食べ出すと手が止まらなくなる「柚子ピール」のつくり方

2020/12/20

ただ今、中学生と小学生の子育て真っ最中のサンキュ!STYLEライター橋爪ひとみです。

柚子やレモン、みかんなど、柑橘の美味しい時期がやってきました。わが家の小さな庭の柚子の木は、たくさん実りましたので早速柚子ピールを作りました。

柑橘の爽やかさ、ピール(皮)のほのかな苦味、砂糖(きび砂糖とてんさい糖を使用)の優しい甘さで、ついつい手がのびてしまいますよ。

柚子ピールの作り方

ちょっと難しそうと思われるかたもいるかもしれませんが、大まかな手順は3つ!
1.中身を取り出しカットした皮をゆでこぼす。
2.煮詰める
3.乾燥させる
これでおいしい柚子ピールができちゃうんです!

材料

・柚子 お好みの量 (皮を食すため無農薬の柚子が良い)
・砂糖 柚子の皮の重さの30~50% (グラニュー糖、きび砂糖などお好みの砂糖)
※私はきび砂糖を使用したため黒い仕上がりになっています。砂糖の色や種類により出来上がりの色やコクは変わります。

作り方

1.水でしっかり洗います。

半分に切り、果汁をしぼります。

皮についている薄皮と種は手でとる。白いわたはついたままでOK。筋はとっておきましょう。

筋がとりにくいようであれば適当な大きさにカットしてから取っても良い。

白いわたがついたままボウルに入れ、ひたひたの水につけて、一晩おいておきます。
ラップをすると上部まで水につかります。

皮をゆでこぼします。鍋に皮とひたひたになるくらいの水を入れて火にかけ、沸騰したらお湯を捨てる作業を3回繰り返してください。

3回ゆでこぼした皮を好みの大きさに切りましょう。

2.カットした皮の総量を量ります。皮の重さ30~50%の砂糖とひたひたの水を鍋に入れて、弱火にかけ煮てください。

砂糖がとけるまで優しくかき混ぜ煮ていきます。15~20分くらいで、一度皮を持ち上げてみて、わたのところが透明になっていたら、煮汁を8割ほど捨てます。
少しの煮汁と皮を入れた鍋を再び弱火にかけ、木べらでかき混ぜながら焦がさないように煮詰めていきます。水分がなくなったら火をとめます。
こげないように注意してくださいね。多少煮汁が残っていても問題はありません。

3.オーブンペーパーの上に皮を並べて冷まし、そのまま乾燥させます。
早く乾燥させたい場合は、100度のオーブンで15~30分、低温乾燥させてください。
カットの大きさやお好みの固さにより乾燥時間は変わります。

冷めた皮をグラニュー糖などの砂糖にからませて、再び乾燥させたらできあがり。
私はてんさい糖を、まぶしました。お好みの砂糖で味わってくださいね。

残った果汁で…

私は今回36個分の柚子で作りましたので、果汁もたくさんとれました。
お醤油と合わせてポン酢にしたり、ドレッシングやそのままミネラルウォーターにいれて飲んでも良いですね。

果汁とオーブンに並びきらなかった残りの皮を合わせ、その総計量の80%のきび砂糖を鍋に入れて弱火でトロッとなるまで煮詰め、ちょっとゆるめのジャムを作りました。

きび砂糖なので黒っぽい仕上がりですが、コクのある甘みの中にギュウッと凝縮された柚子の酸味も感じます。ゆるめの柚子ジャムはそのままお湯に溶かして柚子ティーにしたり、トーストしたパンにぬったりしてもおいしいです。

また、お弁当のおかずにも活用!蒸したさつまいもに柚子ジャムをからめました。

ほうれん草の右側にあるのが柚子ジャムをからめたさつまいも

自然の恵みに感謝して、皮から果汁まで余すことなくいただける柚子。砂糖は様々な種類がありますから、色々試して味の違いをみるのもまた発見がありますね。

手間はかかりますが、この季節ならではの台所仕事を楽しみながら、できたてほやほやの柚子ピールでホッとひと息ついてくださいね。



■この記事を書いたのは・・・
おやつ教育家 橋爪ひとみ。
私たちの体は食べたものでできている。でも、それだけではなくて…
過去の人たちが食べてきたもののおかげで今の私たちの体ができている。
だから、昔の知恵料理、食べ継がれてきたものを大切にしたいなあと思いながら作っています。

※ご紹介した内容は個人の感想です。

 
 

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