【連載】親子でエプロンの日 「ゴミの分別」にチャレンジ!

2017/09/26

「ゴミはゴミ箱へ」という約束が身についたら、ステップアップして「ゴミの分別」や「ゴミの収集日にゴミを出す」ことにチャレンジ!社会ルールを学べるチャンスです。
※分別の仕方は自治体によって違うので、住んでいる所の決まりにのっとってください。

1.カレンダーのゴミの収集日にシールを貼ります

曜日がわかるようになったら、カレンダーにシールを貼るなどして「何曜日の朝はゴミを出す日」というリマインドをお願いするのも手。収集日にはゴミを出すという習慣を意識するようになります。

2.ペットボトルはラベルなどをはずします

自治体によってはペットボトルのラベルやキャップははずして捨てる所も。子どもでも扱いやすいので、ぜひ手伝ってもらいましょう。ただし乳児がキャップを誤飲しないように要注意。食材の入っていた発泡スチロール製のトレーなどを洗って捨てる姿を子どもに見せるのも、ゴミの扱い方を学ぶチャンス。

3. ゴミの収集日にゴミをまとめます

ゴミの収集日の朝に、家中のゴミ箱を集めてくるのは、幼児でもできる仕事。ただし、ゴミ袋にまとめるときは、危ないもの、汚れがひどいものなどが交じっていないか、大人が必ず注意するようにしましょう。

<5~6歳くらいからおすすめ>

ゴミの種類を分けることが5~6歳くらいから可能に。ただし、雑誌や新聞、ガラスびんなど重かったり危険だったりするものは避けて。

<小学生になったら>

「新聞や雑誌をひもでくくる」「不要な衣類などをたたんでひもでくくる」といった、頭と体を使ったお手伝いにチャレンジ。大人でも、ひもでくくる作業を不得意としている人は少なくありません。効率的なくくり方など、親子で調べて実行してみて!

【プロからのアドバイス】

危険なものもあるので遊び半分では取り組まないで

ガラスや缶など、手を切るようなけがの恐れのあるものを扱いますので、遊び半分では取り組まないようにしましょう。あえて家庭ではなく、例えば駅やショッピングモールなどといった家族でお出かけした「出先」で出たゴミを、ゴミ箱に分別して捨ててもらうという「お手伝い」から取り組ませてみてはいかがでしょうか。

◆ 掃除・子育てアドバイスの専門家 藤原千秋さん
大手住宅メーカー営業職を経て、All Aboutガイドに。主に住宅、家事まわりが専門。14歳、10歳、6歳の女の子の母

子どもに社会性を身につけさせるファーストステップに

「ゴミを決められた所に捨てる」というのは、身につけるべき社会のルール。さらに、分別すれば「ゴミだったものが資源になる」ということを、徐々に伝えていけるといいですね。親がふだんゴミの分別をしている姿を見せるだけでも、特別なことではなく生活の基本であると、子どもが自然に理解していくのではないでしょうか。

◆幼児教育の専門家 浅野ななみさん
幼稚園教諭、聖心女子大学講師を経て、現在、乳幼児教育研究所講師。子どもの遊び、お話の創作、表現活動を指導

撮影/大森忠明 スタイリスト/渡部和泉 構成・文/松崎祐子

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