料理研究家・近藤幸子さんが伝授!毎日のごはん作りが楽になる5つの段取り
2022/05/19
毎日のごはん作り……頑張りすぎて疲れていませんか? 調理の段取りをちょっと見直すだけで、大変だったごはん作りが、おいしさはそのままに劇的に楽になるんです!知っているかどうかでごはん作りが180度変わる、究極の段取りテクを料理研究家で“頑張りすぎないごはん作り”を提唱する近藤幸子さんに教えてもらいました。
献立に悩んだら、定番の味つけを使い回す
塩+しょうゆ(1:3)、しょうゆ+オイスターソース(1:1)が近藤さんちの〝白ご飯に合う〞定番味。献立に困ったら、この味つけのまま肉や野菜の種類を変えるだけでOKです。副菜も1食材にしぼれば、キャベツならしょうゆ味、ブロッコリーならマヨ味など決めやすく迷いません。素材の味が堪能できるという利点も!
食材は、はさみやスライサーでカット!
切るものが少ないときは、包丁やまな板は使わず、はさみやスライサーでカット。ベーコンやウインナーなどの朝食おかずは、はさみで切ってフライパンへ、汁物の具材はスライサーでカットし、パッと鍋に直入れすると、効率が上がり時短に繋がります
「道具は出しっ放し」で、調理がスムーズ
台ふきんと食器拭き用クロスはかごに入れ、調理中いつでも手の届く位置にスタンバイ。汚れたり湿ってきたりしても、いちいち洗わず次々と使えるよう2〜3枚常備します。よく使う塩・砂糖は、調理台に出しっ放しに。塩は小さじ½(2.5g)スプーン、砂糖は小さじ(5g)スプーンを合わせてセットしておくと、計量もスムーズです
魚焼きグリルを使えば、同時調理が楽々
野菜やきのこを魚焼きグリルで「素焼き」すると、面倒な「同時調理」が簡単。グリルは魚より野菜やきのこを焼いたほうが後片づけも楽ちん。火力が強いので素早くおいしく焼き上がります。逆に魚はフライパンで焼けば、身くずれもなく、同時に2品が完成!
肉の下味はトレーの中で! 洗い物を減らす
肉は臭みを抑えるためにも、あとから調味する手間を省くためにも、下味をつけるのがオススメ。バットやボウルはあえて使わず、パックのトレーでじかに混ぜれば洗い物もなくて楽チン!
献立に悩んだり、食材を切るのに時間がかかったり……。料理でもたつきがちなポイントこそ、「段取り」が重要。小さな段取りの積み重ねが大きな時短につながり、料理ストレスから解放されますよ。
近藤幸子さんプロフィール●料理研究家。小学生と保育園児の子育てをしながら、料理教室や雑誌・書籍でのレシピ提案など仕事と両立。時短でおいしい工夫がいっぱいの料理が大人気!
『サンキュ!』4月号「毎日のごはん作りが楽になる!『段取り』と『献立』」より一部抜粋
掲載している情報は2018年2月現在のものです
調理/近藤幸子 撮影/tsukao 取材・文/RIKA(サンキュ!編集部)
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