家事のプロが教える「お風呂掃除のNG習慣」ワースト3
2024/03/03
毎日使う場所だからこそ、いつもキレイにしておきたいお風呂。キレイをキープするうえでは定期的な掃除が欠かせないわけですが、ただなんとなく掃除をするだけじゃダメです。掃除のやり方によっては、ほとんど意味がない可能性も!?
そこで今回は、アクティア株式会社が提供する家事代行サービス「カジタク」に所属する家事代行スタッフに、「お風呂掃除のNG習慣」ワースト3を教えてもらいました。
NG習慣1:排水口の掃除をいつもパスしてしまう
お風呂掃除で、浴槽の掃除をサボる人はほとんどいないと思いますが排水口はどうでしょう?排水口はバスタブの中と洗い場と2カ所ありますが、ここのお掃除をいつもパスしていると、そのうち流れが悪くなってきてしまいますよ。1~2週間に1度は覚悟を決めて取りかかりましょう。取りかかる頻度が高いほど、軽い汚れで済みますよ。
排水口掃除をするときはまず、ティッシュやウエスを使って髪の毛を取り除きます。あとは、シャワーを流しながら、排水口のサイズに合ったブラシでゴシゴシこすれば、特に洗剤を使わなくてもキレイになります。
いくつか部品・パーツに分解できる場合は、外して洗いましょう。それでも落ちない汚れはカビの可能性があるので、防カビ剤を使用して、時間を置いて流します。
NG習慣2:浴室の床掃除をさぼりがち
今どきの浴室の床は、滑り止めや水はけのために、細かい凹凸の加工が施されていることが多いです。床がタイルの場合はつるっとした表面ですが、目地の部分はくぼんでいます。
そのような床のくぼんだ部分には、汚れや菌が溜まりやすい。ですから、スポンジだけで表面をこすっても、くぼんだ部分には汚れや菌が残されてしまうのです。
ぜひ、床にもブラシを使ってみてください。目地ブラシでもよいですし、手のひらサイズくらいの床専用のものだと効率がよいです。ブラシを使うことで、ピンクの汚れ程度なら洗剤なしでも落とすことができます。
NG習慣3:掃除グッズがスポンジしかない
バスタブや壁など、広くてツルンとした面を洗うときにはスポンジが便利です。しかし、「NG習慣2」のところでも話しましたが、凹凸がある部分のお掃除にはブラシが欠かせません。もし掃除グッズがスポンジしかないのであれば、ぜひブラシもそろえるようにしましょう。
筆者のおすすめは、100円ショップでも買える「目地ブラシ」。柄の両側に、ソフトとハードの植毛がされているもので、このようなブラシは、お掃除のプロにとっても水まわりのお掃除に欠かすことができないのです。
目地ブラシが使える場所としては、
・排水口
・バスタブ内の給湯口
・シャンプー台や小物入れ
・隅っこ・角・際(キワ)
・イスの脚やこまかい部分
などなど、とにかく凹凸のある所や、隅っこの汚れを掻き取るのに、抜群の威力を発揮してくれます。