野菜のプロ直伝!しんなりレタスを復活させるポイントは「入れ方」と「置き方」にあった!
2020/11/24
野菜ソムリエプロで管理栄養士のサンキュ!STYLEライター小島香住です。
突然ですが、しんなりレタス野菜室にありませんか?
買ったものの、眠らせてしまってしんなり…。使いきれなくて、残ったものがしんなり…。
そのレタス、復活できるんです!
ポイントは水分
しんなりしているのは、傷んでいるのではなくて、水分が抜けてしまったため。
つまり、また水分を含ませることができればシャキッと復活させることができるのです!
しんなりレタスの復活方法
では、さっそくやり方をご紹介しましょう。
準備するもの
・しんなりレタス 数枚
・容器(レタスの根元が入ればOK) 1個
・ポリ袋 1枚
・水 適量
まず、レタスは根元から手ではがし、洗い流します。
このとき包丁などを使うと、切り口が変色してしまうので、手ではがすようにしましょう。
容器に水をいれ、レタスの根元を水に浸かる状態にします。
次に、ポリ袋をふんわりとかぶせ、かるく縛っておきます。
水分が蒸発しにくい環境をつくれていればOKなので、ぎゅっと結ばなくて大丈夫です。
あとは冷蔵庫に入れるだけ
これで準備は完了です!
あとは冷蔵庫に2~3時間入れておけばいいのです。
復活具合は…?
しんなり元気がなかったレタスも、葉先までピシッとしました!
「入れ方」と「置き方」にポイント
立てて入れることで、水にふれる部分をなるべく少なくしていることと、野菜は下から上に水分を吸い上げる性質があることを利用し、立てた状態で置いておくことがポイントです。
野菜の保管方法は、「畑になっている状態と同じにする」ことが基本です。
寝かせたりせず、立てて自然と同じ環境をつくってあげましょう。
大きな葉のまま水に浸けるのもポイントです。
これはビタミンなどの栄養素をなるべく失わないようにするためです。カットレタスのように切り口と水がふれる部分が多いと、その分ビタミンの流出も多くなってしまいます。
ビタミンCなどの水溶性ビタミンは、その名のとおり水に溶け出てしまうので、長時間水さらしをすることはあまりおすすめしません。葉に水分がもどったら水からあげておきましょう。
傷んでしまったものとは分けて
こちらの復活方法は、しんなりしてしまったレタスに水分を吸収させるものです。傷んで葉がとろけてしまっているようなものには適しませんので、ご注意ください。
傷みのある葉は、傷んだ部分を少し大きめに取り除いて、まだ食べられる部分をいただくようにしてくださいね。
さいごに
野菜を復活させる方法として、「50℃洗い」がテレビなどでも特集され注目されていますよね。短時間で復活もできて、栄養素の損失も最小限に抑えられるというデータもあります。
ですが、適温のお湯を準備したり、お湯に野菜をくぐらせるなどの作業はやけどの心配も。そんなときには、今回ご紹介した方法をぜひお試しください。
少し時間はかかりますが、洗って放置するだけですので手間いらず!前の食事の際にセットしておけば、シャキッと復活してくれますのでとっても簡単です。
もう食べられないかな…と諦めてしまわず、復活させてムダなくおいしく食べましょう。
◆記事を書いたのは・・・小島香住(こじまかすみ)
野菜ソムリエプロ&管理栄養士。男の子(1歳)のママ。子育てをしながら、野菜・果物を“おいしく食べて” “キレイに健康”になるレシピや保存のコツを紹介しています。