【旬食材さつまいも】フライパン一つで簡単にできる「ホクホクふかし芋」の作り方とおいしい使い回し方

2022/11/28

サンキュ!STYLEライターの野口ゆかです。
今が旬のさつまいも、スーパーにもいろんな種類のさつまいもが並んでいますね。
また、家庭菜園や子どもの芋ほりの行事などで、ご家庭にさつまいもがたくさん!って方も、いらっしゃるのではないでしょうか。

価格も安くて手に入りやすいのはうれしいけれど、
・いつもワンパターンな料理になりがち
・気がついたら使わないまま芽が生えてきちゃった
・あく抜きから火入れまでちょっと調理が面倒そう
なんてお悩みはありませんか?
実は、さつまいもって、主菜にも副菜にもおやつにも使い勝手の良い万能食材なのです。
そこで今回は、誰でも気軽にフライパン一つで簡単にできる「ふかし芋」の作り方と、これを使って美味しく使い回していく方法までをご紹介したいと思います。
これを覚えておくだけで、さつまいもを使った料理のレパートリーがぐんと増えること間違いなしです!

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フライパン一つで簡単に作れる「ふかし芋」の作り方 調理時間:20分(アク抜き時間込み) 保存目安:冷蔵保存3日 

(材料)
・サツマイモ フライパンに入る量 

(作り方)
1. サツマイモは洗って1.5cm幅に切り、塩水に5分ぐらい浸し、あくを抜き、水気を切る。
※塩水:1カップのお水に塩小さじ1を目安にさつまいもが浸る塩水を用意してください。

2. フライパンに高さ1cmぐらいまで水を入れ(28cmフライパンで水200mlぐらい)、その上にクッキングシートを広げ、1のさつまいもを広げのせ、蓋をし中火にかける。
※水がさつまいもに直接触れないようにしてくださいね

3.蒸気が上がってきたら弱めの中火で約10分。サツマイモに竹串がすーっと通れば出来上がりです。
※まだ固いのに水がなくなってしまっている場合は、水を足して柔らかくなるまで加熱して下さいね。

これでパサつきなし!ほくほくおいしいふかし芋が完成です!蒸し器が無くても手軽に出来るし、レンジだとどうしてもパサついてしまうってこともあるので、気軽に挑戦してみてください。

ふかしたてのほくほくをそのままいただくのはもちろん、黒ゴマをふったり、マーガリンをつけて食べるのもオススメです!

そして、このふかし芋のいいところは、いろいろな料理に使い回しが出来ること!
私はこれをおかずの素と呼んでいます。(関連記事添付あり)

これさえ作っておけば、アレンジ自在!何通りもの料理に使い回せるのでとっても便利です。
保存は、しっかり冷ましてから、密封容器に入れ、冷蔵庫で3日ほどが目安です。

これがあれば、面倒なあく抜きから火入れまでを省略できるわけですから、時短にもつながります。
そこで次に、オススメしたい!おいしい使い回し方を、レシピとともにご紹介します。

主菜にアレンジ「ふかし芋と豚こま切れ肉の照り焼き風」 

(材料:2~3人分)
・ふかし芋 1本分ぐらい(200g)
・豚こま切れ肉 (300g)
・塩コショウ 適量
・小麦粉 大さじ1

(合わせ調味料)
・醤油 大さじ2
・みりん 大さじ2
・酒 大さじ2
・砂糖 大さじ1

(作り方)
1.ふかし芋は食べやすい大きさに切ります。豚こま切れ肉は塩コショウをふり、小麦粉をまんべんなくまぶしておきます。

2.フライパンに油大さじ1を敷き、中火にかけ、1の豚こま切れ肉を入れて、火が通るまで炒めます。炒めている間に合わせ調味料はすべてボウルに入れ、混ぜ合わせておきます。

3.1のふかし芋をフライパンに加え、ざっくり炒め合わせます。ふかし芋には既に火が通っているので、ざっくりで大丈夫です。余分な油をキッチンペーパーでふき取り、合わせ調味料を加えて、絡めながら味を馴染ませたら完成です。

豚肉とさつまいもでボリューム満点!白飯との相性抜群ですよ!

豚こま切れ肉に小麦粉をまぶしているおかげで、タレにとろみがついてきます。
それが完成の目安です。豚肉の代わりに鶏肉でもおいしく作れますよ。
冷めてもおいしいので、お弁当のおかずにもオススメです。

副菜にアレンジ「ふかし芋のそぼろあんかけ」 

(材料:2人分)
・ふかし芋 1/2本分(100g)
・鶏そぼろ 1/2カップ分(100g)
・水 1/2カップ
・醤油 小さじ1/2
・水溶き片栗粉 (片栗粉大さじ1+水大さじ2)

[鶏そぼろの材料]
・鶏ひき肉 300g
(鶏そぼろの調味料)
・醤油 大さじ3
・砂糖 大さじ2
・みりん 大さじ2
・酒 大さじ1
・生姜のすりおろし 小さじ1

