味噌は大豆による伝統的な日本の調味料です。

【管理栄養士監修】「味噌」の賞味期限切れは冷蔵保存でいつまで大丈夫?冷凍したものは?【日数別に解説】

2020/06/06

味噌は家庭で使う定番調味料の1つです。しかし、1回の料理で使う味噌の量はそれほど多くないので、使い切る前に賞味期限が過ぎてしまうということがよくあります。ですが、味噌は正しい知識を持っていれば、賞味期限を過ぎても食べることができます。

味噌は賞味期限が過ぎても食べられる?

日本の味噌とボウルします。
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味噌は家庭で使う定番調味料の1つです。しかし、1回の料理で使う味噌の量はそれほど多くありません。しかし、スーパーなどで売られている味噌は何百gというサイズが一般的で、気がつくと使い切る前に賞味期限が過ぎてしまうということもあります。

ですが、味噌はもともと発酵食品のため、賞味期限が少しくらい過ぎても食べられるのではないかと悩んでしまう人もいます。

賞味期限と消費期限の違い

賞味期限とはその製品の品質が保てる期限という意味のため、賞味期限が切れた食品は味噌に限らず、すぐに食べられなくなるわけではありません。

そのため、味噌の場合であれば賞味期限が過ぎると風味に変化が出てくることが多いのですが、それだけであれば食べることに問題はないでしょう。ただし、食品によっては消費期限と記載されている場合があります。

消費期限は安全に食べることができる期限なので、消費期限切れの食品は食べることを避けましょう。

【種類別】味噌の賞味期限は?

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味噌と言っても、その種類には米や豆、麦やそれらを組み合わせて調合したものなど多くあります。これらは材料や製法が異なるため、賞味期限が異なってきます。ただし、基本的に味噌の賞味期限はこうじの使用量と塩分量によって決まります。

こうじの量が少なく、塩分量が高いほど、味噌の賞味期限は長くなります。また、熟成期間が長い味噌も賞味期限が長くなります。

豆味噌の賞味期限は?

豆味噌は大豆と塩が原料で、豆麹を使用してつくられます。豆味噌は赤みがかった色をしているため、赤味噌とも呼ばれています。豆味噌は主に愛知県、三重県、岐阜県でつくられていて、代表的な豆味噌は愛知県の八丁味噌です。

豆味噌は他の味噌と比べて熟成期間が長いので、賞味期限も6〜12カ月ほどと長めです。この、長い熟成期間によって、豆味噌は赤みがかった色になります。

米味噌の賞味期限は?

米味噌は米と大豆と塩を原料にして、米麹でつくられています。味噌はこうじの歩合によって甘味噌と辛口味噌に分かれます。先に述べた通り、こうじの量と塩分量が味噌の賞味期限の長さに関わってきます。

こうじ量が多く塩分量が少ないため、賞味期限は3〜6カ月ほどになります。辛口味噌はこうじ量が少なく塩分量が多いため、賞味期限は3〜12カ月と長くなります。

<調合味噌>の賞味期限は?

調合味噌とは2種の味噌を調合したもの、または米麹、麦麹、豆麹を混合してつくったこうじでつくられた味噌のことです。米味噌、麦味噌、豆味噌以外の味噌のことを調合味噌と呼ぶ場合もあります。

調合味噌はどの種類の味噌やこうじを混ぜてつくられたものかによって、賞味期限は変わってきます。そのため、賞味期限の幅は3〜12カ月と広いです。

【保存方法別】味噌の賞味期限は?

味噌
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味噌は種類によって賞味期限が異なります。しかし、同じ種類の味噌であっても、その保存方法によって、味噌の賞味期限は前後することがあります。

そのため、味噌に適した保存の仕方をしなければ、パッケージに表記されている賞味期限よりも早く賞味期限を迎えてしまい、風味が落ちてしまうこともあるので注意が必要です。

未開封の味噌の賞味期限

未開封の味噌は正しい保存の仕方をしていれば、パッケージに記載されている賞味期限に従いましょう。味噌の保存は常温でも可能です。しかし、気温の高い場所や湿気の多い場所で保管してしまうと、発酵が進みやすくなります。

味噌は発酵が進むと風味や味、色が変化しやすいので、もし常温で保存するのであれば、棚のような湿気が少なくて直射日光が当たらない場所にしましょう。また、20℃以上にならない場所で保存しましょう。

開封済みの味噌の賞味期限

湿気や空気も味噌にとっては天敵となります。

味噌の容器のフタを開けると、紙のようなもので表面を被せてあります。その紙は味噌を空気に触れないようにするためのものです。もし、紙が入っていない場合には、味噌を平らにしてラップをぴったりと密着させて被せるようにすると、酸化を抑えて風味が落ちにくくなります。

冷蔵庫で保存した味噌の賞味期限

味噌は常温で保存することもできます。しかし、味噌の保存はできれば開封前でも、開封後でも、冷蔵庫で保存することが望ましいです。

湿度の低い冷蔵庫で保存すれば、味噌を湿気から守ることができ、温度も一定に保つことができます。そのため、賞味期限を長持ちさせることができます。ただし、味噌が空気に触れないように注意が必要です。

冷凍庫で保存した味噌の賞味期限

味噌は冷凍保存することも可能です。冷凍庫で保存をすることで、発酵や菌の繁殖も防ぐことができるので、賞味期限が長くなります。

味噌を冷凍保存する場合には、冷凍可能な容器や、フリーザーバックなどに入れましょう。ラップを使う場合には、1回に使う量に分けて、空気に触れないようにしっかりと包むようにしましょう。

