大福にはさまざまな種類がありますが、消費期限がすぎた大福はいつまで食べることができるのでしょうか。傷んだ大福を食べてしまうと体調をくずしてしまう可能性があります。本記事では大福の正しい保存方法や傷んだときの特徴、消費期限について解説しております。

一般的な大福の消費期限は?
大福とは、餅であんこを包んだ和菓子で、まめ大福やよもぎ大福、フルーツ大福や、クリーム大福などさまざまな種類があり、商品やメーカーによって消費期限が異なります。大福の消費期限の目安は、製造当日~3日程度と言われています。
大福を購入した際には必ず商品パッケージに表示されている消費期限を確認しましょう。
開封済みの大福の消費期限
大福は日持ちする食べ物ではありません。消費期限は未開封で正しい保存方法を守られた場合の期限なので、開封されたあとは、パッケージに記載されている消費期限にかかわらずできるだけ早く食べきる必要があります。
開封したあとは乾燥しやすくなったり、虫や雑菌の付着などの可能性が高まり衛生面に問題が発生することもあるので注意が必要です。
賞味期限と消費期限の違い
ここで、賞味期限と消費期限の違いについてまとめます。
賞味期限とは、未開封で保存方法をしっかり守って保存した場合に、記載されている年月日、または年月まで「おいしく食べられる」期限のことです。
賞味期限はスナック菓子・インスタントラーメン・缶詰など、製造・加工されてから、おおむね6日以上期限のある傷みにくい食品に記載されています。またこの期限をすぎても、すぐに食べられなくなるわけではありません。
消費期限とは、賞味期限と同じように保存していた場合、記載されている「年月日」まで「安全に食べられる」期限になります。
お弁当・サンドイッチ・生菓子など、製造・加工されてから、おおむね5日以内の傷みやすい食品に記載されています。
もちろん賞味・消費期限ともに、開封してしまうことで、食品の保存状態が変化してしまうため、表示されている期限にかかわらず、できるだけ早めに消費するようにご注意ください。
傷んだ大福の特徴
大福は、適度な水分や糖分を含んでいて細菌が繁殖しやすく、傷みが早いため、消費期限も短く設定されています。保存状態などによっては、消費期限がすぎていなくても傷んでしまうこともあるため、必ずその大福の状態をよく確認しましょう。もし、大福が傷んでいれば、いくつかの特徴が見られるようになります。
特徴1:カビが生える
大福は傷みやすく、冷蔵庫で保存していても空気や雑菌、水分などの要因が重なることによって、すぐにカビが発生する可能性があります。
カビが生えてしまうと、餅の表面が緑や黒っぽくなることがあります。さらに、大福の中のあんこにカビが生えることもあります。消費期限が切れたり、保存状態に問題があった場合は大福を割って中身にカビが生えていないかも確認するとよいでしょう。
特徴2:臭い・味がおかしい
大福が傷むと、酸っぱい臭いやアンモニア臭などの異臭がするようになります。ほかにも、味が酸っぱくなったり、ピリピリとした刺激を舌に感じたりなどすることがあります。
このような状態の大福は当然ながら食べることができないので、処分するようにしましょう。
消費期限がすぎた大福は食べられる?
消費期限は、安全に食べられる期限が設定されているため、それをすぎて食べることをおすすめすることはできません。ただし、細菌が繁殖できない温度である冷凍庫で正しく保存していた場合に限り、状態を確認して食べることは可能です。
大福の保存方法
大福は、冷暗所のように涼しい場所があれば常温で保存できるものもありますが、冷蔵庫で保存することを推奨されている商品がほとんどです。
大福の中に生クリームやカスタードが入っていたり、フルーツが入っている場合は、水分を多く含むことで、より傷みやすくなるため、食べる直前まで冷蔵庫で冷やしておきましょう。
冷蔵で保存する
大福の保存は冷蔵庫が適しています。大福を冷蔵庫で保存した場合にはパッケージに記載されている消費期限に従いましょう。
少しでもよい状態で保存したい場合は、重ならないように密閉容器に入れて乾燥や臭い移りを防ぐといいでしょう。ただし、大福によっては餅の食感が硬くなることもあるため、食べる前に電子レンジでわずかに温めたり、表面を焼いて食べる方法もあります。
冷凍で保存する
どうしても大福を消費期限内に食べられないという場合には、できるだけ早いうちに冷凍保存しましょう。食感や風味が変わってしまうこともありますが、2週間ほど保存が可能になります。
大福を冷凍保存する場合は、1つずつラップで包み密閉パックなどに入れて保存しましょう。食べるときは自然解凍するとよいでしょう。凍ったまま食べるとシャリシャリとした食感で、違ったおいしさを楽しむこともできます。
消費期限切れの大福には要注意!無理して食べないようにしよう!
消費期限がすぎた大福は、食べることをおすすめできません。もともとの消費期限も短く設定されているため、保存状態によっては消費期限内に傷んでしまう可能性もあります。そのため、正しい保存状態で、できるだけ早く食べるようにしましょう。また、冷凍保存する方法もありますので、参考にしてください。