【管理栄養士監修】賞味期限切れの「かりんとう」はいつまで大丈夫?保存方法から活用方法まで解説!
2020/11/29
かりんとうはおやつとして人気がありますが、食べきれずに余らせてしまうこともあるでしょう。今回は、かりんとうの賞味期限や保存方法、傷んだときの特徴について解説します。正しい保存方法を把握して、かりんとうをおいしく食べましょう。
かりんとうの賞味期限は?
かりんとうの賞味期限の目安は、未開封の状態で3〜4カ月ほどです。
かりんとうは、小麦粉などを練り合わせた生地を油で揚げ、黒砂糖や白砂糖でつくった蜜をからめて乾燥させたお菓子のことで、黒かりんとうや白かりんとうだけでなく、黒ごまやチーズ、わさびなどの味がついた珍しい種類もあります。
かりんとうは、メーカーや商品によって賞味期限が異なります。そのため、必ずパッケージに記載されている賞味期限を確認しましょう。
賞味期限と消費期限の違い
ここで、賞味期限と消費期限の違いについてまとめます。
賞味期限とは、未開封で保存方法をしっかり守って保存した場合に、記載されている年月日、または年月まで「おいしく食べられる」期限のことです。
賞味期限はスナック菓子・インスタントラーメン・缶詰など、製造・加工されてから、おおむね6日以上期限のある傷みにくい食品に記載されています。またこの期限をすぎても、すぐに食べられなくなるわけではありません。
消費期限とは、賞味期限と同じように保存していた場合、記載されている「年月日」まで「安全に食べられる」期限になります。
お弁当・サンドイッチ・生菓子など、製造・加工されてから、おおむね5日以内の傷みやすい食品に記載されています。
もちろん賞味・消費期限ともに、開封してしまうことで、食品の保存状態が変化してしまうため、表示されている期限に関わらず、できるだけ早めに消費するようにご注意ください。
賞味期限がすぎて傷んだかりんとうの特徴
賞味期限をすぎたかりんとうは、すぐに食べられなくなるわけではありません。また、かりんとうには多くの砂糖が使われているため、傷みにくい食べ物でもあります。しかし、保存状態によっては早く傷んでしまう可能性があります。
そのため、賞味期限がすぎたかりんとうを食べるのであれば、必ず状態を確認しましょう。かりんとうが傷んでいれば、いくつかの特徴が見られます。
特徴1:カビが生える
かりんとうには多くの砂糖が使われていて、水分も少ないため、正しく保存ができていればカビは発生しにくいでしょう。
しかし、長く保存していたり湿気を吸収してしまうと、カビが発生してしまう可能性が高くなるため注意が必要です。
特徴2:変色する
かりんとうそのものが傷みにくくても、油で揚げてつくられたかりんとうに含まれる油は、時間の経過とともに徐々に酸化していきます。
油は酸化すると変色や異臭の原因になります。また、酸化した油は体調を崩してしまう原因になる可能性があるため、かりんとうに変色や異臭などの違和感を覚えた場合は、食べることを避けましょう。
賞味期限が半年すぎたかりんとうは食べられる?
賞味期限は、おいしく食べられる期限の目安です。
賞味期限が半年もすぎたかりんとうは、未開封で正しく保存していても、品質を保てていない可能性があるため、食べるのはおすすめできません。
どうしても賞味期限が半年すぎたかりんとうを食べる場合は、見た目や臭い、味などをよく確認して、自己責任で判断しましょう。
かりんとうの保存方法
賞味期限の日付は、未開封で正しい方法で保存されることが前提として設定されます。そのため、正しく保存ができていなければ、賞味期限よりも早く食べられなくなる可能性があります。
かりんとうのおいしさをできるだけ長く保つためにも、正しい保存方法を把握しましょう。
常温で保存する
かりんとうは基本的に常温で保存が可能です。ただし、コンロの近くなど高温になりやすい場所や、湿度が高い場所、直射日光を避けて保存する必要があります。
とくに、かりんとうは暑い場所で保存してしまうと、表面にコーティングされた砂糖などが溶けてしまう可能性があります。
かりんとうの表面が溶けると、ベタついたり、湿気たりする原因になる場合があります。そのためかりんとうは、暗くて涼しい場所に保存しましょう。
冷蔵で保存する
開封したかりんとうは、空気中の湿気を吸ってどんどん水分を含み、食感が悪くなります。そのため開封後は常温ではなく、密封して冷蔵庫で保存することをおすすめします。冷蔵庫は乾燥しているため、かりんとうが湿気を含むことなく、カリカリとした食感を保てるでしょう。
ただし、油の酸化は止まりません。冷蔵庫での保存はあくまでも食感を守る方法と考えて、開封後はなるべく早く食べきりましょう。
かりんとうの活用方法
かりんとうは甘みが強く、一度に食べきれずに残してしまうこともあるでしょう。
かりんとうを食べきれずに余らせた場合は、アイスやヨーグルトなどに添えるとおいしく食べられます。また、こまかく砕いてクッキーに混ぜるなどのアレンジも可能です。いろいろな食べ方を試して、かりんとうをおいしく食べきりましょう。
賞味期限切れのかりんとうには要注意!無理して食べないようにしよう!
かりんとうは傷みにくい食べ物のため、賞味期限がすぎてもすぐに食べられなくなるわけではありません。しかし、正しく保存ができていなければ、賞味期限は短くなる可能性があります。
また、多くのメーカーは賞味期限内に食べることを推奨しています。賞味期限切れのかりんとうを食べる際には状態をよく確認して、無理して食べないようにしましょう。