【お弁当】朝はラクがいい!お弁当作りがぐんとラクになるコツ!
2022/07/12
お弁当作りは毎日のことだから、できるだけラクにおいしく作れたら…。そんなお悩みを解決したい!
忙しい朝でも簡単にラクにおいしいお弁当を作るコツをご紹介します。
コツ1:彩り野菜は簡単下ごしらえでおいしく保存!
お弁当をおいしく見せるポイントは彩り。見た目が全てではないけれど、特に赤・緑・黄色の彩りが入ると食欲もそそられます。
そこで、難しいことは一切なし!彩りになってくれるお野菜をすぐに使える状態まで簡単に下ごしらえして、冷蔵庫に保存しておくだけ。3~4日保存できるものをストックして使い回せば、その分ラクができるのです。
例えば、
【茹でブロッコリー(緑)】
手順1:ブロッコリーを茎と小房に分ける。
手順2:お鍋に水と塩を少々入れて火にかけ、沸騰したらまず茎を入れて約30秒、
その後に小房も加え約1分。(かために茹でる)
手順3:ザルに上げて冷ます。(水にさらすと水気が切れにくく傷みやすいので水にさらさない)
手順4:完全に冷めたら、保存容器に入れて冷蔵室で保存。
☆冷蔵保存で3~4日で使い切る。
【塩人参(赤)】
手順1:人参2本をスライサーで千切りにして、ボウルに入れる。(スライサーがない場合は斜め切りにして細切りにするといい)
手順2:1に塩小さじ1/2を振り、軽く揉んでしばらく置く。
手順3:出てきた水分を絞って、保存容器に入れ、酢を小さじ1回しかけて冷蔵室で保存する。
☆冷蔵保存で3~4日で使い切る。
茹でただけ、塩もみしただけの下ごしらえですが、シンプルだからこそ、和え物にも炒め物にも使えるのです。ここまでしておけば、あとは使い回しが自由自在ですから、毎日のお弁当作りに大活躍してくれること間違いなしです。
コツ2:黄色はまずは卵にお任せ!
黄色の彩りは、まずは卵に頼るのが簡単ですね!
茹で卵は、前晩に作りおくこともできるし、卵焼きは朝から作るのも苦にならない手軽さがいい。味付けや合わせる具材次第でバリエーションも栄養も豊富な食材ですから。
コツ3:メインおかずは、前晩準備で朝は温めるだけ、焼くだけの状態に!
メインおかずは、個人的に前晩の残り物で十分だと思っています。
ただ、お弁当は毎日のことだから少し飽きることもある。そこで、メインとなる食材は、前晩に簡単な下ごしらえを済ませておいて、朝は温めるだけ、焼くだけの状態にしておくとラクちんです。また、お弁当に向いている食材を使うとラクに時短でお弁当作りができます。
おすすめ食材1 鮭
鮭は、お弁当に定番の食材ですね。
しっかり味が染みた鮭は、冷めてもおいしいのでお弁当におすすめの食材です。
【鮭のつけ焼き】
手順1 鮭(2枚)は塩を軽く振り、しばらく置いて、出てきた水分をふき取る。
手順2 ポリ袋に醤油、みりん、酒を各大さじ1、砂糖小さじ1を入れて1の鮭を漬ける。
手順3 漬け汁を切って、耐熱容器またはアルミホイルにのせて、トースターで焼く。
☆手順1~2まで前晩に済ませておけば、朝は汁気を切ってトースターで焼くだけ。
鮭がお買い得な時は、多めに漬けおき、漬け汁を切って、1枚ずつラップで包み、密封できる袋に入れて冷凍保存しておくのもおすすめです。
おすすめ食材2 豚の薄切り肉
豚の薄切り肉は、火が通りやすい食材なのでお弁当作りにはおすすめの食材です。
野菜を薄切り豚肉で巻けば、ボリューム感も彩りもアップ!
