【管理栄養士監修】「焼き鳥」は太りやすい?気になるカロリーと炭水化物量まとめ
2021/09/20
この記事では「焼き鳥」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などカロリーがとくに気になるときに取り入れたい調理法や、食べ方などについてもご紹介します。
なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを元にしています(一部、参考データを元に独自計算をしている場合もあります)。
焼き鳥を食べると太りやすい?
鶏肉は豚肉や牛肉と比べると「低カロリーでヘルシー」という印象を持っている人は多いでしょう。焼き鳥は、部位や量に気をつければダイエット中にも食べられる料理といえます。
しかし、鶏肉の部位によっては脂質が多く、カロリーが高いものもあります。うっかりカロリーの高い部位ばかり食べていると、太ってしまう可能性もありえます。ダイエット中に焼き鳥を食べるならば、カロリーの低い部位を選んで食べることが重要です。
焼き鳥1人前のカロリー
焼き鳥は、調理方法などでカロリーが変わります。焼き鳥を食べるなら、どの部位でどの調理法が高カロリーになりやすいのかを知っておくとよいでしょう。
ここからはタレ、ねぎま、つくねのカロリーを紹介します。
もも肉タレのカロリー
もも肉タレの1人前(100g・2本)のカロリーは197kcalです。
タレではなく塩で味つけした場合は180kcalになり、若干カロリーダウンできます。
ねぎまのカロリー
タレで味つけしたもも肉を使ったねぎま1人前(96g・2本)のカロリーは、164kcalです。ねぎまは鶏肉とねぎが交互に串にささっていて肉の量が少なくなる分、カロリーは控えめになります。
焼き鳥の中では野菜をいっしょに摂取できるのが、ねぎまを食べる利点といえます。焼き鳥を食べるときは、カロリーが低く、食物繊維が含まれるねぎが入ったねぎまを取り入れるのがおすすめです。
つくねのカロリー
つくね1人前(152.1g・2本)のカロリーは、260kcalです。
つくねはひき肉などの具材をまとめるため、つなぎとしてパン粉、小麦粉、片栗粉などが使用されているものが多いです。また、食べるときに溶いた卵黄にからめて食べることもあるので、焼き鳥の中ではカロリーや糖質が高くなりやすいメニューといえます。
焼き鳥の炭水化物量は?
焼き鳥の炭水化物量は調理方法によって変わります。未加工の肉類には、炭水化物やそこから食物繊維を引いた糖質がほとんど含まれていません。
つくねなど加工された肉類には、つなぎや調味料が加えられています。つなぎに使われるパン粉、小麦粉、片栗粉などには糖質が含まれています。大さじ1杯あたりの炭水化物量と糖質量は以下の通りです。
炭水化物と糖質量
●パン粉(3g):1.9g(1.78g)
●小麦粉(9g):6.83g(6.6g)
●片栗粉(9g):7.34g(7.34g)
※括弧内は糖質量
また上述した焼き鳥メニュー1人前の炭水化物量と糖質量は下記になります。
炭水化物と糖質量
●もも肉タレ:3.45g(3.45g)
●ねぎま:4.66g(4.35g)
●つくね:9.78g(9.31g)
※かっこ内は糖質量
糖質が気になるかたはつくねなど加工肉を避け、タレよりも塩こしょうで味つけしたメニューを選ぶようにしましょう。しょうゆ、みりん、砂糖などでつくったタレ10gあたりの糖質量は3.04gとなっているので、参考にしてください。
焼き鳥を食べる際のポイント
ここからはカロリーの気になるかた向けに、焼き鳥を食べる際のポイントを紹介していきます。ダイエット中などに焼き鳥を食べたくなった際の参考にしてください。
味つけはタレよりも塩を多めに選ぶ
焼き鳥のタレには砂糖やみりんなどの調味料が使用されているため、カロリーや糖質が多くなってしまいます。その一方で、塩はカロリーも糖質もゼロという特徴があります。
そのため、ダイエット中に食べるのであれば、タレよりも塩を意識して選びましょう。
野菜をいっしょに食べる
焼き鳥を食べるときは、野菜もいっしょに食べるとよいでしょう。メニューに野菜串やサラダなどがある場合は、積極的に選ぶようにしましょう。
野菜には肉類にない食物繊維が含まれ、整腸効果だけでなく、糖質の吸収を抑えたり、満腹感を高めてくれる働きがあります。そのため、食べすぎを防ぐことも期待できるでしょう。
焼き鳥を食べるなら量に注意!ほどほどに楽しもう
焼き鳥は種類を選ぶことで、カロリーを抑えながら良質なたんぱく質が取れる、ダイエット中にも取り入れやすい食品です。
しかし、種類によっては2人前の量で1食当たりの脂質の目安量を超えてしまう可能性があるので、適度に野菜を取り入れるなどして、食べすぎないように工夫しておいしく楽しみましょう。