藤井恵さんのからあげ☆サクサクから揚げ&骨つき塩から揚げ
2018/05/07
大好きだけど、揚げもの=面倒と思っている人も多いのでは? いえいえ、揚げものは最強に簡単な料理。だって油で揚げるだけなんですから!今回は、からあげ2種類を料理研究家の藤井恵さんに教えていただきました。
教えてくれた人…藤井恵さん
テレビや雑誌で大人気の料理研究家。子育て経験を踏まえた、作りやすくて栄養バランスのよい料理が人気。近著に『藤井恵さんの体にいい和食ごはん』(学研プラス)がある
サクサクから揚げ
<中温5~6分>
卵やしょうがも不要! 粉の二度づけがポイント!
材 料( 4人分)
・ 鶏もも肉 … 3枚(750g)
・A(辛子大さじ2、酒大さじ3 塩小さじ1 ごま油大さじ1/2)
・小麦粉適宜
・揚げ油適量
● 辛子を入れるとうまみがアップ。揚げると辛みは消えるので、子どもでも◎
● 辛子をカレー粉やゆずこしょうにすれば、アレンジ可能。にんにくやしょうがにしても
<作り方>
1.下ごしらえをする
ボウルにAを入れて混ぜ、6~8等分に切った鶏肉を加えて約20分おき、小麦粉大さじ2を加えて混ぜる。さらにバットなどに小麦粉適量を入れてたっぷりまぶし、5分おく。
*揚げコツ
手でギュッと握るようにたっぷりと
2.揚げる
中温(170℃)の揚げ油に1を入れ、粉が固まってきたら強火にする。時々返しながら、5~6分揚げる。好みで、くし形に切ったレモンを添える。
*揚げコツ
箸で軽くはさんでみて中がプルプルしたら、ジューシーに揚がっている証拠!
骨つき塩から揚げ
<中温5~6分>
塩漬けを素揚げするだけ!骨つきならパサつかない
材 料( 4人分)
・ 鶏手羽先 … 12本
・ 塩小さじ1
・ 揚げ油適量
<作り方>
1.鶏肉は先端を切り落として塩をすり込み、網などにのせて冷蔵室に入れて1日以上おく(ラップは掛けない)。乾燥したらペーパーで水けをふき、切り口の骨のまわりにはさみでぐるりと切り目を入れ、骨をしんにして身を先端に押し、形を整える。
2.揚げる
中温(170℃)の揚げ油に1を入れ、5~6分パリッと揚げる。
*揚げコツ①
肉を室温にもどしてから揚げれば、油の温度が一気に下がらない!
*揚げコツ②
ジュワ~からピチピチに音が変わったら、揚げ上がり
もう失敗しない 揚げコツ
1.揚げるものによって、「適温」を見極める
揚げものは、温度が命。温度計がなくても、下記の方法で確認できます。火が通りにくいものは中温でじっくり、通りやすいものは高温でサッと揚げます
中温 170~180℃
ぬらしたふきんで拭いた菜箸を油に入れると、箸全体から細かい泡が出る状態
高温 180~190℃
ぬらしたふきんで拭いた菜箸を油に入れると、箸全体から勢いよく泡が出る状態
2.揚げ焼きより、油たっぷりが失敗なし
少ない油で調理する揚げ焼きは、焦げやすく難易度は高め。揚げるものの頭が隠れるくらい油を使ったほうが失敗しません
3.泡が小さくなり、音が高くなったら、揚げ上がり
油に入れた直後は泡も音も大きく、しだいに泡が小さくなり、音はピチピチと高い音に。浮き上がってきたら引き上げどき!
4.油きりでべちゃつかない!
皿に置くときは立てて網の上でしっかり油を落とせばカラッとします。ペーパーを敷いた皿に置くときは立てて、ペーパーに当たる面積を少なくして
ハードルが高いように感じる揚げ物ですが、揚げ方の基本とコツさえつかめば、簡単に家族喜ぶお店の味に!夕飯にもお弁当にも使える揚げ物をこれでマスターしちゃいましょう!
参照:『サンキュ!』5月号「コツをつかめば、こんなにラクで家族が喜ぶ料理はないっ!!最強にうまい揚げ物」より一部抜粋。掲載している情報は18年4月現在のものです。
撮影/鈴木泰介 構成・文/草野舞友