【気象予報士おすすめ】天気に合わせて効率的に大掃除を!

2022/12/19

大掃除のシーズンがやってきました。
日々こまめに掃除をしている方も多いと思いますが、掃除には【相性の良い天気】があるんです。

晴れていなくても大丈夫!
今回は、気象予報士と防災士の資格を持つフリーアナウンサーの坐間妙子さんに、天気に合わせたおすすめの掃除場所を教えてもらいました。

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【雨の日】家の中の拭き掃除は乾拭きで!

大掃除、というと晴れた日を想定する方も多いと思いますが、雨の日にぴったりの掃除もあるんです。

雨の日は湿度が高くなります。
ジメジメ、ムシムシ、冬だとそこに寒さも加わりますが、ホコリやハウスダストが舞い上がりにくいという特徴も。
ハウスダストや花粉も舞い上がりにくいので、アレルギーや花粉症を持っている方、小さなお子さんがいる方も雨の日の掃除がおすすめです。

・家の中は乾拭き
ホコリが舞いにくいため、掃き掃除や掃除機をかけるのにぴったり。
水拭きだと乾くのに時間がかかりカビの原因になるので、必ず【乾拭き】で!

・玄関まわりを掃く
晴れた日に玄関先を掃き掃除して、砂やホコリでまた汚れてしまうなんて経験したことありませんか?
外と繋がっているところは、風の穏やかな雨の日や曇りの日にきれいにしましょう。

・網戸は外して雨に濡らしておく
窓ガラスについている網戸は、雨の力を借りて汚れを落としてもらいましょう。
水道代の節約にもつながります。
雨があがったら、汚れを一気に落としていきます。

【曇りの日】窓ガラスや網戸を一気に拭こう!

雨の日ほどではありませんが、曇りの日も湿度が高いものです。

湿度が高いと、こびりついた泥やホコリが柔らかく取れやすくなります。
頑固な汚れは、湿度が高いときの方が落としやすいのです。

・網戸の汚れをとる
ホコリやチリがたっぷりついた網戸。
雨の力を借りて汚れを少し落としたあとがチャンスです。

・窓ガラスを拭く
晴れた日だと太陽の光の反射で見えにくい汚れが確認しやすいのが、曇りの日。
汚れが湿気で柔らかくなっているので、クロスなどで拭きとるだけで汚れが落とせます。
より湿度の高い日の方がいいのですが、雨の日だと降り方によっては雨が吹き込んできてしまうこともあるので、窓ガラスの拭き掃除は【雨の降りそうな曇りの日】が、特におすすめ!
雨が吹き込んでこない場所なら、雨の日でもいいと思います。

【晴れの日】水を使った掃除を!

晴れている日は、まず換気をしますよね。
空気が乾燥しているので、家の中に溜まった湿気を追い出して、カビ発生防止に努めましょう。

・洗濯
洗濯物は、洗濯後5時間以内で乾かすのが理想と言われています。
そのために必要な湿度は40%以下。
冬は日照時間が短いので、外干し派の方は朝早くに干しましょう。

・床の拭き掃除
空気が乾燥している日は、水拭きやワックスがけしてもすぐ乾燥します。
拭いた場所にホコリがつくことを防げますね。

・水まわりのカビ掃除
カビは乾燥が嫌いです。
生えたカビを除去するためには洗剤と水が欠かせないので、気温の高い日の昼間にしましょう。
そして、カビが嫌う乾燥した日に新たな対策を行うことで、対策の効果が高くなります。

・台所の戸棚や靴箱、クローゼットの掃除
窓のない場所は、湿気が溜まりやすくなります。
人が使った靴や服が置かれることで、湿気はさらにアップ。
換気して湿気を追い出すことで菌の繁殖を防ぐことができます。

大掃除のポイントは【湿度】

雨の日、曇りの日、晴れの日のおすすめ掃除場所をご紹介しました。
ポイントになっているのは【湿度】。

みなさんの家には湿度計はありますか?
湿度は風邪の引きやすさにも繋がるなど、気温とともに重要な指標です。
100均でも売っているので、持っていない方はぜひ部屋において、年末の大掃除にも役立ててくださいね。

■執筆/坐間妙子…気象予報士と防災士の資格を持つフリーアナウンサー。
ママ1年生として子育てと仕事に奮闘中!
四季を楽しみながら防災やSDGsについて発信しています。
編集/サンキュ!編集部

※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

 
 

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