ラクしてキレイに!「キッチン大掃除」のコツ
2018/11/25
コンロやシンク、冷蔵庫など、意外と掃除するところが多い「キッチン」。でも、しっかりポイントを押さえておけば、年末年始の大掃除もスムーズに行うことができます。というわけで、今回は掃除のプロに聞いた、キッチン掃除のポイントを紹介します。
コンロまわり
【用意するもの】
洗剤/ A_アルカリ電解水または油汚れ用洗剤、B_酸素系漂白剤
道具/ 段ボール箱、ゴミ袋、スポンジ、古歯ブラシ、ステンレススポンジまたはたわし、ぞうきん
1.部品をつけ置きする
段ボール箱にゴミ袋2枚を重ねてセットし、40~50℃の湯を入れBを溶かす。五徳などの部品を入れ、様子をみながら(※)10 ~ 15分つけ置きする。
2.コンロなどは汚れをゆるめて
取りはずしができない部分、コンロ、換気扇フードなどは、Aを使って汚れをゆるめてからスポンジでこする。その後、ぞうきんでしっかり水拭き。
3.浮いた汚れをブラッシング
つけ置きが終わったら、こすり洗いする。換気扇フィルターはつけ置き液の中で古歯ブラシを使ってブラッシングすると、汚れが落ちやすい。
4.五徳はしっかりこする
五徳にこびりついた汚れは頑固なので、ステンレス素材のスポンジやたわしを使って、しっかりこする。洗い終えた部品は、ぞうきんでから拭きしてから戻す。
※汚れがひどい場合、換気扇フィルターの塗装がはげるので注意
シンクまわり
【用意するもの】
洗剤/ A_クエン酸水またはクリームクレンザー、B_重曹またはセスキ炭酸ソーダ(粉末)、C_クエン酸水または酢(BとCは必要に応じて)
道具/スポンジ 、ナイロンタオル 、古歯ブラシ 、ふきん
1.ステンレスの目に沿って磨く
スポンジにAを含ませ、ステンレスの目に沿ってシンクを磨く。汚れがひどい場合は、Aの洗剤の両方を混ぜて使うとさらに効果的。
2.蛇口はナイロンタオルで
蛇口はナイロンタオルを使って、特に根元の部分を念入りに磨く。全体を洗い終えたら水で流し、しっかりから拭き。水滴が残っていると水あかの原因に。
3.排水口は古歯ブラシで
排水かごは歯ブラシ1本で、排水口は歯ブラシ3本を背中合わせにしたものでこする。その後、熱湯をかけて汚れを洗い流す。
*排水口がぬめっていたら……
B大さじ1をふりかけ、Cを吹きかけて発泡させる。10分ほどおき、湯で洗い流す。もしくは除菌・漂白用洗剤を使っても。
冷蔵庫
【用意するもの】
洗剤/ A_食器用洗剤、B_必要に応じてアルカリ電解水
道具/ スポンジ、メラミンフォームスポンジ、ふきん
1.パーツを洗い、庫内を拭く
はずせるパーツは食器と同じ要領で洗う。製氷機のフィルター部分の汚れは見落としやすいので要チェック。庫内は、水でぬらしたメラミンフォームスポンジで拭く。液垂れなどでこびりついた汚れは、湯かBで汚れをゆるませてから拭くと落ちやすい。
キッチン全体
【用意するもの】
洗剤/ A_酸素系漂白剤、B_必要に応じてアルカリ電解水または住居用洗剤
道具/スポンジ、マイクロファイバークロス
1.ゴミ箱はつけ置き除菌
ゴミ箱の中に40~50℃の湯を10cmほどの深さまで入れ、Aを溶かし、5~10分つけ置き。つけ置き液を捨て、スポンジで全体をこすり洗いして水で流す。
2.家電や壁など全体を拭く
家電製品や壁、調理台などは、マイクロファイバークロスでお湯拭きする。汚れがひどい場所のみ、Bを含ませて拭く。
油汚れ退治と除菌で、たまった汚れをすっきりオフ。キッチンがキレイになると料理が断然楽しくなりますよ。
<教えてくれた人>
浦野清美さん
NPO法人日本ハウス クリーニング協会 指導員。掃除のプロとして、あらゆる家庭を磨き続けて20年。講師としても活躍中。http://www.jhca.or.jp/
参照:『サンキュ!』12月号「1コマ15分! 今から始めると、年末がラク 段取り大掃除」より。掲載している情報は18年10月現在のものです。撮影/奥川純一 構成・文/石川理恵 編集/サンキュ!編集部
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