賞味期限が過ぎて傷んだ味噌の特徴

各種味噌
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味噌は発酵食品なので基本的に傷みにくいです。そのため、味噌は賞味期限が長いものが多いです。しかし、味噌を保存する際には温度と湿気、空気に注意しなければなりません。

もし、正しく保存できていても、賞味期限が過ぎると風味が落ちてくるため、傷みが始まることもあります。そのため、味噌は傷みが始まっていないかその特徴をよく確認する必要があります。

特徴1:産膜酵母が発生している

味噌は空気に触れていると白いカビのようなものが生えてしまうことがあります。これは産膜酵母というもので、味噌が空気に触れていると発生します。

体に対して大きな影響を与えるものではないですが、味噌の表面を大きめに取り除くようにしましょう。産膜酵母は味噌の表面に発生するので、取り除けば問題なく食べることができます。

特徴2:カビが発生している

産膜酵母であれば取り除けば問題なく味噌は食べることができます。しかし、カビが発生してしまうと当然ながら食べることはできません。

味噌にカビが発生すると、黒い液体が出ていたり、酸味や渋みを感じるようになります。これらは味噌が傷んだ状態ですので食べることは避けましょう。

カビも味噌の表面から発生するため、早い段階であれば大きめに取り除くことで食べられないこともありませんが、あまりおすすめはできません。

【日数別】賞味期限切れの味噌はいつまで食べられる?

白のスープ用のスプーンに赤い味噌
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賞味期限は品質が落ちて風味などが変わってしまう期間を表したものなので、賞味期限が過ぎたとしてもすぐに食べられなくなるわけではありません。しかし、賞味期限が過ぎる頃には保存期間も長くなってきていて、味噌が傷んでくることもあります。

そのため、賞味期限が傷みの判断材料にもなります。ただし、味噌の保存方法によって傷みの早さも異なってくるので、あくまでも目安となります。以下のサイトを参考にしておりますが、絶対ということはありませんのでご注意くださいませ。

賞味期限が1カ月過ぎた味噌

賞味期限が切れてもすぐに食べられなくなるわけではありません。また、その賞味期限はあらかじめ短めに設定されていることが多いです。

そのため、1カ月ほどであれば賞味期限が切れていたとしても問題なく食べられることが多いです。ただし、保存方法によっては賞味期限後1カ月であったとしても、傷んでいる場合があるので、必ず状態は確認しましょう。

賞味期限が半年過ぎた味噌

保存方法が適切で未開封であれば、賞味期限が半年過ぎていても食べられることが多いです。すでに開封している場合は、風味が落ちてしまったり、水分がなくなって固くなったりなど、品質が保たれていない状態となることがあります。

しかし、正しく保存できていれば、傷みが少なく食べられることも多いです。賞味期限と保存期間から見て、味噌の傷みが始まっている可能性はあるので、食べる前には必ず状態を確認しましょう。

賞味期限が1年以上過ぎた味噌

賞味期限から1年も経つと、未開封であっても変色してしまいます。しかし、この変色は味噌の原料の反応によって起こるものなので、味噌自体が傷んでいなければ問題なく食べることができます。

もし、開封済みであれば明らかな品質の低下を起こしているでしょう。風味が落ちたり、原料の反応による変色などだけであれば食べることは可能ですが、傷みが始まっている可能性があるので、必ず状態を確認しましょう。

味噌の正しい保存方法

味噌
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味噌は基本的に長持ちする食材です。そのため、賞味期限も長いです。しかし、正しく保存ができていなければ、カビが発生したり、黒い液体が出るなど、傷んでしまう可能性もあります。

傷んでしまった味噌は食べられなくなってしまうので、長く味噌の風味を保ち、食べきる前に傷ませることのないよう正しい味噌の保存の仕方を把握しておきましょう。

冷蔵庫で保存する

味噌は常温でも保存はできますが、基本的には冷蔵庫での保存が適しています。味噌の天敵には湿気と温度があります。冷蔵庫であればこれらから味噌を守ることができます。

ただし、味噌は空気にも弱いです。そのため、冷蔵庫内で空気に触れて乾燥しないように、容器内に入っている紙を捨てないようにしたり、ラップを被せたりするなどして密閉しましょう。

冷凍庫で保存する

味噌は冷凍庫での保存にも適しています。冷凍庫で保存することで、菌の繁殖を抑えることができます。さらに、発酵も抑えるため、風味が落ちにくいので、味噌の保存には冷凍庫での保存も適しています。

また、味噌は冷凍庫で保存しても、少し固くはなるものの、凍ってカチカチにはなりません。そのため、冷凍庫で保存をしていても、通常通りそのまま使うことができます。

賞味期限切れの味噌には要注意!無理して食べないようにしよう!

日本の味噌
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味噌の賞味期限は長いです。また、賞味期限はその製品の品質を保つことができる目安の期限なので、賞味期限を過ぎたからとすぐに食べられなくなるわけではありません。

しかし、味噌は正しい保存の仕方をしないと、賞味期限を短くしてしまったり、傷ませてしまう可能性もあります。そのため、賞味期限を過ぎる頃であっても、まだ食べられると安心せず、必ず状態を確認して、状態が悪ければ無理に食べないようにしましょう。

■記事監修・・・

管理栄養士・ゆかりさん

管理栄養士、食生活アドバイザー。4歳女児のママで出張料理、料理教室、講演、栄養相談も手掛けるほか、ライターとしても活動。

参考サイト

 
 

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