら火を止め、黒豆を加え、ふたをして室温に約12時間おいてもどす。煮汁に浸してから煮ると皮にしわが寄りにくく、味がしみやすい。

当日アクを除く

(1)黒豆が入った鍋のふたを取り、強火にかけて煮立ったらアクを除く。

ごく弱火で煮る

(2)オーブン用シートで作った落としぶたをのせてふたをし、ごく弱火で4~4時間30分煮る。途中で黒豆が煮汁から出そうになったら、水を少したす。

縦につぶして煮えぐあいをチェック

(3)黒豆を1粒取り出し、豆を縦にしてつまんでつぶし、簡単につぶれるくらい柔らかくなっていたら、煮え上がり。少し硬い場合は、30分ずつ長く煮て様子をみる。火を止め、そのまま粗熱を取る。

できあがり~!

<教えてくれた人>
小林まさみさん
料理研究家。手軽で作りやすい家庭料理で大人気。「まめまめしく=真面目に働けますように、というのが、お正月に黒豆を食べる由来といわれています」。

参照:『サンキュ!』2025年1月号「黒豆くらいはおいしく煮たい。」より。掲載している情報は2024年11月現在のものです。調理/小林まさみ 撮影/福尾美雪 取材・文/渡辺ゆき 編集/サンキュ!編集部

 
 

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