鶏そぼろはご飯のお供にも最高な作り置きになりますから、どうせなら多めに作り置きましょう。
…というわけで、鶏ひき肉300gでのご紹介です。

(作り方)
1.まず、鶏そぼろを作ります。
鍋に(鶏そぼろの調味料)と鶏ひき肉を入れて混ぜ合わせます。よく混ぜ合わせたところで中火にかけ、箸でかき混ぜながら火を通します。汁気がほとんどなくなるまで炒ったら鶏そぼろの完成です。
※冷めたら密封容器に入れて冷蔵庫で保存(冷蔵保存の目安4日)

2.鍋に水1/2カップを入れ、鶏そぼろ1/2カップ分を加えて中火にかけます。
沸いたら味を見て醤油で調味します。ふかし芋を加えます。再び沸いたら火を止め、水溶き片栗粉を回しいれて、再び火にかけとろみがついたら完成です。

※水溶き片栗粉は多めに準備しています。様子を見ながら加え、好みのとろみをつけてください。
※今回は鶏そぼろの作り方からご紹介をしましたが、鶏そぼろのストックがあれば、5分で完成するうれしい副菜です。

おやつにアレンジ「揚げない大学芋風」

(材料)
・ふかし芋 1本分(200g)
・サラダ油 大さじ2
・砂糖 大さじ2
・酢 小さじ1

(作り方)
1.ふかし芋は大きければ半分に切ります。
フライパンにクッキングシートを敷き、ふかし芋を入れて、サラダ油大さじ2、酢小さじ1を全体に回しかけ、砂糖大さじ2を上からまんべんなくまぶし、中火にかける。

2.時々上下を返しながら、砂糖が溶けて芋とよく絡んだら完成です。

味見でお箸が止まらなくなっちゃいますよ!

※クッキングシートはなくても作れますが、砂糖がくっついて洗うのが面倒なので、クッキングシートごとお皿に出すことをオススメします。
※サラダ油をバターに変えたり、お砂糖を三温糖にするのもオススメです。

ちょっとしたおもてなしにもオススメ「ふかし芋のオムレツ」

(材料:ココット直径8cm 2個分)
・ふかし芋 適量(2個ぐらい)
・バターか油 適量(ココットの器に塗る用)
(卵液)
・卵 2個
・牛乳 大さじ4
・塩胡椒 適量
・粉チーズ 大さじ1
・ピザ用チーズ 大さじ2

(作り方)
1. ふかし芋は小さめに切ります。

2. 卵液の材料を全てボウルに入れ混ぜ合わせます。

3. ココットにはバターか油を塗ります。

4. 2の卵液をココットに流しいれ、ふかし芋を入れて、ピザ用チーズを散らします。
オーブントースターで約8~9分。中に火が通るまで加熱したら完成です。

※お使いのオーブントースターによって加熱時間は変わってくると思います。様子を見ながら試してみてください。
表面がぷく~っと膨らんできたら完成の目安です。

スプーンですくった時のふわっとごろっと顔を出すホックホクのあま~いさつまいも!
ぜひ、召し上がってみてください。

今回は、4品ご紹介しましたが、煮ものにも汁物にもホットケーキや蒸しパンの具にしてもサッと使うことが出来るのでとても便利です。そして何より、すでにおいしく火が通っているので、どの料理にも失敗なく使えます!
ぜひ、気軽にオリジナルのレシピも楽しんで作ってみてくださいね。

家庭で食材を上手に保存し、おいしく無駄なく使い回す!

私が考える「食材を上手に保存する」とは、最小限の手間をもって、すぐに調理に取り掛かれる使い勝手の良い状態にして保存すること。それを無駄なく美味しく使い回すことが出来れば、料理のレパートリーが増えることはもちろん、食費の節約にもつながります。

家庭で食材を上手に保存することが出来れば、きっとおうちご飯作りがぐんとラクに楽しくできるようになるのだと思うのです。

今回は「さつまいも」についてご紹介しましたが、食材ごとにすぐに調理に取り掛かれる保存法、使い勝手の良い状態で保存する方法があります。他の食材についてもこれから書いていきたいと思っています。
「こんな食材の使い切りに困っている!」などお悩みがございましたら、コメントでぜひ聞かせてくださいね。

◆この記事を書いたのは・・・野口ゆか
家庭料理研究家。
サンキュ!トップブロガーから引き続きサンキュ!styleライターとして、
がんばりすぎないおうちご飯作りをモットーにおうちご飯作りがぐんとラクに美味しくなるコツを執筆中。
テレビや雑誌、Webサイトなどへのレシピの提供
フランス料理店で調理補助をしながら食材の下ごしらえや食材の扱い方を勉強中。
時々、自宅にて小さな料理教室を開催。

※IHクッキングヒーターをご使用の場合は、説明書を確認し、指定の油量を必ず守って調理してください。

 
 

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