【塩人参の肉巻き】
手順1 豚の薄切り肉を広げ、塩人参を適量のせて巻く。
手順2 熱したフライパンにごま油を薄く引き、1の巻き終わりを下にして焼く。つなぎ目がくっついたら、転がしながら焼き、全体が色づいたら、火を弱め、酒を大さじ1~2加えて蓋をして蒸し焼きに。
手順3 中まで火が通ったら、酒、みりん、醤油、砂糖を各大さじ1加えてタレを絡める。
☆手順1までを前晩に済ませておけば、翌朝はフライパンで焼くだけ。
おすすめ食材3 鶏ひき肉
鶏ひき肉は、節約食材の一つ。安定して安く手に入れやすい食材ですね。
定番の鶏そぼろや鶏団子など、お弁当にいいおかずが安くたくさんできるのでおすすめの食材です。
【豆腐入り鶏つくね】(作りやすい分量:大判つくね2枚分)
手順1
つくねのタネを作る。
ポリ袋に木綿豆腐(150g)、鶏ひき肉(400g)、大葉(10枚 千切り)、生姜のすりおろし(適量)、酒(大さじ1)、麺つゆ(大さじ1☆醤油小さじ2でも可)、塩コショウ(適量)、片栗粉(大さじ1強)を加えてよく揉み込む。
手順2
小さめのフライパン(18cm)にサラダ油を引いて中火で熱し、1のタネの半量を大判に広げて焼く。ふちが白っぽく固まったら裏返して蓋をし、弱めの中火で蒸し焼きにする。火が通ったら皿に取り出し、もう一枚同じようにして焼く。(このつくねのタネの量で2枚分焼ける。)
手順3
タレを作る。
酒、みりん、醤油、砂糖を各大さじ2、フライパンに入れて強火で熱し、とろみが少し付いてきたら火を止める。このタレを2にかける。
火の通りが早い食材なので、手順1まで前晩に済ませ、翌朝は焼くだけの状態に。
また、作りおきにも適したおかずなので、事前に手順2まで進めておき、朝は温めてタレを絡めるだけの状態にしておくのもおすすめです。その場合は、冷蔵保存3~4日、冷凍保存もできます。
コツ1~3を使って作った朝ラク弁当3日分の実例!
1日目:鮭弁
献立
・鮭のつけ焼き
・塩人参と卵のしりしり
・茹でブロッコリーのおかか和え
≪朝ラクポイント≫
鮭のつけ焼きはトースターで8分~10分ぐらい。
焼いている間に副菜2品が作れる。
2日目 塩人参の肉巻き弁当
献立
・塩人参の肉巻き
・茹でブロッコリーのツナマヨ和え
・茹で卵スライス
≪朝ラクポイント≫
茹で卵は、前晩に作っておく。
塩人参の肉巻きは、朝は焼くだけ。
薄切り豚肉を使用しているので、火の通りは早いですが、
より時短に仕上げるために、蓋をして蒸し焼きがおすすめです。
3日目 鶏つくね弁当
献立
・鶏つくねと茹でブロッコリーの照り焼き
・茹でブロッコリーの芯と塩人参の卵焼き
≪朝ラクポイント≫
鶏つくねは、フライパンいっぱいに広げて大判に焼けば、あっという間!
冷蔵保存で4日、冷凍保存も可能ですから、
時間があるときに前もって作っておくのにもいいおかずです。
作っておいて、朝は温めるだけの状態にしておくとお寝坊した朝にも大活躍間違いなし!
お弁当作りを続けるためのコツは!
お弁当を無理することなく作り続けられるコツは、自分の生活にあったお弁当作りを見つけることだと思っています。
私の場合は、非常に朝に弱いので、お弁当作りにかけられる朝時間は15分ぐらい。
それでも仕事が休みの週末はなるべくゆっくり休みたいので、今回ご紹介したような下ごしらえまでを3~4日に一度、できる時間に済ませておく。
また、日々の献立に加えてお弁当のおかずに悩むのが面倒なので、前晩に使った食材とお弁当のメイン食材は同じものを使う。
味付けだけ変えれば、同じ食材であっても飽きないし、わざわざお弁当用に別の食材を用意しなくても済む。
晩ごはんの残り物を活用したり、市販品をうまく取り入れたり、時には一品弁当で完結させたり…。これが今の私の生活にあったお弁当作りです。
この記事を書いたのは…野口ゆか
頑張りすぎないおうちごはんをモットーに「これなら作ってみようかな」と思って頂ける料理をご紹介します。
※IHクッキングヒーターをご使用の場合は、説明書を確認し、指定の油量を必ず守って調理してください。
※気温の高い時期はお弁当が傷みやすいので注意してください。気温25度以上の日には生野菜を避け、卵や練り物、肉・魚類にきちんと火を通すことをおすすめします。