淡泊なたらはうまみ食材でこくをアップすれば、パサつきやもの足りなさが解消されて◎!寒い日に食べたい熱々とろ~りのたらとポテトのグラタンと、北海道の郷土料理、たらの三平汁のレシピをご紹介します。

<教えてくれた人>: 料理研究家 小林まさみ
料理研究家。わかりやすく作りやすい料理を提案。鮮魚店の娘として生まれ育ち、魚がおいしい港町を巡る旅が好き。

たらはうまみ食材でこくをアップ
たらは淡泊なため、チーズやマヨネーズ、酒かすなどうまみのある食材と合わせるのがおすすめ。パサつきやもの足りなさも解消してくれるので、魚が苦手でも食べやすくなります。
たらとポテトのグラタン
●材料(4人分〈26×19×4.5cmの耐熱皿1個分〉)
生たら(骨を除き一口大のそぎ切り)…4切れ(350~400g)
じゃがいも(一口大に切って水にくぐらせ、水けをきる)…4個(約600g)
[A]
玉ねぎ(薄切り)…1個 にんにくのみじん切り…大さじ1
[B]
マヨネーズ…100g ピザ用チーズ…80g
牛乳…大さじ2
薄力粉…適量 サラダ油…大さじ2 塩、こしょう
●作り方
(1)たらは塩小さじ1/3をふって室温に約15分おく。水けを拭いて薄力粉を薄くまぶす。
(2)じゃがいもは直径25cm大の耐熱皿に広げ入れてふんわりとラップを掛け、電子レンジで10分加熱する。
(3)フライパンにサラダ油大さじ1 1/2を強めの中火で熱し、(1)を並べ入れて片面約2分30秒ずつ焼いて取り出す(途中で焦げそうなら火を弱める)。フライパンを拭いてサラダ油大さじ1/2をたし、[A]を加えて3~4分炒める。(2)を加えて炒め、塩小さじ1/4、こしょう少々をふる。火を止めてたらを混ぜ、耐熱皿に広げ入れ、混ぜたBをかけてトースターで約10分焼く。
たらの三平汁
●材料(4人分)
生たら…3切れ(約300g)
にんじん(乱切り)…3cm(約30g)
じゃがいも(乱切り)…小1個(約100g)
白菜(一口大のそぎ切り)…2枚(約150g)
玉ねぎ(一口大に切る)…1/4個(約50g)
だし汁…4カップ
酒かす(練りかす)…40g
塩
●作り方
(1)鍋にだし汁、にんじん、じゃがいもを入れて強火にかけ、煮立ったら中火にし、ふたをして野菜が柔らかくなるまで約6分煮る。
(2)たらは水けを拭き、腹骨ごと4等分に切る。
(3)(1)の火を強めて煮立て白菜、玉ねぎ、(2)を加えてアクを除き、中火で約6分煮る。酒かすを煮汁適量で溶き、塩小さじ1と加えてひと煮立ちする。
<教えてくれた人>
・小林まさみさん
料理研究家。わかりやすく作りやすい料理を提案。鮮魚店の娘として生まれ育ち、魚がおいしい港町を巡る旅が好き。
・小林まさるさん
小林まさみさんの義父でシニア料理研究家。北海道生まれで、釣りと魚を料理するのが大好き。
・電子レンジについて ・電子レンジの加熱時間は、600Wの場合の目安です。 ・電子レンジで液体を加熱するとき、沸点に達していても、沸騰しないことがごくまれにあります。この状態の液体が、ちょっとした刺激で急激に沸騰を起こし、激しく飛び散ることがあります(=突沸現象)。やけどの原因になりますのでご注意ください。・オーブントースターについて ・オーブントースターの加熱時間は1000Wの場合の目安です。加熱時間はメーカーや機種によって多少異なります。レシピの加熱時間を参考に、様子を見て調節してください。 ・だし汁について 昆布と削り節や市販のだしパックでとるか、和風だしの素を表示どおりに薄めて使ってください。
参照:『サンキュ!』2025年3月号「今日、さかな食べる?」より。掲載している情報は2025年1月現在のものです。調理/小林まさみ、小林まさる 撮影/福尾美雪 取材・文/渡辺ゆき 編集/サンキュ!編集部