ハーブ&フードアドバイザーでサンキュ!STYLEライターのあおきゆみこです。
私は子どものころからぬか漬けが大好きで、大人になってから幾度かの失敗を経験の後、今はぬか床とよいお付き合いを続けています。世間では、2018年に無印良品から「発酵ぬか床」が発売されて以来、そのお手軽さやおいしさがSNSなどで広まり、ぬか漬けの注目度もグングン上がってきているようです。
そんなぬか漬けですが、私がたまにやってしまうのが取り出し忘れによる漬かりすぎです。漬かりすぎると塩分や酸味が強めになりがち。でも捨ててしまうのはもったいないですよね。そこで今回は、ぬか漬けで漬かりすぎた野菜をおいしくいただく簡単アレンジをご紹介します。
漬かりすぎた野菜は「刻む」のがおすすめ
ぬか漬けで漬かりすぎた野菜(古漬け)を活用する方法はいろいろとありますが、一番のおすすめは細かく刻んでいろいろな食材と混ぜ合わせて使う方法です。
こちらの写真は、漬けすぎたキュウリとパプリカのぬか漬けを刻んで、つぶしたゆで卵とマヨネーズと混ぜ合わせたものです。漬かりすぎで塩分高めなので、無印良品のマヨネーズのようなマイルド系のマヨネーズと相性がよく、塩コショウ不要でタルタル風の仕上がりに。
写真の古漬けタルタルの分量目安
キュウリぬか漬け 1/3本
パプリカぬか漬け 1/2個
ゆで卵 2個
マヨネーズ 大さじ1と1/2
古漬けはキュウリとパプリカ以外でも使えます。古漬けやマヨネーズの量はあくまでも目安なので、お好みに応じて調整してくださいね。
私は毎日かき混ぜるタイプのぬか床を愛用。漬けすぎたといっても1日オーバー程度のことが多いので、取り出したらぬかを洗い流してそのまま刻みます。
もし、発酵ぬか床のように1週間に1度混ぜればよいタイプで、うっかりしてかなり漬けすぎて塩辛すぎる場合は、野菜についたぬかを洗い流した後、お湯をかけて数時間~一晩おくと塩気が抜けて使いやすくなります。
古漬けタルタルの応用ご紹介
こちらは、古漬けタルタルをそのままパンにはさんでサンドイッチに。おいしいタマゴサンドになりますよ。
こちらは、ゆでてつぶしたジャガイモに古漬けタルタルと刻んだハムを混ぜてポテトサラダに。こちらも刻んだ古漬けが入ることで食感もよく、わが家では子どもたちにも好評の一品です。
古漬けのお茶漬け
ご飯にお好みのお茶漬けの素と刻んだ古漬けを入れてお茶漬けに。お茶漬けの素は少し少なめにするとちょうどよい塩分になります。
納豆に混ぜて発酵食品コラボ!
刻んだ古漬けと納豆を混ぜると発酵食品どうしで相性もよく、とってもおいしくなります。写真はキュウリとセロリの古漬けを刻んだものと納豆を混ぜたものです。古漬けの塩分があるので、醤油や納豆のタレは少なめにした方がよいです。
漬けすぎてしまったぬか漬けの簡単アレンジをご紹介しました。フードロス削減にもつながるので、ぬか漬けで漬けすぎても失敗したと思って捨てずに、みなさんもいろいろと試してみてくださいね。
記事を書いたのは…あおきゆみこ
ハーブ、アロマ、食育関連のアドバイザー資格を持つ自然食品店スタッフ。健康維持や子供の成長をサポートする食事、家事などで役立つ情報を発信しています。
※ご紹介した内容は個人の感想です。