はちみつ、サラダ油にマヨネーズ!?ふっくら甘いご飯にする意外なお米の炊き方
2024/12/26
ほぼ毎日のように口にするお米。せっかくなら、ふっくらとしたおいしいご飯を食べたいですよね。でも、そんなシンプルなことが意外とむずかしいと感じているかたも多いのではないでしょうか。じつはちょっとした工夫で味がグンと変わる方法があります。いそがしくても手軽に実践できる裏ワザなので、ぜひ試してみてください。
炊飯前に加えるだけでお米の旨味がアップする?
裏ワザのなかでもお手軽なのが、炊飯の際に氷を入れておく方法。「これから温めて炊飯するのに、氷で冷やしたらお米が硬くなりそう」と思ってしまいますが、まったく問題ありません。お米のでんぷんを分解する“酵素”が活性化する温度は、約30℃。そのため氷を加えて温度をなだらかに上げ、この温度帯を長く維持することで、お米の旨味を引き出すことができます。
氷の分量は、1合あたり氷1個が目安。ふだんどおりにお米を研いで浸水させたあと、氷を入れて炊飯するだけ。多めのお米で氷を複数入れる場合は、氷が片寄らないように入れてください。温度をゆっくり上げることで、でんぷんがしっかりと糖に分解され、ふっくらした食感の甘味の引き立ったご飯になりますよ。
同様の効果を発揮してくれるのが、はちみつです。はちみつに含まれるブドウ糖と果糖がお米の保水力を高め、ふっくらとしたご飯に。はちみつにはでんぷんを分解する酵素も含まれているため、旨味を引き出してくれます。はちみつの甘味や風味も残らないので、気になりません。
こちらも通常の炊飯の工程に、はちみつを加えるだけのお手軽な裏ワザ。お米1合に対して、はちみつ小さじ2分の1を目安に入れてください。
そのほか、酒とみりんを入れる方法も。米1合に対して酒大さじ1、もしくはみりん大さじ2分の1程度を入れると、酒やみりんに含まれる糖分が甘味をプラスしてくれます。アルコールが揮発する際に糠のにおいを取り除いてくれるので、古くなったお米にも使える裏ワザです。
古米をおいしく食べるには、サラダ油やマヨネーズもおすすめ。お米1合に対して大さじ1杯を目安に、通常の炊飯時に加えるだけ。油分がお米をコーティングし、表面にツヤが出て新米のようにハリのある炊きあがりになります。油っぽいベタベタする感じもありませんよ。
毎日の食事に欠かせないお米。紹介したのは簡単にできる方法ばかりなので、ぜひ毎日の炊飯に取り入れてみてください。
■執筆/吹越マヨ
3人の子どもを育てつつ、ウェブメディアに生活系の記事を掲載するフリーライター。子育てや家事の経験をもとに、日々の生活が便利になるライフハックネタを得意としている。時短、コスパ、タイパといった言葉に目がない。
編集/サンキュ!編集部